2020年1月17日

《特集》2020年の海運市況予想④「LNG船」、北米事業の本格稼働で需要増

 2019年のLNG船のスポット用船マーケットは英海運ブローカーのクラークソンによると、16万立方㍍型のTFDE(三元燃料ディーゼル機関)船が日建て6万9000ドルで、前年の8万9続き

2020年1月16日

《特集》2020年の海運市況予想③「VLCC」、堅調見込みも世界情勢を注視

 2019年のVLCC市況は、WS(ワールドスケール)200~300まで急騰するという予想外の結果となった。年前半は季節的要因により低迷するも底堅く推移。年後半は中東情勢不安を背景続き

2020年1月15日

《特集》2020年の海運市況予想②「中小型バルカー」、全船型で昨年比上昇期待

 2019年の中小型バルカー市況は、前半にケープサイズ市況低迷の影響で落ち込んだことが響き、後半に持ち直したものの年間平均は前年を割り込んだ。市場関係者は20年は全船型で前年比改善続き

2020年1月14日

《特集》2020年の海運市況予想①「ケープサイズ」、10年来の平均2万ドルに再挑戦

 2019年のケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の年間平均は約1万8000ドルで、2010年以来の年間平均2万ドル台にはとどかなかった。市況は夏から秋にかけて盛り上がり9月に続き

2019年1月28日

2019年の新造船市況予想(下)、新造船価、コスト増で上昇継続

 2018年の新造船価は緩やかに上昇を続けたが、造船所の建造コストをカバーするまでには至らなかった。今年は鋼材高や環境規制対応コストの増加などで造船所のコストはより一層の上昇が想定続き

2019年1月25日

2019年の新造船市況予想(上)、日韓中で計5000万トン、SOx対応焦点

 昨年は本格回復の期待も大きかったが、盛り上がりに欠ける展開だった新造船市場。世界的に手持ち工事が不足する中、今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営続き

2019年1月24日

2019年の海運市況予想⑧「近海船」、鋼材運賃修復と船腹不足で一層改善

 2019年の近海船(アジア域内の在来船)マーケットは、ドライバルク市況上昇を受けて改善した18年水準からもう一段改善すると予想されている。極端な低迷が続いていた日本発東南アジア向続き

2019年1月23日

2019年の海運市況予想⑦「自動車船」、貿易紛争、BREXITの影響に注目

 2018年の世界の完成車荷動きは、トレードによってばらつきはあったが、総じて前年と大きくは変わらなかった。ただ、自動車船部門の業績については、主要オペレーター全社で厳しい状況が続続き

2019年1月22日

2019年の海運市況予想⑥「ケミカル船」、自律回復は年後半から徐々に

 ケミカル船運賃市況について、市場関係者は今年後半から緩やかな改善に向かうと期待する。いまだ市況が低迷するケミカル船だが、輸送需要は堅調。世界経済の成長、人口増加、生活水準の向上に続き

2019年1月21日

2019年の海運市況予想⑤「VLGC」、新規プロジェクトによるLPG供給増に期待

 大型LPG船(VLGC=8万立方㍍型前後)のスポット運賃市況は2018年前半、一時20ドルまで低迷したが、その後は回復し、35ドルを上回る水準を維持した。市場関係者は19年の中東続き

2019年1月18日

2019年の海運市況予想④「LNG船」、高値が継続、新鋭船平均「7万~11万ドル」

 2017年冬から回復基調に入った大型LNG船のスポット運賃市況。英ブローカー、クラークソンによると18年の平均値は新鋭船が日建て8万9000ドル、旧式船が5万2000ドルとなり、続き

2019年1月17日

2019年の海運市況予想③「VLCC」、平均で損益分岐点以上か、トンマイル増加

 VLCC(大型原油タンカー)は2018年前半、低迷に見舞われたものの、後半は急騰し、一時はWS99にまで達した。19年のVLCC市況について、市場関係者は中東積み日本向けのWS(続き

2019年1月16日

2019年の海運市況予想②「中小型バルカー」、全船型で損益分岐点に到達

 2019年の中小型バルカー市況は、前年比で1~2割上昇した18年水準からもう一段改善し、全船型で損益分岐点に到達すると予想されている。大宗貨物である穀物、石炭、マイナーバルクの荷続き

2019年1月15日

2019年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均2万ドル、採算ライン迫る

 2019年のケープサイズ市況は回復傾向が続いた18年水準からもう一段上昇し、採算ラインに迫ると予想されている。市場関係者の年間平均予想は1万8000ドル~2万2000ドルで、2万続き

2018年1月24日

2018年の新造船市況予想(下)、新造船価、規制対応で上昇

 2017年はバルカーの新造船価が底を打った。2018年はドライバルク市況の上昇や先高観に加えて、規制対応で建造コストが増加することから、大半の関係者がさらなる船価の上昇を予想した続き

2018年1月23日

2018年の新造船市況予想(上)、回復への期待高まる、日韓中で計5000万トン

 昨年は大底を脱して回復の兆しも見られ始めた新造船市場。本格回復への期待も高まる中、今年の新造船市場は果たしてどのような展開になるのか。日本の造船所の経営・営業トップや総合商社の船続き

2018年1月22日

2018年の海運市況予想⑧「近海船」、ドライ市況上昇で改善継続へ

 2017年の近海船(アジア域内の在来船)マーケットは、ドライバルク市況の上昇に伴って改善した。関係者は18年もこの傾向が続くと予想しており、太宗船型の1万2000重量トン型船の日続き

2018年1月19日

2018年の海運市況予想⑦「自動車船」、日本出し完成車、横ばいか微増

 邦船大手3社の自動車船担当者に18年の見通しを聞いたところ、日本出し完成車輸出台数の予想は17年並みか微増という回答で、荷動きの傾向は前年から大きくは変わらないと見られている。大続き

2018年1月18日

2018年の海運市況予想⑥「ケミカル船」、新造流入も好転期待、他船種から影響注視

 2018年のケミカル船運賃市況は、本格的な回復には時間がかかりそうだが、市場関係者は好転を期待する。プラス要素になるのは石油化学プラントの新増設による中東や米国からの出荷増加だ。続き

2018年1月17日

2018年の海運市況予想⑤「VLGC」、低迷市況脱出に期待、新造船流入が一服

 大型LPG船(VLGC=8万立方㍍型前後)は2017年、スポット運賃市況の低迷に見舞われた。指標となる中東/日本航路でトン当たり20ドル台~30ドル台半ばを中心に推移し、採算割れ続き