記者座談会

2017年8月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>川崎汽船、重量物船社SAL売却

 川崎汽船は7月26日、重量物船を運航する100%子会社SALヘビーリフト(本社=ドイツ・ハンブルク)の全ての持分をドイツ船主ハーレン・アンド・パートナー・グループに売却すると発表続き

2017年8月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>海運の認知度向上へ盛り上がり

 今年も国民の祝日「海の日」を中心に多彩な海事イベントが行われている。「海と日本プロジェクト」の総合開会式は今年で3回目、東京港・晴海埠頭で開催された。これを皮切りに、国民に海運へ続き

2017年7月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>SOx規制まで2年半、議論本格化

 IMO(国際海事機関)の硫黄酸化物(SOx)全海域規制が2020年に始まるが、どのような形で対応すべきか、検討が本格化している。ガス燃料やスクラバー、規制適合燃料の使用など、選択続き

2017年7月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>新造船価、上昇踊り場

 新造船価相場は底値を打ったが、上昇の足取りは鈍化している。造船所の建造コストに見合う水準には依然として程遠いものの、船価の底打ちや用船市況が調整局面に転じたことを背景に発注自体が続き

2017年7月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>邦船3社の定航事業統合準備進む

 邦船3社のコンテナ船統合新会社設立に向けた準備は、南アフリカでの否決など一部で予想外の動きも見られたが、総じて本来のスケジュールに近いペースで前進しているようだ。一方で海外では、続き

2017年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>カタール断交、海運にも影響

 先月初めに突如として発表された中東諸国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、バーレーン、イエメンなど)によるカタールとの国交断絶。これを受けて海運関係者も情報収集に追われ続き

2017年7月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>日本船主協会、武藤新会長が就任

 日本船主協会が6月16日に開催した第70回通常総会で、工藤泰三氏(日本郵船会長)の後任の新会長に武藤光一氏(商船三井会長)を選任した。武藤会長は従来の同協会の取り組みを踏襲し、日続き

2017年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>三菱重工が客船竣工、知見残せるか

 三菱重工が苦難の末に、大型客船2隻目の引き渡しを終えた。海外向け客船建造の厳しい経験は、三菱重工と日本造船業に残すべき資産としたい。一方、日本の造船所では旅客船の計画が相次いでお続き

2017年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>専業造船、19年船台完売

 国内の専業造船所は今年に入ってから受注を重ねており、2019年納期の船台をほぼ完売した。ここ数年は「脱バルカー」でプロダクトミックスを展開してきたが、今年に入ってからはバルカーを続き

2017年6月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>3社で「ONE」に

 来年4月から事業開始予定の邦船コンテナ船統合会社の社名が明らかになった。事業本社は日本ではなくシンガポールに置かれることとなり、税制優遇や海事センターとしての立地を生かしてより一続き

2017年6月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>チップ船、邦船が海外COA拡大

 邦船大手が木材チップ専用船で海外向けのCOA(数量輸送契約)を積み増している。商船三井は今春までに、フリー船10隻のうち半数以上に相当する契約を獲得。日本郵船もインドの製紙会社向続き

2017年6月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>トン税拡充、海運の認知度向上に成果

 日本船主協会の工藤泰三会長が6月で2年の任期を終える。最後の記者会見で、印象に残る活動として、2年越しで取り組んだトン数標準税制の拡充を挙げた。合わせて推進した国民の海運に対する続き

2017年5月12日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船価、バルカーは底打ち

 バルカーの新造船価が底値を打ったとの観測が広がっている。用船市況の上昇や先高観を背景に大底から1割以上上昇しているようだ。水面下では成約例も増えてきた。ただ、新造船価は依然として続き

2017年5月11日

記者座談会/造船この1カ月<上>総合重工の戦略再考

 IHIが愛知工場での海洋生産の撤退を決めたことで、昨年から続いた総合重工各社の造船海洋事業の見直しが、一応の決着をみた。だが、技術を生かした高付加価値製品への挑戦を諦め、残った最続き

2017年5月10日

記者座談会/海運この1カ月<下>主要航路で運賃回復に期待感

 東西主要コンテナ航路を中心に運賃の上昇機運が強まっている。荷動きそのものが底堅く推移しており、復航の需給逼迫や空コンテナの不足感も続く。船社側も、やや不完全燃焼気味となった長期契続き

2017年5月9日

記者座談会/海運この1カ月<中>17年度経常益予想200億円台

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)が4月28日に発表した2017年3月期決算は、コンテナ船、ドライバルクをはじめとする海運市況の低迷を受けて厳しい内容だった。ただ、一時続き

2017年5月8日

記者座談会/海運この1カ月<上>ガスの国際展示会、日本初開催

 先月はガスの国際展示会・国際会議「ガステックジャパン2017」が日本で初めて開催された。「船舶」が目立った今回。世界的なLNGの余剰が背景にある。 力関係を反映?  司会 続き

2017年4月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>バルカー新造商談の潮目に変化

 これまで動きが停滞していた新造船市場が動き始めた。用船市況の上昇や新造船価の底入れムードを受けて、日本の造船所に海外船主から数多くの引き合いが寄せられている。これまで新造整備を手続き

2017年4月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>大山鳴動して現れた「造船改革」

 総合重工各社が構造改革策を相次いで公表している。事業の根本を問う形で造船事業の勝ち残り策を検討した結果、他社とのアライアンス、事業分社、合弁事業へのシフトなど、従来型の路線を継承続き

2017年4月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>収支改善へ長期契約交渉が佳境

 今年のコンテナ船マーケットは、16年に悪化した運賃水準を船社がどれだけ回復させることができるかが焦点となっている。足元で本格化している長期契約交渉では、先行する欧州向けがほぼ決着続き