2018年1月16日

2018年の海運市況予想④「LNG船」、新規プロジェクト稼働が大きく左右

 LNG船のスポット運賃市況は近年低迷が続いたが、2017年後半から回復期に入った。18年は豪州と米国を中心に多くの新規LNG生産・輸出プロジェクトの稼働が予定されているほか、17続き

2018年1月15日

2018年の海運市況予想③「VLCC」、新造船多く平均で損益分岐点以下か

 VLCCは2017年、スポット運賃市況の低迷に見舞われた。市場関係者は18年の中東積み日本向けのWS(ワールドスケール)年間平均を「WS50~WS66.5」の幅で予測した。VLC続き

2018年1月12日

2018年の海運市況予想②「中小型バルカー」、全船型で回復継続、採算ライン超えも

 2018年の中小型バルカー市況は、大底を脱し大幅に改善した17年水準からもう一段上昇し、全船型で採算ラインに迫ると予想されている。船隊コストによっては損益分岐点を上回るケースも出続き

2018年1月11日

2018年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均1.7万ドル超、需給改善進む

 2018年のケープサイズ市況は、大底を脱し大幅に改善した17年の堅調な地合いが続き、前年水準からもう一段上昇すると予想されている。市場関係者の年間平均予想は1万5000ドル~1万続き

2017年1月27日

2017年の新造船市況予想(下)、新造船価、後半から上昇か、SOx規制焦点

 2016年は新規案件そのものも少なかったが、それと連動するように新造船価も下落基調が続いた。既に造船所にとって採算は厳しい水準にある上、新規制対応で建造コストがさらに上昇すること続き

2017年1月26日

2017年の新造船市況予想(上)、回復基調も低水準、日韓中で計3000万トン

 昨年は前年の駆け込み発注の反動減や海運市況の低迷で記録的な低水準となった新造船市場。今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営・営業トップや総合商社の続き

2017年1月25日

2017年の海運市況予想⑧「近海船」、PKS輸入堅調で復航荷動き改善

 近海船(アジア域内を航行する在来船)の市況は2016年も低迷が続いた。アジア出し日本向けの復航マーケットが引き続き低調なためで、マレーシア産合板、タイ産砂糖などの荷動き減少が響い続き

2017年1月24日

2017年の海運市況予想⑦「自動車船」、日本出し完成車、前年並みを見込む

 自動車船部門の2016年は、米国、EU向けの荷動きは好調だったが、ロシア、中近東、アフリカ、南米など資源国向けの荷動きが低迷。資源国向けの輸送は相対的に収益性が高いため、自動車船続き

2017年1月23日

2017年の海運市況予想⑥「ケミカル船」、需要増期待も流動的、MR市況から影響も

 化学品や動植物油脂を輸送するケミカル船のスポット運賃マーケットは2015年から16年前半に改善した。しかし、16年の後半から再び市況が下落。ファンド勢を含む新規参入などを背景に大続き

2017年1月20日

2017年の海運市況予想⑤「VLGC」、状況一転のVLGC、最悪期脱するか

 2016年にタンカーの中で特に市況悪化が著しかったのは液化石油ガス(LPG)を輸送する大型LPG船(VLGC、8万立方㍍前後)だった。市況低迷の原因の1つが新造船流入による船腹量続き

2017年1月19日

2017年の海運市況予想④「LNG船」、生産プロジェクト稼働で改善に期待

 液化天然ガス(LNG)を輸送する大型LNG船のスポット・マーケットは2016年、改善の兆候が見られた。市場関係者の17年市況予測は16万立方㍍型のDFDE船(二元燃料ディーゼル機続き

2017年1月18日

2017年の海運市況予想③「VLCC」、新造船流入継続で、16年並みか軟化

 2016年のVLCC(大型原油タンカー)運賃市況は夏場を中心に大きく低迷したが、年初の高値と10月以降の回復で、平均値は損益分岐点を上回り好調といえる水準だった。今年17年は16続き

2017年1月17日

2017年の海運市況予想②「中小型バルカー」、ハンディマックス供給増が懸念材料

 2017年の中小型バルカー市況は、全船型で16年水準から改善すると予想されている。市場関係者の年間平均予想はパナマックスが6800~1万3000ドル、スープラマックスが6500~続き

2017年1月16日

2017年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均1~2万ドル、需給改善進む

 2017年のケープサイズ市況は、大底を脱し回復軌道に乗った昨秋以降の堅調な地合いが続き、16年水準から改善すると予想されている。市場関係者の年間平均予想は1~2万ドルとなった。中続き

2016年1月28日

2016年の新造船市況予想(下)、新造船価、年後半の上昇に期待

 15年の新造船の受注量は高水準だったものの、船価水準はバルカーを中心に下落基調が続いた。16年は新規制の適用に伴って、造船所の建造コストは上昇するものの、海運市況の低迷と相殺され続き

2016年1月27日

2016年の新造船市況予想(上)、日韓中とも大幅減か、計4000万トン

 昨年は新共通構造規則(調和化船体構造規則:H-CSR)や窒素酸化物(NOx)3次規制適用前の駆け込み発注が相次いだ新造船市場。今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。続き

2016年1月26日

2016年の海運市況予想⑦「近海船」、PKS荷動き増加に期待

 近海船(アジア域内を航行する1万重量トン前後の在来船)の15年の市況は、依然として回復の兆しが見えなかった。アジア出し復航マーケットが引き続き低調で、マレーシア産合板の荷動き減少続き

2016年1月25日

2016年の海運市況予想⑥「自動車船」、日本出し完成車、15年並み予想

 2015年の日本からの自動車輸出台数は、CKDを除いた完成車ベースで420~430万台になったもようで、3年ぶりに増加に転じたとみられる。ロシア、南米など新興国・資源国の低迷を好続き

2016年1月22日

2016年の海運市況予測⑤「VLGC」、パナマ運河・中国景気、需給に影響

 液化石油ガス(LPG)を輸送する大型LPG船(VLGC、8万立方㍍型前後)は近年、市況好調を謳歌した船種の筆頭だ。米国のシェール革命や新規LNGプロジェクトの立ち上がりで&ldq続き

2016年1月21日

2016年の海運市況予測④「LNG船」、生産プロジェクト稼働で回復へ

 液化天然ガス(LNG)を輸送するLNG船の2016年のスポット運賃市況は、16万立方㍍型前後のDFDE(二元燃料ディーゼル発電推進機関)の搭載船で年間平均「日建て用船料換算で3万続き