《特集》2021年の新造船市況予測（上）
低調も環境対応商談に期待、日韓中で4368万トン

　2020年の新造船マーケットは、コロナ禍の影響と、将来的な温室効果ガス（ＧＨＧ）排出規制強化に伴う船の陳腐化リスクへの懸念が強まり、発注低迷が続いた。日本の造船所の経営・営業トップと総合商社の船舶部門トップに予想してもらった21年の新造船受注量は、日本・韓国・中国の合計で平均4368万総トン。21年もコロナ禍、船の陳腐化リスクが発注回復のマイナス要因となる一方で、20年実績は上回る見通し...