市況予測特集

2019年1月21日

2019年の海運市況予想⑤「VLGC」、新規プロジェクトによるLPG供給増に期待

 大型LPG船(VLGC=8万立方㍍型前後)のスポット運賃市況は2018年前半、一時20ドルまで低迷したが、その後は回復し、35ドルを上回る水準を維持した。市場関係者は19年の中東続き

2019年1月18日

2019年の海運市況予想④「LNG船」、高値が継続、新鋭船平均「7万~11万ドル」

 2017年冬から回復基調に入った大型LNG船のスポット運賃市況。英ブローカー、クラークソンによると18年の平均値は新鋭船が日建て8万9000ドル、旧式船が5万2000ドルとなり、続き

2019年1月17日

2019年の海運市況予想③「VLCC」、平均で損益分岐点以上か、トンマイル増加

 VLCC(大型原油タンカー)は2018年前半、低迷に見舞われたものの、後半は急騰し、一時はWS99にまで達した。19年のVLCC市況について、市場関係者は中東積み日本向けのWS(続き

2019年1月16日

2019年の海運市況予想②「中小型バルカー」、全船型で損益分岐点に到達

 2019年の中小型バルカー市況は、前年比で1~2割上昇した18年水準からもう一段改善し、全船型で損益分岐点に到達すると予想されている。大宗貨物である穀物、石炭、マイナーバルクの荷続き

2019年1月15日

2019年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均2万ドル、採算ライン迫る

 2019年のケープサイズ市況は回復傾向が続いた18年水準からもう一段上昇し、採算ラインに迫ると予想されている。市場関係者の年間平均予想は1万8000ドル~2万2000ドルで、2万続き

2018年1月24日

2018年の新造船市況予想(下)、新造船価、規制対応で上昇

 2017年はバルカーの新造船価が底を打った。2018年はドライバルク市況の上昇や先高観に加えて、規制対応で建造コストが増加することから、大半の関係者がさらなる船価の上昇を予想した続き

2018年1月23日

2018年の新造船市況予想(上)、回復への期待高まる、日韓中で計5000万トン

 昨年は大底を脱して回復の兆しも見られ始めた新造船市場。本格回復への期待も高まる中、今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営・営業トップや総合商社の船続き

2018年1月22日

2018年の海運市況予想⑧「近海船」、ドライ市況上昇で改善継続へ

 2017年の近海船(アジア域内の在来船)マーケットは、ドライバルク市況の上昇に伴って改善した。関係者は18年もこの傾向が続くと予想しており、太宗船型の1万2000重量トン型船の日続き

2018年1月19日

2018年の海運市況予想⑦「自動車船」、日本出し完成車、横ばいか微増

 邦船大手3社の自動車船担当者に18年の見通しを聞いたところ、日本出し完成車輸出台数の予想は17年並みか微増という回答で、荷動きの傾向は前年から大きくは変わらないと見られている。大続き

2018年1月18日

2018年の海運市況予想⑥「ケミカル船」、新造流入も好転期待、他船種から影響注視

 2018年のケミカル船運賃市況は、本格的な回復には時間がかかりそうだが、市場関係者は好転を期待する。プラス要素になるのは石油化学プラントの新増設による中東や米国からの出荷増加だ。続き

2018年1月17日

2018年の海運市況予想⑤「VLGC」、低迷市況脱出に期待、新造船流入が一服

 大型LPG船(VLGC=8万立方㍍型前後)は2017年、スポット運賃市況の低迷に見舞われた。指標となる中東/日本航路でトン当たり20ドル台~30ドル台半ばを中心に推移し、採算割れ続き

2018年1月16日

2018年の海運市況予想④「LNG船」、新規プロジェクト稼働が大きく左右

 LNG船のスポット運賃市況は近年低迷が続いたが、2017年後半から回復期に入った。18年は豪州と米国を中心に多くの新規LNG生産・輸出プロジェクトの稼働が予定されているほか、17続き

2018年1月15日

2018年の海運市況予想③「VLCC」、新造船多く平均で損益分岐点以下か

 VLCCは2017年、スポット運賃市況の低迷に見舞われた。市場関係者は18年の中東積み日本向けのWS(ワールドスケール)年間平均を「WS50~WS66.5」の幅で予測した。VLC続き

2018年1月12日

2018年の海運市況予想②「中小型バルカー」、全船型で回復継続、採算ライン超えも

 2018年の中小型バルカー市況は、大底を脱し大幅に改善した17年水準からもう一段上昇し、全船型で採算ラインに迫ると予想されている。船隊コストによっては損益分岐点を上回るケースも出続き

2018年1月11日

2018年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均1.7万ドル超、需給改善進む

 2018年のケープサイズ市況は、大底を脱し大幅に改善した17年の堅調な地合いが続き、前年水準からもう一段上昇すると予想されている。市場関係者の年間平均予想は1万5000ドル~1万続き

2017年1月27日

2017年の新造船市況予想(下)、新造船価、後半から上昇か、SOx規制焦点

 2016年は新規案件そのものも少なかったが、それと連動するように新造船価も下落基調が続いた。既に造船所にとって採算は厳しい水準にある上、新規制対応で建造コストがさらに上昇すること続き

2017年1月26日

2017年の新造船市況予想(上)、回復基調も低水準、日韓中で計3000万トン

 昨年は前年の駆け込み発注の反動減や海運市況の低迷で記録的な低水準となった新造船市場。今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営・営業トップや総合商社の続き

2017年1月25日

2017年の海運市況予想⑧「近海船」、PKS輸入堅調で復航荷動き改善

 近海船(アジア域内を航行する在来船)の市況は2016年も低迷が続いた。アジア出し日本向けの復航マーケットが引き続き低調なためで、マレーシア産合板、タイ産砂糖などの荷動き減少が響い続き

2017年1月24日

2017年の海運市況予想⑦「自動車船」、日本出し完成車、前年並みを見込む

 自動車船部門の2016年は、米国、EU向けの荷動きは好調だったが、ロシア、中近東、アフリカ、南米など資源国向けの荷動きが低迷。資源国向けの輸送は相対的に収益性が高いため、自動車船続き

2017年1月23日

2017年の海運市況予想⑥「ケミカル船」、需要増期待も流動的、MR市況から影響も

 化学品や動植物油脂を輸送するケミカル船のスポット運賃マーケットは2015年から16年前半に改善した。しかし、16年の後半から再び市況が下落。ファンド勢を含む新規参入などを背景に大続き