2020年1月24日
ユニバーサル造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)で社長を務めた三島愼次郎氏は、造船大手同士の統合を交渉の最前線で2度経験した。造船再編が再び大きなテーマとなるいま、過去の統…続き
2019年11月29日
この仕事をしていて一番楽しかったことは、お客様が困っている問題を一緒に解決するチャンスを貰ったことだ。 例えば、自動車メーカーが海外に工場を立ち上げる際、そこから完成車を輸出…続き
2019年11月28日
海運業だけに限ったことではないが、まず取り組むべきは新たなビジネスモデルを構築できる人材を育てていくことだ。何度も繰り返しになるが、基本的に海運業は自ら物流を作ることはできない。…続き
2019年11月27日
「More Than Shipping」の典型的な取り組みが、海洋事業と自動車物流事業の強化だった。海洋事業はたまたま私が企画担当の専務をやっている時に始まった新規分野だが、全く…続き
2019年11月26日
NYKロジスティクスと郵船航空サービス(YAS)が2010年10月に統合し、郵船ロジスティクス(YLK)が発足した。これは大英断でも何でもなく、ごく当たり前の考えに基づいたものだ…続き
2019年11月25日
2011年度から3カ年の中期経営計画で「More Than Shipping」を掲げた。従来型の海運だけでは差別化を図ることはできないので、海運プラスアルファを追求するという意味…続き
2019年11月22日
本紙連載企画『次代への戦訓』の第三回は、日本郵船元社長・会長の工藤泰三氏。リーマン・ショック後の厳しい環境の中で経営の舵をとり、「More Than Shipping」のスローガ…続き
2019年11月11日
これまでの海運人生で、思い出に残る交友を振り返ってみる。今、手元には1万5千枚の名刺がある。管理職になって以降にもらった名刺の数だ。私のサラリーマン人生43年の中で、それ以上の多…続き
2019年11月8日
社長時代の一番苦しかった決断を振り返ってみる。社内で大きな議論になったのは、何といっても第一中央汽船の救済問題だった。第一中央の財務的困窮に関して、商船三井に法的責任はなかった。…続き
2019年11月7日
会社員の結果の評価軸には作為の成功、作為の失敗、不作為の成功、不作為の失敗、の4種類がある。ただ、不作為の成功は目に見えず、表に出てこない。作為の成功に対する評価が最も高く、逆に…続き
2019年11月6日
ここで将来の商船三井の成長に資する、成功したプロジェクトについて話したい。それはヤマルLNGプロジェクトへの参画と、FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備)プロジェクトの実現だ…続き
2019年11月5日
近年、海運市況のボラティリティは極めて高くなった。運賃先物取引が導入されてからだろうか。金融緩和で生み出された大量のマネーがマーケットに入ってくるなどし、変動幅を異常に大きくした…続き
2019年11月1日
社会にさまざまな企業や産業がある中で、それぞれがどうやってキャッシュフローを生み出しているのか、考えてみたことがある。 大きな規模で稼ぐ手法を類型化すると、1つ目が大量生産・…続き
2019年10月31日
連載企画『次代への戦訓』の第二回は、商船三井で社長、会長を務め、日本船主協会の会長にも就いた武藤光一氏。「海運経営の本質とは何か」「海運の収益性が低いのはなぜか」など、長年携わっ…続き
2019年10月1日
会社経営の面白さや難しさは色々ある。面白いことの1つは、投資規模が半端なく大きいということにあるのではないか。どれだけ賢くインベストメントするかということだと思うが、言うは易く行…続き
2019年9月30日
社長時代に一番苦しかった決断は何か。振り返ってみたい。真っ先に思い浮かぶのは12年度の労働組合との海運春闘における交渉だ。海運会社全体の中で一番低い賃上げに納得してもらった。それ…続き
2019年9月27日
2011年5月、経営環境が悪化する中での突然の社長交代だった。あの時の記者会見では「ナンバー2(副社長)としてトップになる覚悟はあった」と気丈に話していたが、正直、自分が社長にな…続き
2019年9月26日
ドライバルク事業の面白さについて、こういう言い方をすると反発があるかもしれないが、それは自己完結型で、シンプルで、結果がはっきりと出てくることだ。これが醍醐味だ。 海運ブーム…続き
2019年9月25日
2003年後半から始まった海運ブーム前夜の様子を振り返りたい。 2000年前後に中国と日本の粗鋼生産量がほぼ一緒になった時期があった。中国がこれだけ鉄を造り出しているのに運賃…続き
2019年9月24日
海運不況開始から10年が経った今も海事産業はなお厳しい情勢が続いている。大きな浮き沈みを繰り返す市況の中で、海事産業が永続的に発展していくには何が必要なのか。われわれは、激動の最…続き