市況予測特集

2023年1月11日

《特集》2023年の海運市況予想②「中小型バルカー」、前年比下落も損益分岐点超え

 2022年の中小型バルカー(パナマックス/ハンディマックス/ハンディサイズ)用船市況は年間平均が全船型で2万ドルを超え、前年に続き高水準で推移した。下期にコロナ禍に起因した市況押続き

2023年1月10日

《特集》2023年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想は1.8万ドル前後

 ケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の2022年の年間平均値は前年比1万7148ドル安い日建て1万6177ドルとなった。上期までは21年からの好調な市況が継続したが、下期はコ続き

2022年1月25日

《特集》2022年の新造船市況予想(下)、船価はもう一段上昇か、用船料との乖離懸念も

 新造船価は2021年から上昇に転じて右肩上がりで推移しており、足元では過去10年来の高値となっている。ただ、資材高により造船所の建造コストには見合っておらず、造船所は提示船価を下続き

2022年1月24日

《特集》2022年の新造船市況予想(上)、需要継続も調整局面か、日韓中で5884万トン

 2021年の新造船マーケットは潮目が大きく変わり、海運市況の高騰などにより、コンテナ船やバルカーが発注ブームの様相となり、多くの造船所が2~3年程度の手持ち工事を確保した。日本の続き

2022年1月21日

《特集》2022年の海運市況予想⑨「近海船」、船腹需給タイトが継続

 近海船の用船市況は2021年に急騰し、1万3000~1万4000重量トン型の日本出し東南アジア向け往航スポット用船料は日建て1万6000~2万ドルに達した。特に中国などの海外船社続き

2022年1月20日

《特集》2022年の海運市況予想⑧「自動車船」、部品供給問題緩和で再び回復軌道へ

 自動車船は貨物船の中で新型コロナウイルス感染拡大の影響を最も受け、荷動きが2020年4月以降半分以下に激減した。ただ、自動車販売の再開を受けて荷動きは20年7月以降回復に転じた。続き

2022年1月19日

《特集》2022年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、化学品プラント拡張で荷動き増加

 2021年のケミカル船市況は2月に米国で発生した大寒波に大きく影響を受けた。化学品プラントの生産設備の停止によりアジア出し欧米向けの荷動きは好調となったが、欧米からの輸出量は低下続き

2022年1月18日

《特集》2022年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、ジェット燃料需要回復に期待

 2021年のプロダクト船市況は各主要船型ともにおおむね損益分岐点を割り込む低市況が続いた。コロナ禍の影響でジェット燃料をはじめとする石油製品需要の低下が継続。カーゴ不足が各船型と続き

2022年1月17日

《特集》2022年の海運市況予想⑤「VLGC」、パナマ混雑で船腹引き締めに寄与

 2021年の大型LPG船(VLGC、8万立方㍍程度)市況はおおむね好調だった。年初は米国での寒波が影響し東西間のLPGの値差が縮小したことなどから下落基調が続いたが、春以降は回復続き

2022年1月14日

《特集》2022年の海運市況予想④「LNG船」、高値市況が継続、高値は日建て30万ドルも

 LNG船のスポット用船マーケットは、2021年は予想に反して高値で推移したが、22年も引き続き高値を見込む声が多い。本紙アンケートで、市場関係者による年間平均用船料の予想は「日建続き

2022年1月13日

《特集》2022年の海運市況予想③「VLCC」、原油需要回復と解撤進展でプラス

 2021年の中東/極東航路のVLCCスポット運賃市況は、WS(ワールドスケール)で最高値46.27、最低値28.29と損益分岐点を下回る地を這はうような低市況となった。市況低迷の続き

2022年1月12日

《特集》2022年の海運市況予想②「中小型バルカー」、高水準のマーケット継続

 2021年の中小型バルカー(パナマックス/ハンディマックス/ハンディサイズ)用船市況は、年間平均が2万5000~2万6000ドル台で最高値が4万ドルに迫るなど、海運ブーム期に匹敵続き

2022年1月11日

《特集》2022年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想2.5万ドル以上

 英ボルチック・エクスチェンジのケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の2021年の年間平均値は前年比2万255ドル高い3万3325ドルとなり、同船型の標準的な損益分岐点とされる続き

2021年1月26日

2021年の新造船市況予想(下)、新造船価、操業確保重しも後半から上昇か

 20年は新造船の発注が低迷する中で、造船所の操業確保への動きが強まり、新造船価は下落基調が続いた。足元の船価水準は底値に近い水準となり、これ以上の安値では立ち行かなくなるとの見方続き

2021年1月25日

《特集》2021年の新造船市況予測(上)、低調も環境対応商談に期待、日韓中で4368万トン

 2020年の新造船マーケットは、コロナ禍の影響と、将来的な温室効果ガス(GHG)排出規制強化に伴う船の陳腐化リスクへの懸念が強まり、発注低迷が続いた。日本の造船所の経営・営業トッ続き

2021年1月22日

《特集》2021年の海運市況予想⑨「近海船」、日本出し鋼材荷動きの回復に注目

 邦船社の近海船部門(アジア域内を航行する1万重量トン前後の在来船・バルカー)は、日本出しアジア向けの往航で鋼材などを輸送し、その復航で合板やバイマス燃料のパームヤシ殻(PKS)や続き

2021年1月21日

《特集》2021年の海運市況予想⑧「自動車船」、コロナ前水準への回復は22年以降か

 自動車船は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で荷動きが一時は半減した。ただ、昨年以降は北米、豪州向けを中心に回復に転じた。21年度の自動車船の荷動きの見通しについて、邦船3社の同続き

2021年1月20日

《特集》2021年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、「スウィング船」退出ならプラス

 2021年のケミカル船市況を占うカギはやはりコロナ禍からの復興状況だ。20年は「コロナ禍の状況下でも化学品・油脂の堅調な需要が証明された」(市場関係者)が、人の移動の再開などによ続き

2021年1月19日

《特集》2021年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、ジェット燃料減が重石、需要回復頼みに

 プロダクト船は過去10~20年でプレーヤー、船隊規模ともに大きく増えた船種であり、2020年はそこにコロナ禍の需要減退が直撃した。市場関係者による21年の市況予測は年間平均が損益続き

2021年1月18日

《特集》2021年の海運市況予想⑤「VLGC」、アジア需要・米国出荷で好調継続

 2020年の大型LPG船(VLGC)のスポット用船市況はおおかた好調が続いた。一時は日建て1万ドル台まで落ち込む局面も見られたが、大半で一般的な損益分岐点とされる日建て2万500続き