2015年1月21日

2015年の海運市況予想③「VLCC」
新造船減少と需要堅調で改善

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 2014年のVLCC(大型原油タンカー)市況は前年と比べて上下動が大きく、需給ギャップの縮小をうかがわせた。実際、スポット運賃は一段階の改善があった。今年は同じ航路で市況の平均を「WS(ワールドスケール)50~55」(14年基準)と予測する声が多かった。需要面のプラス要素は、世界の石油需要の伸びが鈍化するものの増加傾向が続くこと、特に中国やインドを中心とする新興国の需要増加が期待されるこ...