次代への戦訓

    2023年9月26日

    《連載》次代への戦訓/名門大洋フェリー前会長・阿部哲夫氏②、関西/九州航路のフェリー会社合併無料

     私は生まれ育ちも神戸で、1966年に甲南大学経営学部を卒業し産業ベルトメーカーの阪東調帯ゴム(現バンドー化学)に入社し、11年間営業部門で勤務した。仕事にやりがいを持っていたが京続き

    2023年9月25日

    《連載》次代への戦訓/名門大洋フェリー前会長・阿部哲夫氏①、高速無料化などの課題に業界団結無料

     名門大洋フェリーの前社長・会長でフェリー業界の発展に長年貢献した阿部哲夫氏。競争の激しい関西/九州航路で貨物・旅客スペースを重視したフェリーを新造するなど、過去にとらわれない事業続き

    2023年9月22日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問⑨、個人の成長が会社の成長に繋がる

     今年3月末に商船三井の執行役員を退任、6月の株主総会で取締役を退任し、現在顧問を務めている。顧問とはアドバイザーであるが、エネルギー事業活動については口出しすることは慎んで、これ続き

    2023年9月21日

    《連載》次代への戦訓、商船三井・松坂顕太顧問⑧、日本海事クラスター、強み・価値を見直す

     日本社会における経済価値と社会価値について考えてみると、いろいろな課題が浮かび上がってくる。「もの消費」から「こと消費」と言われるが、私たち日本人は、体験、すなわちサービスに価値続き

    2023年9月20日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問⑦、「異」を受け入れ、真の多様性を備える

     これからの商船三井のビジネス展開においてどのような人材が必要になるか。エネルギー分野では事業領域をトランスフォームしてきているので、新たな分野の専門家が不可欠になる。われわれは海続き

    2023年9月19日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問⑥、変化をチャンスに、広く種を蒔く

     2020年からエネルギー事業部門の本部長を務めた。脱炭素の動きが世界的に加速した中で、常に変わり続けること、自分で考え、行動することが重要だと考えてきた。  昨今、脱炭素という続き

    2023年9月15日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問⑤、困難に挑戦し“世界一のLNG船社”を超えた存在に

     商船三井はLNG船事業で難易度の高いビジネスにも取り組んできた。中国、ロシア、インド、FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備)、砕氷LNG船、LNG発電船、FLNG(浮体式LN続き

    2023年9月14日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問④、LNGのコモディティ化に対応

     LNG船ビジネスは長期安定ビジネスとして捉えられてきた。LNG船はプロジェクトごとに張り付き配船されていて、用船マーケットがなかったため、船が何らかの原因でLNGを輸送することが続き

    2023年9月13日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問③、ビジネスで相対する「ひと」をみる

     数ある船種の中でもLNG船は、長期契約がベースとなるスモールワールドである。限られた顧客と長い付き合いが続くビジネスにおいてパートナーシップの重要性を強く感じた。用船者にも、船社続き

    2023年9月12日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問②、ドライ復帰希望もLNG船部へ

     ドライバルク部門の後、1998〜2002年は秘書室に配属され、生田社長・会長の秘書を務めた。自分は営業向きの人間と思っていたので、この異動には驚いた。  秘書室時代に学んだこと続き

    2023年9月11日

    《連載》次代への戦訓/商船三井・松坂顕太顧問①、激変する世の中で、自らが変わり続ける

     商船三井でエネルギー営業本部を担当する専務執行役員を務め、3月末に退任した松坂顕太氏(6月に取締役退任)。現在は同社の顧問として、商船三井グループが手掛ける外国人人材派遣に関わる続き

    2023年7月31日

    《連載》次代への戦訓/マーシャルアイランド海事局シニアアドバイザー 岡本雅治氏④、ゼロからイチを産み出す難しさから学ぶ

     その後、さまざまな船籍に一緒に仕事をしないかと声をかけていただいた。当時私はもう60歳になっていたこともあり、もう業界での仕事はいいかなというのが本音だったが、マーシャルアイラン続き

    2023年7月28日

    《連載》次代への戦訓/マーシャルアイランド海事局シニアアドバイザー 岡本雅治氏③、難航極めた交渉を仲介、自らも業務に奔走

     その後、1992年からパナマ・ビューローというパナマ政府の代行機関の1つで働くことになり、私が日本における代理店であるマリン・ビューローという会社を受け継いだ。私がロイドで国際条続き

    2023年7月27日

    《連載》次代への戦訓/マーシャルアイランド海事局シニアアドバイザー 岡本雅治氏②、2度の送別会を経て船級へ

     三保造船所で順調に社会人としてのキャリアを滑り出したが、いわゆる「200海里問題」が大きな影を落とすことになった。魚の多くは大陸棚という陸から近い浅いところ、つまり領海にいる。た続き

    2023年7月25日

    《連載》次代への戦訓/マーシャルアイランド海事局シニアアドバイザー 岡本雅治氏①、身近で建造される船を見ながら育つ

     造船所、船級、船籍と海事産業においてさまざまなキャリアを積み重ねてきたマーシャルアイランド海事局の岡本雅治氏。中でも船籍時代には、ISPSコードに基づく船舶保安計画(SSP)承認続き

    2023年4月14日

    《連載》次代への戦訓/岩本洋・造船関係専門家委員会(CESS)前委員長⑤、造船業の声届けるには信頼獲得を

     造船専門家委員会(CESS)で忘れられないエピソードがある。SOLAS条約(海上人命安全条約)では気密性を確認するための水圧テストが義務付けられているが、ルールができた当時に比べ続き

    2023年4月13日

    《連載》次代への戦訓/岩本洋・造船関係専門家委員会(CESS)前委員長④、造船の技術意見を発信する場ができた

     造船関係専門委員会(CESS)が塗装基準(PSPC)に共同で取り組んだ経験から、造船業が一体で動くことが良いという機運が他国の造船業の中にも醸成された。これが、その後の国際団体A続き

    2023年4月12日

    《連載》次代への戦訓/岩本洋・造船関係専門家委員会(CESS)前委員長③、塗装規制問題が造船業の意識変えた

     2002年に、日本造船工業会の企画部会に参加した。当社の前任者が退職したことで代わりに私が入ったのだが、ここから業界活動に関わることになった。  2002年は船主、船級協会、造続き

    2023年4月11日

    《連載》次代への戦訓/岩本洋・造船関係専門家委員会(CESS)前委員長②、利害が一致しない相手との交渉

     私は1969年に石川島播磨重工(現IHI)に入社した。外国船営業課に配属され、相生工場の工場営業に就いた。工場営業は、造船所の生産現場と、船主の建造監督との間に立つ仕事だ。監督は続き

    2023年4月10日

    《連載》次代への戦訓/岩本洋・造船関係専門家委員会(CESS)前委員長①、国際協調で造船を持続可能な産業に

     元ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の岩本洋氏(日本造船工業会アドバイザー)は、激しい競合関係にある日本・韓国・中国の造船業が、共通の技術課題などで連携する国際協調体制の構築に続き