2020年11月19日
私は大学卒業後の1977年に材木ブローカーの泰生海事に入社した。当時は第一次オイルショック後の不況で就職先がどこにもなく、たまたま親が泰生海事の社長と知り合いだった縁でどのような…続き
2020年11月18日
望月良二氏はパシフィックベイスン、オルデンドルフ・キャリアーズなどの有力海外船社の駐日代表を歴任し、現在は小型LPG船社エピックガスの取締役駐日代表とハンディバルカー船社テイラー…続き
2020年10月23日
尊敬している先輩は数多い。皆さんにいろいろ教えてもらったし、可愛がってもらった。先輩には非常に恵まれた。川崎汽船は社風として意見をしっかり言えるし、その意見をしっかり聞いてもらえ…続き
2020年10月22日
私は昭和50年(1975年)に川崎汽船に入社した。その頃はオイルショックの後だったので就職先が少なかった。海運会社を志望したのは神戸で生まれ育ったので、近くに川崎重工、川鉄があっ…続き
2020年10月21日
川崎汽船のコンテナ船事業をONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)に統合する決断には全く迷いがなかった。2015年頃からの業界の変化で私が以前からずっとそういうことを考え…続き
2020年10月20日
ストレスフルな社長時代のストレス解消法はゴルフだった。ゴルフの魅力は没頭できることだと思う。ゴルフは楽しかったから良い気分転換になった。ゴルフ中も仕事が気になって仕方がないという…続き
2020年10月19日
連載企画『次代への戦訓』では今回、川崎汽船で社長、会長を務めた同社の村上英三特別顧問に話を聞いた。海運経営について「当たり前のことだが高くて余剰な船は造らない」「もし投資に至った…続き
2020年10月2日
2012年に当時の日本郵船の工藤泰三社長から、NGBと日之出郵船を合併してはどうかというお話を頂いた。合併の目的と経緯はすでにさまざまなところで説明されているので省くが、13年1…続き
2020年10月1日
ドライバルク市況の下落に追い打ちを掛けるように、外国為替市場で2009年以降円高が進行し、一時1ドル=70円台を付けた。海運経営にとって試練の時だったが、その時期にわれわれはかな…続き
2020年9月30日
NGBは国内のハンディバルカー船社の中では船隊の絶対数が多かったので、好況下でも規模を維持するためにある程度発注した。しかし特別高い船はできるだけ発注しなかった。前回話したように…続き
2020年9月29日
日本郵船はハンディバルカー部門を分社化して東朋海運と統合させ、2002年10月にNYKグローバルバルク(NGB)を発足させた。初代社長は川原三郎さん。運航規模は約100隻。分社化…続き
2020年9月28日
物流部門も比較的長く、コンテナ船の欧州課の終わりの方から関わった。当時は日本のメーカーが現地生産のために欧州に進出し、それについていく形で邦船社の物流事業も海外に出ていった。何も…続き
2020年9月25日
タンカー部門にいた1989年にアラスカ沖で“エクソン・バルディス”号の油濁事故が起こり、賠償額は当初4000億円と言われた。これを契機にタンカーのダブルハル化の議論が加速した。当…続き
2020年9月24日
阿部隆氏は日本郵船グループのハンディバルカー・在来運航船社NYKバルク・プロジェクト(NBP)の社長を2018年まで務めた。04年にNBPの前身のNYKグローバルバルク(NGB)…続き
2020年9月18日
中国運輸局長を経て、2003年に海事局の技術審議官として本省に戻り、06年に海事局長となった。海事局長としての最大の課題が、海運業界から強い要望があったトン数標準税制の問題だった…続き
2020年9月17日
造船業の集約問題に、役所としてどう取り組むか。通常の審議会は、業界の代表が顔をそろえるので骨抜きになるし、そもそも意見がまとまらない。ということで、造船課長の私的諮問機関が意見を…続き
2020年9月16日
造船業は海運業と同様に市況産業である。製造業でありながら、コストプラスアルファで価格が決まらない。価格は、市場が決めるのである。需給がひっ迫すれば大きな利益を生むし、供給過剰とな…続き
2020年9月15日
OECDで造船の補助金とダンピングの規律策定をめぐる議論がいざ始まると、補助金については、痛いところの突き合いであった。ECに対しては、直接補助金は当然のこととして、国営企業の不…続き
2020年9月14日
第二次設備処理が完了した昭和の終わりごろ、私が造船課補佐官の頃に、日米造船摩擦が発生していた。これもプラザ合意と同様にレーガノミクスの余波で、米国政府が造船業への補助金を打ち切っ…続き
2020年9月11日
私が造船課専門官に着任した1984年(昭和59年)、造船各社は、三光ブームによって一定の仕事量を確保していたものの、政策的には、長期ビジョンで指摘されている集中度低下や需給不均衡…続き