2016年12月14日
国内船主(船舶オーナー)は史上初めてマーケット主導型の大不況に直面した。従来型の不況は市況低迷と円高がセットだったが、今年の為替相場は船主経済に中立的な水準。一方でドライバルク市…続き
2016年12月13日
2016年のタンカーやガス運搬船(LNG船、LPG船)を中心とするエネルギー輸送分野は新たな物流が生まれた年となった。シェール革命を背景として、米国からLNGや原油、エタンといっ…続き
2016年12月12日
2016年のドライバルク市況は、ケープサイズからハンディサイズまでの全船型で過去最低を更新する記録的な低水準に沈んだ。船腹供給過剰に中国の景気減速が追い打ちをかけた15年の停滞感…続き
2016年12月9日
2016年の海運業界は、コンテナ船、ドライバルクを中心に海運マーケットが想定以上に低迷するなど、猛烈な逆風に見舞われた。邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の業績は、コン…続き
2016年12月5日
円の対ドルレートが思わぬ形で円安基調に戻った。業績悪化を覚悟していた造船業界にとって、想定外の円安への揺り戻しは、若干のフォローとなりそうだ。また、海運市況も今秋に向けて上昇し、…続き
2016年12月2日
韓国の現代商船をめぐる動向が再び不透明さを増している。韓進海運の北米航路事業に関する入札では、当初現代商船が有力買収先とみられていたが、最終的に落札したのはドライバルクを主体とす…続き
2016年12月1日
邦船社の新規事業の稼働や参入が相次いだ。商船三井のメタノール焚きメタノール船や世界初の大型エタン船(VLEC)、日本郵船のLNG燃料自動車船といった“新たな船”がお目見えした。ま…続き
2016年11月9日
国内造船所の船舶部門の中間決算は9社中8社が赤字だった。為替の円高や低船価船の建造に加えて、厳しさを増す新造船市場が業績にも影響を与えている。足元の新造商談は赤字受注となる案件が…続き
2016年11月8日
造船業界が大きく動いている。ここ数カ月の間に、三菱重工業の専業造船所との提携、川崎重工業の造船事業の再検討に続き、日本造船の最大の顧客である邦船3社がコンテナ船事業統合を決めると…続き
2016年11月7日
主要邦船社が10月31日に発表した2017年3月期中間決算は、低迷する海運マーケットを反映して非常に厳しい内容だった。大手3社が通期業績予想をそろって下方修正し、これで全社が通期…続き
2016年11月4日
日本郵船、商船三井、川崎汽船の大手3社がコンテナ船事業の統合を発表した。これまで各社個別に、規模によらない競争力強化の道を追求してきたが、歯止めのかからない海運市況の悪化を背景に…続き
2016年11月2日
IMO(国際海事機関)の第70回海洋環境保護委員会(MEPC70)で、CO2や硫黄酸化物(SOx)などの各種規制に関する重要課題が審議された。SOx規制では一般海域も対象に燃料中…続き
2016年10月7日
川崎重工業が、損失の悪化している造船事業の「構造改革」に踏み出すことになった。新規参入を図った海洋開発事業で、ブラジル工場と作業船の損失が発生した。総合重工では、造船事業が挽回を…続き
2016年10月6日
新規の引き合いも散見されるようになってきた新造船市場だが、新造成約は少なく、低迷が続いている。NOx(窒素酸化物)3次規制に対応した船型開発は進展しているものの、依然として割安な…続き
2016年10月5日
韓進海運の経営破綻の影響は、法定管理の申請から1カ月経った今も続いている。東西コンテナ航路でアライアンスにも所属する大手船社が経営破綻すれば、どれほどの影響が出るのかということを…続き
2016年10月4日
IMO(国際海事機関)のバラスト水管理条約の発効時期がようやく決まった。来年9月8日に発効する。邦船大手などは発効を見越してバラスト水処理装置の先行搭載を進めるなど準備を進めてき…続き
2016年10月3日
韓進海運が8月31日に法定管理(日本の会社更生法に相当)を申請した。韓国海運大手で世界7位の大手コンテナ船社の倒産は、多くのコンテナ船が貨物を積んだまま運航を停止するという前代未…続き
2016年9月7日
新造船市場は低迷が続いている。9月に入り、例年なら商談にも動きが出始める時期だが、今年は大きな動きが見られない。日本でも来年初頭には手持ち工事が2年を割り込む造船所もあるが、船価…続き
2016年9月6日
三菱重工が、日本国内の建造シェア5割を握る今治造船、大島造船所、名村造船所との提携協議を始めた。提携の内容がどのような形になるのか、三菱重工が造船技術とDNAをいかに存続させるこ…続き
2016年9月5日
7月から8月にかけて期待されていたコンテナ船市況の反転上昇は、船社の期待に反して中途半端なものとなった。一定の上昇は果たしたものの、抜本的な需要不足と供給過剰の環境を覆すには至ら…続き