2017年6月2日
邦船大手が木材チップ専用船で海外向けのCOA(数量輸送契約)を積み増している。商船三井は今春までに、フリー船10隻のうち半数以上に相当する契約を獲得。日本郵船もインドの製紙会社向…続き
2017年6月1日
日本船主協会の工藤泰三会長が6月で2年の任期を終える。最後の記者会見で、印象に残る活動として、2年越しで取り組んだトン数標準税制の拡充を挙げた。合わせて推進した国民の海運に対する…続き
2017年5月12日
バルカーの新造船価が底値を打ったとの観測が広がっている。用船市況の上昇や先高観を背景に大底から1割以上上昇しているようだ。水面下では成約例も増えてきた。ただ、新造船価は依然として…続き
2017年5月11日
IHIが愛知工場での海洋生産の撤退を決めたことで、昨年から続いた総合重工各社の造船海洋事業の見直しが、一応の決着をみた。だが、技術を生かした高付加価値製品への挑戦を諦め、残った最…続き
2017年5月10日
東西主要コンテナ航路を中心に運賃の上昇機運が強まっている。荷動きそのものが底堅く推移しており、復航の需給逼迫や空コンテナの不足感も続く。船社側も、やや不完全燃焼気味となった長期契…続き
2017年5月9日
邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)が4月28日に発表した2017年3月期決算は、コンテナ船、ドライバルクをはじめとする海運市況の低迷を受けて厳しい内容だった。ただ、一時…続き
2017年5月8日
先月はガスの国際展示会・国際会議「ガステックジャパン2017」が日本で初めて開催された。「船舶」が目立った今回。世界的なLNGの余剰が背景にある。 力関係を反映? 司会 …続き
2017年4月7日
これまで動きが停滞していた新造船市場が動き始めた。用船市況の上昇や新造船価の底入れムードを受けて、日本の造船所に海外船主から数多くの引き合いが寄せられている。これまで新造整備を手…続き
2017年4月6日
総合重工各社が構造改革策を相次いで公表している。事業の根本を問う形で造船事業の勝ち残り策を検討した結果、他社とのアライアンス、事業分社、合弁事業へのシフトなど、従来型の路線を継承…続き
2017年4月5日
今年のコンテナ船マーケットは、16年に悪化した運賃水準を船社がどれだけ回復させることができるかが焦点となっている。足元で本格化している長期契約交渉では、先行する欧州向けがほぼ決着…続き
2017年4月4日
3月はケープサイズ・バルカー用船市況が本格的な上昇軌道に乗り、月末には損益分岐点の2万ドル台前半に約1年半ぶりに到達した。閑散期の1~3月の2万ドル超えは2014年以来。過去最低…続き
2017年4月3日
2020年から実施される硫黄酸化物(SOx)排出規制の強化に向け、対策を検討する官民の議論が本格スタートを切った。国土交通省は海事産業と石油業界を交えた2つの検討会を立ち上げた。…続き
2017年3月7日
日本造船業で生産や研究開発で協力の機運が高まる。三井造船は新たな経営計画の中で造船事業のアライアンスの方向性を示した。一方、専業造船所が共同で立ち上げた研究開発会社マリタイムイノ…続き
2017年3月6日
新造船市場は、船価の底入れ感からバルカーの引き合いが増加しているものの、成約は少なく低調だ。採算面のリスクなどを伴うことから、日本の造船所は慎重な姿勢を崩していない。その一方で、…続き
2017年3月3日
17年度のコンテナ船マーケットは、なお荒れ模様となりそうだ。港湾春闘は例年にも増して緊張感が強く、スト実施の公算大。新アライアンス体制がちょうど始まる時期なだけに、新年度序盤から…続き
2017年3月2日
タンカー・マーケットは多くの船種で本格回復までもうしばらく時間を要しそうだ。その中で、邦船社の最近の船隊整備は全体的に低調で、その対象はVLCC(大型原油タンカー)やケミカル船な…続き
2017年3月1日
多目的船・重量物船部門の再編が加速している。ドイツの新興多目的船社ジーボーンは2月9日、ドイツ船主リックマース・グループの多目的船運航部門リックマース・リニエを買収することで合意…続き
2017年2月8日
今年の新造船市場は低調なスタートとなった。昨年と比べて海外船主からの引き合いも増え、受注環境は改善に向かっているとの見方も多くなってきているものの、邦船社向けのVLCCを除いて新…続き
2017年2月7日
今年の造船業では、大型の排ガス規制が、造船のマーケットや、開発動向などに大きな影響を与えそうだ。燃料転換で業界構造が大きく変わる可能性もある。もう1つの大きなテーマは再編。海外で…続き
2017年2月6日
コンテナ船業界の再編の流れは、17年に入っても落ち着きを見せていない。合併・買収で個々の船社の規模が拡大し、一方で船社数が減る中で、残された「中堅」船社の先行きに対して不透明感が…続き