《連載》次代への戦訓
総合海運ではなく選択と集中で
川崎汽船　朝倉次郎氏⑥

　会社経営の面白さや難しさは色々ある。面白いことの１つは、投資規模が半端なく大きいということにあるのではないか。どれだけ賢くインベストメントするかということだと思うが、言うは易く行うは難しだ。 　日本海運の今の事業のやり方、会社の形態ではベストの投資は難しいと思う。１つひとつの事業部門をカンパニー化することで対応できるような気がする。成功も失敗も責任はすべてカンパニーが負う。成功したら当...