市況予測特集

2017年1月20日

2017年の海運市況予想⑤「VLGC」、状況一転のVLGC、最悪期脱するか

 2016年にタンカーの中で特に市況悪化が著しかったのは液化石油ガス(LPG)を輸送する大型LPG船(VLGC、8万立方㍍前後)だった。市況低迷の原因の1つが新造船流入による船腹量続き

2017年1月19日

2017年の海運市況予想④「LNG船」、生産プロジェクト稼働で改善に期待

 液化天然ガス(LNG)を輸送する大型LNG船のスポット・マーケットは2016年、改善の兆候が見られた。市場関係者の17年市況予測は16万立方㍍型のDFDE船(二元燃料ディーゼル機続き

2017年1月18日

2017年の海運市況予想③「VLCC」、新造船流入継続で、16年並みか軟化

 2016年のVLCC(大型原油タンカー)運賃市況は夏場を中心に大きく低迷したが、年初の高値と10月以降の回復で、平均値は損益分岐点を上回り好調といえる水準だった。今年17年は16続き

2017年1月17日

2017年の海運市況予想②「中小型バルカー」、ハンディマックス供給増が懸念材料

 2017年の中小型バルカー市況は、全船型で16年水準から改善すると予想されている。市場関係者の年間平均予想はパナマックスが6800~1万3000ドル、スープラマックスが6500~続き

2017年1月16日

2017年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均1~2万ドル、需給改善進む

 2017年のケープサイズ市況は、大底を脱し回復軌道に乗った昨秋以降の堅調な地合いが続き、16年水準から改善すると予想されている。市場関係者の年間平均予想は1~2万ドルとなった。中続き

2016年1月28日

2016年の新造船市況予想(下)、新造船価、年後半の上昇に期待

 15年の新造船の受注量は高水準だったものの、船価水準はバルカーを中心に下落基調が続いた。16年は新規制の適用に伴って、造船所の建造コストは上昇するものの、海運市況の低迷と相殺され続き

2016年1月27日

2016年の新造船市況予想(上)、日韓中とも大幅減か、計4000万トン

 昨年は新共通構造規則(調和化船体構造規則:H-CSR)や窒素酸化物(NOx)3次規制適用前の駆け込み発注が相次いだ新造船市場。今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。続き

2016年1月26日

2016年の海運市況予想⑦「近海船」、PKS荷動き増加に期待

 近海船(アジア域内を航行する1万重量トン前後の在来船)の15年の市況は、依然として回復の兆しが見えなかった。アジア出し復航マーケットが引き続き低調で、マレーシア産合板の荷動き減少続き

2016年1月25日

2016年の海運市況予想⑥「自動車船」、日本出し完成車、15年並み予想

 2015年の日本からの自動車輸出台数は、CKDを除いた完成車ベースで420~430万台になったもようで、3年ぶりに増加に転じたとみられる。ロシア、南米など新興国・資源国の低迷を好続き

2016年1月22日

2016年の海運市況予測⑤「VLGC」、パナマ運河・中国景気、需給に影響

 液化石油ガス(LPG)を輸送する大型LPG船(VLGC、8万立方㍍型前後)は近年、市況好調を謳歌した船種の筆頭だ。米国のシェール革命や新規LNGプロジェクトの立ち上がりで&ldq続き

2016年1月21日

2016年の海運市況予測④「LNG船」、生産プロジェクト稼働で回復へ

 液化天然ガス(LNG)を輸送するLNG船の2016年のスポット運賃市況は、16万立方㍍型前後のDFDE(二元燃料ディーゼル発電推進機関)の搭載船で年間平均「日建て用船料換算で3万続き

2016年1月20日

2016年の海運市況予想③「VLCC」、供給増で需給緩和、老齢船が調整弁に

 VLCC(大型原油タンカー)は2015年、原油価格下落の恩恵を大きく受けた。新造船竣工量も比較的少なく、一時は日建て用船料換算で10万ドルを突破。損益分岐点が日建て3万~3万50続き

2016年1月19日

2016年の海運市況予想②「中小型バルカー」、ウルトラマックス大量竣工に警戒感

 2015年の中小型バルカー(パナマックス/ハンデイマックス/ハンディサイズ)マーケットは、1年を通して記録的な安値水準で推移した。秋の需要期に入ってからも下げ続け、BDI(ボルチ続き

2016年1月18日

2016年の海運市況予想①「ケープサイズ」、中国減速が重し、解撤増加に期待

 2015年のケープサイズ市況は、12年と並ぶ過去最低水準で推移した。マーケットを10年以上にわたって牽引してきた中国向け鉄鉱石の伸びが、同国の景気減速を受けてストップした影響が大続き

2015年1月28日

2015年の新造船市況予想(下)、船価ほぼ横ばいか、新規制や油価が焦点

<アンケート質問事項> 2015年新造船市況について ①主要3カ国の新造船受注量 ②為替相場(1ドル=) ③船価水準(2014年末=100) ④マーケットで注目すべき点 続き

2015年1月27日

2015年の新造船市況予想(上)、受注量は減少か、日韓中で5400万トン

 昨年は騒音規制適用前の駆け込み受注にわいたが、今年の新造船マーケットは果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営・営業トップや総合商社の船舶部門トップ計18社に2015続き

2015年1月26日

2015年の海運市況予想⑥「自動車船」、日本出し完成車の減少基調続く

 日本からの完成車輸出台数は、為替の円安が進んだにもかかわらず14年も減少基調で推移した。邦船大手3社の自動車船担当者が予想した2015年の日本からの完成車輸出台数(CKDを除く完続き

2015年1月23日

2015年の海運市況予測⑤「VLGC」、高値継続、後半は新造流入が増加

 LPGの積載能力が8万立方㍍前後の大型LPG船(VLGC)は、2014年に市況を謳歌した船種の筆頭だった。指標となる中東積み日本向けの運賃は最高値で143ドル(トン当たり、以下同続き

2015年1月22日

2015年の海運市況予測④「LNG船」、強い新造圧力、需要面でプラスも

 LNG船市況は13年まで好調だったが、14年は下落が加速した。投機発注された新造船の竣工が13年後半から本格化する一方、新規のLNG輸出プロジェクトは少なく、輸送需要が伸びなかっ続き

2015年1月21日

2015年の海運市況予想③「VLCC」、新造船減少と需要堅調で改善

 2014年のVLCC(大型原油タンカー)市況は前年と比べて上下動が大きく、需給ギャップの縮小をうかがわせた。実際、スポット運賃は一段階の改善があった。今年は同じ航路で市況の平均を続き