《連載》次代への戦訓
チリ駐在、パートナーに恵まれる
商船三井ドライバルク　永田健一氏⑦

　1999年６月の辞令で、チリのサンチャゴに首席駐在員として赴任することになった。99年はナビックスラインと合併した直後だったので、赴任前にいたエネルギー部門には旧ナビックスの人も何人か入ってきていて慌ただしい状況だった。ビザを取得するのにかなり時間がかかったため、赴任したのは結局８月後半だった。 　チリ出し銅精鉱の長期輸送契約が決まったという背景があったので、ドライバルクを知っている私が...