2016年1月20日

2016年の海運市況予想③「VLCC」、供給増で需給緩和、老齢船が調整弁に

 VLCC(大型原油タンカー)は2015年、原油価格下落の恩恵を大きく受けた。新造船竣工量も比較的少なく、一時は日建て用船料換算で10万ドルを突破。損益分岐点が日建て3万~3万50続き

2016年1月19日

2016年の海運市況予想②「中小型バルカー」、ウルトラマックス大量竣工に警戒感

 2015年の中小型バルカー(パナマックス/ハンデイマックス/ハンディサイズ)マーケットは、1年を通して記録的な安値水準で推移した。秋の需要期に入ってからも下げ続け、BDI(ボルチ続き

2016年1月18日

2016年の海運市況予想①「ケープサイズ」、中国減速が重し、解撤増加に期待

 2015年のケープサイズ市況は、12年と並ぶ過去最低水準で推移した。マーケットを10年以上にわたって牽引してきた中国向け鉄鉱石の伸びが、同国の景気減速を受けてストップした影響が大続き

2015年1月28日

2015年の新造船市況予想(下)、船価ほぼ横ばいか、新規制や油価が焦点

<アンケート質問事項> 2015年新造船市況について ①主要3カ国の新造船受注量 ②為替相場(1ドル=) ③船価水準(2014年末=100) ④マーケットで注目すべき点 続き

2015年1月27日

2015年の新造船市況予想(上)、受注量は減少か、日韓中で5400万トン

 昨年は騒音規制適用前の駆け込み受注にわいたが、今年の新造船マーケットは果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営・営業トップや総合商社の船舶部門トップ計18社に2015続き

2015年1月26日

2015年の海運市況予想⑥「自動車船」、日本出し完成車の減少基調続く

 日本からの完成車輸出台数は、為替の円安が進んだにもかかわらず14年も減少基調で推移した。邦船大手3社の自動車船担当者が予想した2015年の日本からの完成車輸出台数(CKDを除く完続き

2015年1月23日

2015年の海運市況予測⑤「VLGC」、高値継続、後半は新造流入が増加

 LPGの積載能力が8万立方㍍前後の大型LPG船(VLGC)は、2014年に市況を謳歌した船種の筆頭だった。指標となる中東積み日本向けの運賃は最高値で143ドル(トン当たり、以下同続き

2015年1月22日

2015年の海運市況予測④「LNG船」、強い新造圧力、需要面でプラスも

 LNG船市況は13年まで好調だったが、14年は下落が加速した。投機発注された新造船の竣工が13年後半から本格化する一方、新規のLNG輸出プロジェクトは少なく、輸送需要が伸びなかっ続き

2015年1月21日

2015年の海運市況予想③「VLCC」、新造船減少と需要堅調で改善

 2014年のVLCC(大型原油タンカー)市況は前年と比べて上下動が大きく、需給ギャップの縮小をうかがわせた。実際、スポット運賃は一段階の改善があった。今年は同じ航路で市況の平均を続き

2015年1月20日

2015年の海運市況予想②「中小型バルカー」、輸送需要増加も供給過剰が重し

 パナマックスからハンディサイズまでの中小型バルカーの用船マーケットは、14年は総じて低調だった。中でもパナマックスは過去最低水準に沈み、引き続き多い新造船竣工量と中国の石炭輸入量続き

2015年1月19日

2015年の海運市況予想①「ケープサイズ」、需給ギャップ縮小で前年比改善

 2014年のケープサイズ・バルカー用船市況は大幅に改善するという当初の予想に反し、総じて低調に推移した。主要航路平均用船料の年間平均は約1万4000ドルと4年連続で同船型の平均的続き

2014年1月21日

2014年の新造船市況予想(下)、船価は1~2割上昇か、シェールガスに注目

<アンケート質問事項> 2014年の新造船市況について ①主要3カ国の造船船受注量 ②船価水準(2013年末を100として) ③発注の中心となる船種・船型 ④マーケットで注目すべき続き

2014年1月20日

2014年の新造船市況予想(上)、受注量4割減か、予想平均5000万総トン

 本格回復を視野に入れた受注活動が焦点となる2014年に新造船マーケットはどう動くのか。日本を代表する造船所の経営・営業トップや商社の船舶部長に予想してもらった。日・韓・中の3カ国続き

2014年1月17日

2014年の海運市況予想(下)「VLCC」、中東/日本、「WS50~55」へ改善

 2014年のVLCC市況について邦船社や海運ブローカーの予測は、13年の基準運賃をベースとして平均で「WS50~55」が大勢だ。「船腹供給量が減速航海で調整されている状況は変わら続き

2014年1月16日

2014年の海運市況予想(中)「中小型バルカー」、竣工量多いが前年比で改善へ

 パナマックス以下の中小型バルカー市況は、2010年以降の新造船大量竣工と世界景気減速を受けて2012年から本格的な不況に突入した。昨年も前半は採算ライン割れで低迷したが、秋以降上続き

2014年1月15日

2014年の海運市況予想(上)「ケープサイズ」、年間平均で採算ライン回復か

 2013年のケープサイズ・バルカー用船市況は、予想以上に変動の激しいマーケットとなった。前半は過去2年と同様に1万ドルを下回る低水準で推移したが、秋以降急騰。主要4航路平均用船料続き

2013年1月18日

2013年の新造船市況予想(下)、船価は底値圏で小幅推移か、建造コストでは下限

<アンケート質問事項> 2013年の新造船市況について ①主要3カ国の造船船受注量 ②船価水準(2012年末を100として) ③発注の中心となる船種・船型 ④マーケットで注目すべき続き

2013年1月17日

2013年の新造船市況予想(上)、需要は底ばいか、予想平均3200万総トン

 事業存続に向けて多くの造船所にとって工事量確保が至上命題となる2013年の新造船マーケットはどうなるのか。日本・韓国を代表する造船所の経営・営業トップやマーケティング部門、商社の続き

2013年1月16日

2013年の海運市況予測(下)「VLCC」、上値重いが前年比改善へ

 2009年から続く、VLCCをはじめとするタンカー市況の低迷は、海外を中心とする多くの海運会社を経営難に追い込んだ。今年の市況はどうなるだろうか。本紙が行った市場関係者へのアンケ続き

2013年1月15日

2013年の海運市況予想(中)「中小型バルカー」、船腹過剰問題で弱地合い継続か

 パナマックスからハンディサイズまでの中小型バルカー市況の昨年の大暴落は、オペレーターの経営危機をはじめとして業界にさまざまな影響を及ぼした。対象貨物・トレードが多岐にわたるこの部続き