市況予測特集

2021年1月15日

《特集》2021年の海運市況予想④「LNG船」、コロナ禍収束と米国出荷動向がカギに

 市場関係者による2021年のLNG船市況の予測は、MEGIやX-DFエンジンを搭載した最新鋭船の年間平均が「5万5000~6万5000ドル」となった。損益分岐点かそれを下回る水準続き

2021年1月14日

《特集》2021年の海運市況予想③「VLCC」、需要と解撤が左右、経済回復に期待

 2020年のVLCC市況は、WS(ワールドスケール)で最高値223.58、最低値24.75と振れ幅の大きい想定外の展開を見せた。3~4月には原油増産や洋上備蓄の発生を背景に市況が続き

2021年1月13日

《特集》2021年の海運市況予想②「中小型バルカー」、前年比改善、解撤加速に期待

 2021年の中小型バルカー市況は、パナマックス/ハンディマックス/ハンディサイズのいずれも20年比で改善すると予想されている。輸送需要は引き続き穀物やマイナーバルクに下支えされ、続き

2021年1月12日

《特集》2021年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想は1万ドル台後半

 2020年のケープサイズ・バルカー主要5航路平均用船料の年間平均は約1万3000ドルとなり、4年ぶりに前年比で下落した。新型コロナウイルス感染拡大などの影響で年前半に大きく低迷し続き

2020年1月28日

《特集》2020年の新造船市況予想(下)、新造船価、建造コスト増で上昇期待

 2019年の新造船価は停滞が続いた。資機材高や環境規制対応で建造コストが増加で造船所の採算が厳しさを増す中、2020年は大半の関係者が船価の上昇を予想した。その一方で、操業確保の続き

2020年1月27日

《特集》2020年の新造船市況予想(上)、発注緩やかに回復か、日韓中で4611万トン

 昨年は本格回復の期待も高かったが、硫黄酸化物(SOx)排出規制に起因する様子見の姿勢が続き、関係者の期待が外れた新造船マーケット。今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるの続き

2020年1月24日

《特集》2020年の海運市況予想⑨「近海船」、PKS輸入増加に引き続き期待

 近海船(アジア域内を運航する在来船・バルカー)部門では、今年もアブラヤシ殻(PKS)をはじめとするバイオマス燃料の荷動き増加が期待されている。一方で日本出しアジア向けの主要貨物で続き

2020年1月23日

《特集》2020年の海運市況予想⑧「自動車船」、貿易摩擦・中東情勢の影響注視

 2019年の世界の完成車荷動きは、米国を中心とする貿易摩擦や英国のEU離脱(BREXIT)などの不安要素を抱えていたが、前年から大きな変化はなかった。自動車船関係者が最も懸念して続き

2020年1月22日

《特集》2020年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、運賃上昇、収益改善に至るか

 2019年も低調な市況が続いたケミカル船市況だが、20年は硫黄酸化物(SOx)規制開始に伴う燃料油価格の上昇を背景に運賃上昇が見込まれる。ただし収益改善には燃料費増加分を上回る運続き

2020年1月21日

《特集》2020年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、SOx規制関連の荷動き増加に期待

 2019年のプロダクト船市況は市況上昇の期待感から期間用船市況の上昇やMR型を中心とした中古船売買の活況がみられた。スポット運賃市況は年後半、原油船高騰が波及するかたちで上昇した続き

2020年1月20日

《特集》2020年の海運市況予想⑤「大型LPG船」、好調継続の見込み、裁定取引がカギ

2019年の大型LPG船(VLGC)のスポット用船市況は好調が続いた。損益分岐点は日建て2万ドル台半ばとされているが、4月以降は中東/アジア航路でトン当たり50ドル、用船料換算で日続き

2020年1月17日

《特集》2020年の海運市況予想④「LNG船」、北米事業の本格稼働で需要増

 2019年のLNG船のスポット用船マーケットは英海運ブローカーのクラークソンによると、16万立方㍍型のTFDE(三元燃料ディーゼル機関)船が日建て6万9000ドルで、前年の8万9続き

2020年1月16日

《特集》2020年の海運市況予想③「VLCC」、堅調見込みも世界情勢を注視

 2019年のVLCC市況は、WS(ワールドスケール)200~300まで急騰するという予想外の結果となった。年前半は季節的要因により低迷するも底堅く推移。年後半は中東情勢不安を背景続き

2020年1月15日

《特集》2020年の海運市況予想②「中小型バルカー」、全船型で昨年比上昇期待

 2019年の中小型バルカー市況は、前半にケープサイズ市況低迷の影響で落ち込んだことが響き、後半に持ち直したものの年間平均は前年を割り込んだ。市場関係者は20年は全船型で前年比改善続き

2020年1月14日

《特集》2020年の海運市況予想①「ケープサイズ」、10年来の平均2万ドルに再挑戦

 2019年のケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の年間平均は約1万8000ドルで、2010年以来の年間平均2万ドル台にはとどかなかった。市況は夏から秋にかけて盛り上がり9月に続き

2019年1月28日

2019年の新造船市況予想(下)、新造船価、コスト増で上昇継続

 2018年の新造船価は緩やかに上昇を続けたが、造船所の建造コストをカバーするまでには至らなかった。今年は鋼材高や環境規制対応コストの増加などで造船所のコストはより一層の上昇が想定続き

2019年1月25日

2019年の新造船市況予想(上)、日韓中で計5000万トン、SOx対応焦点

 昨年は本格回復の期待も大きかったが、盛り上がりに欠ける展開だった新造船市場。世界的に手持ち工事が不足する中、今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営続き

2019年1月24日

2019年の海運市況予想⑧「近海船」、鋼材運賃修復と船腹不足で一層改善

 2019年の近海船(アジア域内の在来船)マーケットは、ドライバルク市況上昇を受けて改善した18年水準からもう一段改善すると予想されている。極端な低迷が続いていた日本発東南アジア向続き

2019年1月23日

2019年の海運市況予想⑦「自動車船」、貿易紛争、BREXITの影響に注目

 2018年の世界の完成車荷動きは、トレードによってばらつきはあったが、総じて前年と大きくは変わらなかった。ただ、自動車船部門の業績については、主要オペレーター全社で厳しい状況が続続き

2019年1月22日

2019年の海運市況予想⑥「ケミカル船」、自律回復は年後半から徐々に

 ケミカル船運賃市況について、市場関係者は今年後半から緩やかな改善に向かうと期待する。いまだ市況が低迷するケミカル船だが、輸送需要は堅調。世界経済の成長、人口増加、生活水準の向上に続き