2021年4月27日
商船三井近海の社長に就任したのは約4年前になる。近海船については、それまではドライバルクの一領域で、それを小型船で行う事業という認識だった。社長就任前も商船三井近海の社外取締役を…続き
2021年4月26日
常務時代に知人から、早稲田大学の大学院商学研究科の藤田精一先生が主宰する「ネオ・ロジスティクス共同研究会」で講演してほしいと頼まれた。なぜ私にお声が掛ったかというと、当時の海運ブ…続き
2021年4月23日
中国の粗鋼生産量と鉄鋼原料輸入量の急増によってドライバルクのマーケットが暴騰し、経済誌などにも取り上げられるようになった。ピーク時にはケープサイズの日建て用船料が1日で5000~…続き
2021年4月22日
2003年以降に中国の鉄鉱石輸入が急増して、中国向けの輸送がものすごい勢いで増えた。このため宝山鋼鉄や首都鋼鉄をはじめ、中国の鉄鋼会社上位10社のうち7社くらいとCOA(数量輸送…続き
2021年4月21日
2002年春に商船三井のライナー部門の組織改編が行われ、米コンコルドにある米国現法が北米と南米を併せて統括することになった。そのトップが後に商船三井で副社長を務めるジョージ・ハヤ…続き
2021年4月20日
チリでの仕事は、コンテナ船がメーンとは言いつつも、他の船種の商売にも関わるなどそれなりに変化に富んでいて、駐在員としていろいろなことに関われたことは良い経験になった。余程の重要な…続き
2021年4月19日
チリでのドライバルクの仕事では、北方から出る銅精鉱の日本向け輸送をサポートしていた。チリは銅の産出量・輸出量が世界一だった。他に鉄鉱石も輸出していた。現在では日本はチリ産の鉄鉱石…続き
2021年4月16日
サンチャゴ事務所はサンパウロ現法の出先なので、3カ月に1回は状況報告のためにサンパウロに行っていた。今後の集荷方針や目標、予算などの話をしていた。当時、定航コンテナ事業は駐在員事…続き
2021年4月15日
1999年6月の辞令で、チリのサンチャゴに首席駐在員として赴任することになった。99年はナビックスラインと合併した直後だったので、赴任前にいたエネルギー部門には旧ナビックスの人も…続き
2021年4月14日
“朝明丸”はホーグLNG社の“ノーマン・レディ”の姉妹船で、タンクが鉄製だった。“朝明丸”の船名を新ビジネスに相応しい船名に変更したいというので、ターミナルのあるミスティック・リ…続き
2021年4月13日
LNG船担当は2年間と短い期間だったが、降って湧いたような話があった。当時、中部電力向けのCOA(数量輸送契約)に投入するために中古で購入した7万5000立方㍍の小型LNG船“朝…続き
2021年4月12日
1989年11月に三井物産への出向から戻ってきて配属されたのが不定期専用船一部鉄鋼原料課で、私はその課長代理の一人になった。当時鉄鋼原料輸送を扱う2つ課があり、それぞれ新日鉄、日…続き
2021年4月9日
1987年10月から1年間は労働組合の専従になり、書記長を務めた。不定期船課の在籍日数が4年半と長くなり、同期の中で一番異動しやすいのは永田だという事になり、本人は希望しなかった…続き
2021年4月8日
米国の横断パイプライン建設プロジェクトであるオール・アメリカン・パイプライン・プロジェクト(AAPL)は、カリフォルニア州とテキサス州を結ぶ石油パイプラインを建設する大事業だった…続き
2021年4月7日
商船三井副社長、商船三井近海社長などを歴任した永田健一氏(商船三井ドライバルク特別顧問)は、自他ともに認めるドライバルクのエキスパートだ。邦船社がドライ事業で海外展開を始めた19…続き
2021年4月2日
記憶に残る仕事といえば、かなり昔の1980年代のことだが、当時の経済企画庁物価局の物価調整課もそうだった。この課の仕事は、公共料金や電気、ガス、米、鉄道、交通関係、教科書などの物…続き
2021年4月1日
1995年から2年間、日本国有鉄道清算事業団に出向して、総務課長を務めた。同事業団は、国鉄の民営化にあたり、固定資産売却による長期債務償還や余剰人員の再就職を促進することを目的と…続き
2021年3月31日
1990年から2年間は、国土庁防災局震災対策課で防災企画官を務めた。そして、ここである出来事に対応したことが、役人として最も重要なことは何か考えるきっかけとなる。 その出来事…続き
2021年3月30日
私は1975年(昭和50年)に旧運輸省に入省し、最初に配属されたのは海運局外航課だった。当時外航課で主に扱っていたトピックスは、「南北問題」と「便宜置籍船問題」だ。私が入省する前…続き
2021年3月29日
日本の外航海運の国際競争力の源泉の1つに国内の「海事クラスター」の存在がある。海事クラスターという言葉は日本の海事産業の集積を表す言葉として業界内に定着しているが、海事プレスによ…続き