2023年1月24日

《特集》2023年の新造船市況予想(下)、新造船価は弱含みも下値は限定的

 新造船価は2021年から上昇に転じ、2022年も資機材価格の高騰や好調な海運市況により、過去10年来の高値圏内で推移した。ただ、2022年後半以降は中国の鋼材価格の下落や海運市況続き

2023年1月23日

《特集》2023年の新造船市況予想(上)、調整局面も平年並みか、日韓中で5578万トン

 新造船マーケットは2021〜22年にかけて発注が回復し、造船所の受注量は2年連続で平年を大幅に上回る水準となった。ただ、22年後半からは用船市況の下落、鋼材価格の高騰継続による船続き

2023年1月20日

《特集》2023年の海運市況予想⑨「近海船」、船腹の減少傾向続く

 近海船の用船市況は2022年上半期まで高水準で推移したが、滞船などのコロナ下の市況押し上げ要因の剥落と鋼材・バイオマスの輸送需要減少で秋口から下落に転じた。ただ、近海船の建造ヤー続き

2023年1月19日

《特集》2023年の海運市況予想⑧「自動車船」、船腹タイト継続、景気減速で下振れも

 自動車船関係者は、同部門の昨年来の船腹需給逼迫が今年も続くと予想している。世界の景気減速による完成車輸送需要の下振れリスクを警戒しつつも、半導体供給不足などの自動車生産の制約の緩続き

2023年1月18日

《特集》2023年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、輸送非効率化で船腹タイトが継続

 2022年のケミカル船市況は、コロナ禍からの回復やウクライナ侵攻による物流の変化などを背景に改善し活況を呈した。石油製品分野で欧州向けの輸送需要が増えトンマイルが延伸したためプロ続き

2023年1月17日

《特集》2023年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、代替調達の本格化でトンマイル延伸

 2022年のプロダクト船市況は各主要船型ともにおおむね損益分岐点を超え、好調だった。ウクライナ侵攻を境にロシア出しの石油製品の主な仕向け地であった欧州が調達先をシフトし、米国や中続き

2023年1月16日

《特集》2023年の海運市況予想⑤「VLGC」、環境規制が船腹引き締めに寄与

 2022年の大型LPG船(VLGC)市況はおおむね好調だった。中東/日本航路では年初、荷動きの少なさなどから損益分岐点を下回る局面もあったが、3月以降回復。ウクライナ侵攻を背景に続き

2023年1月13日

《特集》2023年の海運市況予想④「LNG船」、平均15万〜20万ドル予測、高値継続

 LNG船はロシアによるウクライナ侵攻の影響を最も大きく受け、2022年に「異常」ともいえる高騰市況となった。23年も前年と同様の高値市況が継続するとの見方が多い。脱炭素への移行期続き

2023年1月12日

《特集》2023年の海運市況予想③「VLCC」、トンマイル伸長で好調継続

 2022年の中東/極東航路のVLCCスポット運賃市況は、年後半にかけ大きな伸びを見せ、WS(ワールドスケール)の最高値は129.91、最低値は31.86と変動幅が大きな1年となっ続き

2023年1月11日

《特集》2023年の海運市況予想②「中小型バルカー」、前年比下落も損益分岐点超え

 2022年の中小型バルカー(パナマックス/ハンディマックス/ハンディサイズ)用船市況は年間平均が全船型で2万ドルを超え、前年に続き高水準で推移した。下期にコロナ禍に起因した市況押続き

2023年1月10日

《特集》2023年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想は1.8万ドル前後

 ケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の2022年の年間平均値は前年比1万7148ドル安い日建て1万6177ドルとなった。上期までは21年からの好調な市況が継続したが、下期はコ続き

2022年1月25日

《特集》2022年の新造船市況予想(下)、船価はもう一段上昇か、用船料との乖離懸念も

 新造船価は2021年から上昇に転じて右肩上がりで推移しており、足元では過去10年来の高値となっている。ただ、資材高により造船所の建造コストには見合っておらず、造船所は提示船価を下続き

2022年1月24日

《特集》2022年の新造船市況予想(上)、需要継続も調整局面か、日韓中で5884万トン

 2021年の新造船マーケットは潮目が大きく変わり、海運市況の高騰などにより、コンテナ船やバルカーが発注ブームの様相となり、多くの造船所が2~3年程度の手持ち工事を確保した。日本の続き

2022年1月21日

《特集》2022年の海運市況予想⑨「近海船」、船腹需給タイトが継続

 近海船の用船市況は2021年に急騰し、1万3000~1万4000重量トン型の日本出し東南アジア向け往航スポット用船料は日建て1万6000~2万ドルに達した。特に中国などの海外船社続き

2022年1月20日

《特集》2022年の海運市況予想⑧「自動車船」、部品供給問題緩和で再び回復軌道へ

 自動車船は貨物船の中で新型コロナウイルス感染拡大の影響を最も受け、荷動きが2020年4月以降半分以下に激減した。ただ、自動車販売の再開を受けて荷動きは20年7月以降回復に転じた。続き

2022年1月19日

《特集》2022年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、化学品プラント拡張で荷動き増加

 2021年のケミカル船市況は2月に米国で発生した大寒波に大きく影響を受けた。化学品プラントの生産設備の停止によりアジア出し欧米向けの荷動きは好調となったが、欧米からの輸出量は低下続き

2022年1月18日

《特集》2022年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、ジェット燃料需要回復に期待

 2021年のプロダクト船市況は各主要船型ともにおおむね損益分岐点を割り込む低市況が続いた。コロナ禍の影響でジェット燃料をはじめとする石油製品需要の低下が継続。カーゴ不足が各船型と続き

2022年1月17日

《特集》2022年の海運市況予想⑤「VLGC」、パナマ混雑で船腹引き締めに寄与

 2021年の大型LPG船(VLGC、8万立方㍍程度)市況はおおむね好調だった。年初は米国での寒波が影響し東西間のLPGの値差が縮小したことなどから下落基調が続いたが、春以降は回復続き

2022年1月14日

《特集》2022年の海運市況予想④「LNG船」、高値市況が継続、高値は日建て30万ドルも

 LNG船のスポット用船マーケットは、2021年は予想に反して高値で推移したが、22年も引き続き高値を見込む声が多い。本紙アンケートで、市場関係者による年間平均用船料の予想は「日建続き

2022年1月13日

《特集》2022年の海運市況予想③「VLCC」、原油需要回復と解撤進展でプラス

 2021年の中東/極東航路のVLCCスポット運賃市況は、WS(ワールドスケール)で最高値46.27、最低値28.29と損益分岐点を下回る地を這はうような低市況となった。市況低迷の続き