記者座談会

2017年3月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>多目的船・重量物船部門の再編加速

 多目的船・重量物船部門の再編が加速している。ドイツの新興多目的船社ジーボーンは2月9日、ドイツ船主リックマース・グループの多目的船運航部門リックマース・リニエを買収することで合意続き

2017年2月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>船価底入れムードも商談進まず

 今年の新造船市場は低調なスタートとなった。昨年と比べて海外船主からの引き合いも増え、受注環境は改善に向かっているとの見方も多くなってきているものの、邦船社向けのVLCCを除いて新続き

2017年2月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>規制と再編が2大テーマ

 今年の造船業では、大型の排ガス規制が、造船のマーケットや、開発動向などに大きな影響を与えそうだ。燃料転換で業界構造が大きく変わる可能性もある。もう1つの大きなテーマは再編。海外で続き

2017年2月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>定航船社の再編、終息せず

 コンテナ船業界の再編の流れは、17年に入っても落ち着きを見せていない。合併・買収で個々の船社の規模が拡大し、一方で船社数が減る中で、残された「中堅」船社の先行きに対して不透明感が続き

2017年2月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>米国新政権発足、海運への影響は

 “米国第一主義”を掲げるドナルド・トランプ氏が1月20日に米国大統領に就任した。新政権の経済政策への期待で就任前から円安ドル高が進み、収入の大半がドル建ての日本海運にまずはプラス続き

2017年2月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>ドライ市況、好調なスタート

 2017年のドライバルク市況は、大底を脱し回復軌道に乗った昨秋以降の堅調な地合いが続き、幸先の良いスタートを切った。1~3月期はドライ貨物の閑散期で市場関係者は一定の調整を織り込続き

2016年12月26日

記者座談会/この1年【港湾】コンテナ戦略港湾政策が進展

 今年は横浜川崎国際港湾会社(YKIP)が始動し、東西で国際コンテナ戦略港湾政策が進展した1年だった。コンテナ船業界では合従連衡も相次ぎ、邦船3社においてもコンテナ船事業の統合も発続き

2016年12月22日

記者座談会/この1年【コンテナ船】合併・統合に明け暮れた1年

 コンテナ船業界にとって2016年は、最後まで再編の話題に明け暮れた。海外での大手船社同士の買収や合併はアライアンスの大幅な再編を促し、これを契機に邦船3社のコンテナ船事業部門の統続き

2016年12月21日

記者座談会/この1年【舶用機器・技術】環境対策のフルラインアップ化へ

 2016年は注目される環境規制の批准や発効時期の確定などが相次ぎ、具体的な対策に関する協議が動き出した。舶用機器メーカーは対策製品の技術開発が大きく前進し、製品の改良やライアナッ続き

2016年12月20日

記者座談会/この1年【新造船市場】大宗船は年間通じて商談沈黙

 今年の新造船市場は年間を通じて低調に終わり、記録的な低迷となった。昨年末までの駆け込みの反動もあり、バルカーをはじめとして、タンカーやコンテナ船など大半の船種で新規商談が停滞し、続き

2016年12月19日

記者座談会/この一年【国内造船所】日本造船の技術力アップ課題

 2016年の日本の造船業界では、研究開発能力が大きなテーマだった。統合で設計力を強化したジャパンマリンユナイテッド(JMU)と名村造船所の受注強化や、今治造船の試験水槽の建設など続き

2016年12月16日

記者座談会/この1年【造船業】造船不況下で日本は復権宣言

 記録的な新造船の受注低迷や、韓国造船大手のリストラ、中国造船の再編など、今年の造船業は不況色がさらに強まった1年だった。日本も為替変動や契約変更などに振り回され、事業採算も悪化し続き

2016年12月15日

記者座談会/この1年【海運政策・規制】税制要望実る、トン税の対象拡大

 海運業界の政策課題である海運税制は今年、トン数標準税制の維持・拡充を含む5つの税制の要望活動が精力的に展開され、すべて要望どおり実現した。また、規制関連では海運業界への影響が大き続き

2016年12月14日

記者座談会/この1年【船主・金融】市況主導型の大不況に直面

 国内船主(船舶オーナー)は史上初めてマーケット主導型の大不況に直面した。従来型の不況は市況低迷と円高がセットだったが、今年の為替相場は船主経済に中立的な水準。一方でドライバルク市続き

2016年12月13日

記者座談会/この1年【タンカー・ガス船】シェール革命で新たな物流誕生

 2016年のタンカーやガス運搬船(LNG船、LPG船)を中心とするエネルギー輸送分野は新たな物流が生まれた年となった。シェール革命を背景として、米国からLNGや原油、エタンといっ続き

2016年12月12日

記者座談会/この1年【ドライバルク】ドライ市況、過去最低更新

 2016年のドライバルク市況は、ケープサイズからハンディサイズまでの全船型で過去最低を更新する記録的な低水準に沈んだ。船腹供給過剰に中国の景気減速が追い打ちをかけた15年の停滞感続き

2016年12月9日

記者座談会/この1年【海運経営】邦船3社定航統合、韓進海運破綻

 2016年の海運業界は、コンテナ船、ドライバルクを中心に海運マーケットが想定以上に低迷するなど、猛烈な逆風に見舞われた。邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の業績は、コン続き

2016年12月5日

記者座談会/造船この1カ月、円安と海運市況回復に安堵

 円の対ドルレートが思わぬ形で円安基調に戻った。業績悪化を覚悟していた造船業界にとって、想定外の円安への揺り戻しは、若干のフォローとなりそうだ。また、海運市況も今秋に向けて上昇し、続き

2016年12月2日

記者座談会/海運この1カ月<下>韓進の北米事業、コリアラインが落札

 韓国の現代商船をめぐる動向が再び不透明さを増している。韓進海運の北米航路事業に関する入札では、当初現代商船が有力買収先とみられていたが、最終的に落札したのはドライバルクを主体とす続き

2016年12月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>邦船社の“新たな船”が続々

 邦船社の新規事業の稼働や参入が相次いだ。商船三井のメタノール焚きメタノール船や世界初の大型エタン船(VLEC)、日本郵船のLNG燃料自動車船といった“新たな船”がお目見えした。ま続き