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該当記事:213件(81~100件表示)

2021年6月29日

《連載》次代への戦訓/富士貿易相談役 小野正治氏⑤、舶用メーカーと世界を開拓した

 最後に、私自身の仕事についても振り返ってみたい。会社人生は為替との戦いだったが、その一番厳しい時期に起きたのが、阪神淡路大震災だった。  ちょうど私が神戸に勤務していた時だった。続き

2021年6月28日

《連載》次代への戦訓/富士貿易相談役 小野正治氏④、ネットワークが生き残るカギ

 船用品のサプライの現場は、かなりシビアだ。船は入港している時にしか陸上からの支援を受けられないので、もしキャプテンを怒らせてしまうと、船が出港したら挽回のチャンスは簡単にはない。続き

2021年6月25日

《連載》次代への戦訓/富士貿易相談役 小野正治氏③、海外に活路、ネットワークで生きる

 円高で日本でのサプライヤーの商売は大きく減ってしまった。当社も日本の中だけで商売を持続させることは難しいと判断し、生き残りをかけて海外に出ていく選択を取らざるを得なかった。最初は続き

2021年6月24日

《連載》次代への戦訓/富士貿易相談役 小野正治氏②、日本のサプライチェーンが縮小

 私が富士貿易に入社したのは1972年。この前年にニクソン・ショックがあり、為替の環境が転換した。これが後に、当社の事業展開を大きく揺さぶることになるのだが、この時点ではまだ日本の続き

2021年6月23日

《連載》次代への戦訓/富士貿易相談役 小野正治氏①、船が来る限りサプライヤーは必要

 船用品サプライヤーとして業界をリードする富士貿易。早くから国際ネットワークの構築に乗り出し、舶用メーカーの海外展開をサポートするなど、日本の海事産業全体に果たしてきた役割も大きい続き

2021年5月31日

《連載》次代への戦訓/ナカシマプロペラ会長 中島基善氏⑥、脱・安住、戦略的な取り組みを

 日本の海事クラスターは、全ての機能がそろっており、つながりも強い。海外に頼らずに自国で何にでも対応できる点は素晴らしいことだ。ここに、他国にない強さがあると思う。一方、これほどの続き

2021年5月28日

《連載》次代への戦訓/ナカシマプロペラ会長 中島基善氏⑤、グループ再編、M&Aも積極挑戦

 2008年に、当社は持株会社制度を導入し、ナカシマホールディングスを核としたグループに再編した。当社は同族経営のため、ナカシマプロペラだけだと、中島家の人間しかトップになれない。続き

2021年5月27日

《連載》次代への戦訓/ナカシマプロペラ会長 中島基善氏④、テーマは国際化、海外進出に注力

 日本の舶用メーカーにとっての大きなテーマは国際化だ。世界に目を向ければ海事産業は拡大を続けている。例えば漁船や内航船向けの製品は、国際競争には晒されていないが、少子高齢化の日本で続き

2021年5月26日

《連載》次代への戦訓/ナカシマプロペラ会長 中島基善氏③、新規事業とビジネスモデルの転換

 私が入社してすぐのころ、第1次オイルショックが発生して経営が悪化し、当社はリストラを敢行することになった。当時私は東京支店駐在だったため具体的にどのように人員整理を進めたかは分か続き

2021年5月25日

《連載》次代への戦訓/ナカシマプロペラ会長 中島基善氏②、玉島工場建設で業界に貢献

 船舶の大型化は、舶用メーカーにとっても大きなテーマだ。製品の大型化や増産にどう対応するか。そこでは設備投資の判断が必須になる。  当社が舶用プロペラの大型化に取り組み始めたのは、続き

2021年5月24日

《連載》次代への戦訓/ナカシマプロペラ会長 中島基善氏①、世界がマーケット、シェア獲得へ邁進

 舶用プロペラで世界トップシェアを握るナカシマプロペラ。日本の舶用メーカーとしてM&A、国際化、新規事業への多角化などに意識的に取り組んできた。1996年の社長就任後、約四半世紀に続き

2021年4月30日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑰(最終回)、実のある海事クラスターに

 大学時代に遡るが、私は商学部だったにもかかわらず教育学部の浅香勝輔教授という歴史の先生に可愛がっていただいた。先生は京都の室町時代の町衆文化を研究されていて、私も京都の現地調査に続き

2021年4月28日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑯、人事交流などで新しい発想を

 前回「ドライバルクカーゴ」を意識して事業運営を行うという話をしたが、商売道具としての船ももちろん重要で、お客様と港湾関係者の意見を聞いたうえでどのような船を持つべきかと考え、造船続き

2021年4月27日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑮、近海船、ユニークで大事な存在

 商船三井近海の社長に就任したのは約4年前になる。近海船については、それまではドライバルクの一領域で、それを小型船で行う事業という認識だった。社長就任前も商船三井近海の社外取締役を続き

2021年4月26日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑭、新しい物流の在り方を意識

 常務時代に知人から、早稲田大学の大学院商学研究科の藤田精一先生が主宰する「ネオ・ロジスティクス共同研究会」で講演してほしいと頼まれた。なぜ私にお声が掛ったかというと、当時の海運ブ続き

2021年4月23日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑬、先物・インデックスに危機感

 中国の粗鋼生産量と鉄鋼原料輸入量の急増によってドライバルクのマーケットが暴騰し、経済誌などにも取り上げられるようになった。ピーク時にはケープサイズの日建て用船料が1日で5000~続き

2021年4月22日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑫、高成長の中国で得難い経験

 2003年以降に中国の鉄鉱石輸入が急増して、中国向けの輸送がものすごい勢いで増えた。このため宝山鋼鉄や首都鋼鉄をはじめ、中国の鉄鋼会社上位10社のうち7社くらいとCOA(数量輸送続き

2021年4月21日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑪、熱狂ケープサイズ、30万ドル目前

 2002年春に商船三井のライナー部門の組織改編が行われ、米コンコルドにある米国現法が北米と南米を併せて統括することになった。そのトップが後に商船三井で副社長を務めるジョージ・ハヤ続き

2021年4月20日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑩、チリで初のホールインワン

 チリでの仕事は、コンテナ船がメーンとは言いつつも、他の船種の商売にも関わるなどそれなりに変化に富んでいて、駐在員としていろいろなことに関われたことは良い経験になった。余程の重要な続き

2021年4月19日

《連載》次代への戦訓/商船三井ドライバルク 永田健一氏⑨、銅精鉱やメタノール、チップに従事

 チリでのドライバルクの仕事では、北方から出る銅精鉱の日本向け輸送をサポートしていた。チリは銅の産出量・輸出量が世界一だった。他に鉄鉱石も輸出していた。現在では日本はチリ産の鉄鉱石続き