記者座談会

2017年11月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>ドライ市況、需要期入りで全面高

 ドライバルク市況は10月、中国・国慶節明けから本格的な需要期に入り、全面高の展開となった。ケープサイズ市況は、同月から始まるとされていた中国鉄鋼業の操業制限の影響が警戒されたが、続き

2017年10月6日

記者座談会/造船この1カ月<下>秋の陣で営業再開も慎重姿勢

 今年後半や来年の新造商談に向けて国内造船所が営業を再開している。中型バルカーの新船型などを売り込み、一定量の受注を確保したい考えだが、韓国や中国造船所の安値受注が横行する中、日本続き

2017年10月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>造船不況10年目に突入

 今回の造船不況をリーマン・ショック後から始まったと数えると、先月で丸9件が経過し、10年目に突入した。これまで不況期の舵取りに失敗し、経営危機へ進んだ造船所を見ると、「仕事枯渇」続き

2017年10月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>建艦競争再び?超大型船相次ぎ発注

 過去2年間、途絶えていた大型コンテナ船発注の動きがここに来て相次いでいる。MSCやCMA-CGMが2万2000TEU型船を相次いで整備する方針で、中長期的に回復が期待されていたコ続き

2017年10月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>水先人材確保策で2次まとめ

 水先人の人材確保・育成に向けた国土交通省と業界団体などによる検討会が第2次取りまとめを行った。特に問題が深刻な水先区で対策を強化し、モニタリング委員会を設置することなどを盛り込ん続き

2017年10月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>自動車船、業績悪化下げ止まり

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の自動車船部門の2017年度上期業績は、大幅に悪化した前年同期から下げ止まったもようだ。完成車の荷動きは産油国・資源国向けを中心に依然続き

2017年9月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>淘汰進まぬ造船能力

 造船業の過当競争体質は是正されていない。海外では造船所に対する政府支援が強化されており、生産能力の調整が止まってしまった。生き永らえた造船所が、わずかな新造船商談に群がり、安値受続き

2017年9月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>国内造船、新規則の船型開発進む

 ドライバルク市況の上昇や先高観に伴って、新造船市場でも今年後半からの商談再開に期待が高まっている。国内造船は今後の商談に向けて、環境規制や構造規則対応型の新船型の開発を急ピッチで続き

2017年9月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>コンテナ船、業績回復鮮明に

 主要コンテナ船社の業績回復傾向が鮮明になっている。第2四半期に入り、多くの船社が黒字化を果たしており、荷動きと運賃の回復で環境が改善している。ただ、途絶えていた大型船発注が一部で続き

2017年9月4日

記者座談会海運この1カ月<中>ケープ市況、2万ドル迫る

 8月はケープサイズ・バルカー用船市況が急上昇し、月半ばには節目の2万ドル台に迫った。上げ足が速かったためその後調整が入ったが、月後半も前年同期の2~3倍の水準で推移。ピークシーズ続き

2017年9月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>フィリピン人船員の養成深化

 世界的に、また、日本海運にとっても最大の船員ソースであるフィリピン。邦船大手をはじめ日本海運はその養成の取り組みを継続、深化させている。高付加価値船の代表格であるLNG船でフィリ続き

2017年8月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>バラスト規制混乱の教訓

 国際ルールをめぐり大きな動きがあった。IMO(国際海事機関)の海洋環境保護委員会(MEPC)で、バラスト水管理条約の見直しが決まり、船舶からの温室効果ガス(GHG)削減の議論も始続き

2017年8月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>後半戦は韓中の本格参戦懸念

 昨年と比べて動きが出てきた新造船市場だが、夏季休暇前から商談は停滞している。しかし、今年後半から来年にかけて用船市況も新造商談も本格的に回復してくる、という見通しもあり、秋口の展続き

2017年8月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>コスコがOOCL買収へ

 邦船3社のコンテナ船統合会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス」(ONE)の経営体制の発表に加え、かねて先行きが注目されていたOOCLをめぐって、ついにコスコによる買収が明続き

2017年8月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>川崎汽船、重量物船社SAL売却

 川崎汽船は7月26日、重量物船を運航する100%子会社SALヘビーリフト(本社=ドイツ・ハンブルク)の全ての持分をドイツ船主ハーレン・アンド・パートナー・グループに売却すると発表続き

2017年8月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>海運の認知度向上へ盛り上がり

 今年も国民の祝日「海の日」を中心に多彩な海事イベントが行われている。「海と日本プロジェクト」の総合開会式は今年で3回目、東京港・晴海埠頭で開催された。これを皮切りに、国民に海運へ続き

2017年7月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>SOx規制まで2年半、議論本格化

 IMO(国際海事機関)の硫黄酸化物(SOx)全海域規制が2020年に始まるが、どのような形で対応すべきか、検討が本格化している。ガス燃料やスクラバー、規制適合燃料の使用など、選択続き

2017年7月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>新造船価、上昇踊り場

 新造船価相場は底値を打ったが、上昇の足取りは鈍化している。造船所の建造コストに見合う水準には依然として程遠いものの、船価の底打ちや用船市況が調整局面に転じたことを背景に発注自体が続き

2017年7月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>邦船3社の定航事業統合準備進む

 邦船3社のコンテナ船統合新会社設立に向けた準備は、南アフリカでの否決など一部で予想外の動きも見られたが、総じて本来のスケジュールに近いペースで前進しているようだ。一方で海外では、続き

2017年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>カタール断交、海運にも影響

 先月初めに突如として発表された中東諸国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、バーレーン、イエメンなど)によるカタールとの国交断絶。これを受けて海運関係者も情報収集に追われ続き