記者座談会

2017年7月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>日本船主協会、武藤新会長が就任

 日本船主協会が6月16日に開催した第70回通常総会で、工藤泰三氏(日本郵船会長)の後任の新会長に武藤光一氏(商船三井会長)を選任した。武藤会長は従来の同協会の取り組みを踏襲し、日続き

2017年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>三菱重工が客船竣工、知見残せるか

 三菱重工が苦難の末に、大型客船2隻目の引き渡しを終えた。海外向け客船建造の厳しい経験は、三菱重工と日本造船業に残すべき資産としたい。一方、日本の造船所では旅客船の計画が相次いでお続き

2017年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>専業造船、19年船台完売

 国内の専業造船所は今年に入ってから受注を重ねており、2019年納期の船台をほぼ完売した。ここ数年は「脱バルカー」でプロダクトミックスを展開してきたが、今年に入ってからはバルカーを続き

2017年6月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>3社で「ONE」に

 来年4月から事業開始予定の邦船コンテナ船統合会社の社名が明らかになった。事業本社は日本ではなくシンガポールに置かれることとなり、税制優遇や海事センターとしての立地を生かしてより一続き

2017年6月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>チップ船、邦船が海外COA拡大

 邦船大手が木材チップ専用船で海外向けのCOA(数量輸送契約)を積み増している。商船三井は今春までに、フリー船10隻のうち半数以上に相当する契約を獲得。日本郵船もインドの製紙会社向続き

2017年6月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>トン税拡充、海運の認知度向上に成果

 日本船主協会の工藤泰三会長が6月で2年の任期を終える。最後の記者会見で、印象に残る活動として、2年越しで取り組んだトン数標準税制の拡充を挙げた。合わせて推進した国民の海運に対する続き

2017年5月12日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船価、バルカーは底打ち

 バルカーの新造船価が底値を打ったとの観測が広がっている。用船市況の上昇や先高観を背景に大底から1割以上上昇しているようだ。水面下では成約例も増えてきた。ただ、新造船価は依然として続き

2017年5月11日

記者座談会/造船この1カ月<上>総合重工の戦略再考

 IHIが愛知工場での海洋生産の撤退を決めたことで、昨年から続いた総合重工各社の造船海洋事業の見直しが、一応の決着をみた。だが、技術を生かした高付加価値製品への挑戦を諦め、残った最続き

2017年5月10日

記者座談会/海運この1カ月<下>主要航路で運賃回復に期待感

 東西主要コンテナ航路を中心に運賃の上昇機運が強まっている。荷動きそのものが底堅く推移しており、復航の需給逼迫や空コンテナの不足感も続く。船社側も、やや不完全燃焼気味となった長期契続き

2017年5月9日

記者座談会/海運この1カ月<中>17年度経常益予想200億円台

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)が4月28日に発表した2017年3月期決算は、コンテナ船、ドライバルクをはじめとする海運市況の低迷を受けて厳しい内容だった。ただ、一時続き

2017年5月8日

記者座談会/海運この1カ月<上>ガスの国際展示会、日本初開催

 先月はガスの国際展示会・国際会議「ガステックジャパン2017」が日本で初めて開催された。「船舶」が目立った今回。世界的なLNGの余剰が背景にある。 力関係を反映?  司会 続き

2017年4月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>バルカー新造商談の潮目に変化

 これまで動きが停滞していた新造船市場が動き始めた。用船市況の上昇や新造船価の底入れムードを受けて、日本の造船所に海外船主から数多くの引き合いが寄せられている。これまで新造整備を手続き

2017年4月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>大山鳴動して現れた「造船改革」

 総合重工各社が構造改革策を相次いで公表している。事業の根本を問う形で造船事業の勝ち残り策を検討した結果、他社とのアライアンス、事業分社、合弁事業へのシフトなど、従来型の路線を継承続き

2017年4月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>収支改善へ長期契約交渉が佳境

 今年のコンテナ船マーケットは、16年に悪化した運賃水準を船社がどれだけ回復させることができるかが焦点となっている。足元で本格化している長期契約交渉では、先行する欧州向けがほぼ決着続き

2017年4月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>ケープ市況、一時2万ドル突破

 3月はケープサイズ・バルカー用船市況が本格的な上昇軌道に乗り、月末には損益分岐点の2万ドル台前半に約1年半ぶりに到達した。閑散期の1~3月の2万ドル超えは2014年以来。過去最低続き

2017年4月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>SOx規制対策の議論本格始動

 2020年から実施される硫黄酸化物(SOx)排出規制の強化に向け、対策を検討する官民の議論が本格スタートを切った。国土交通省は海事産業と石油業界を交えた2つの検討会を立ち上げた。続き

2017年3月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>造船アライアンス、次の姿は

 日本造船業で生産や研究開発で協力の機運が高まる。三井造船は新たな経営計画の中で造船事業のアライアンスの方向性を示した。一方、専業造船所が共同で立ち上げた研究開発会社マリタイムイノ続き

2017年3月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>引き合い増加も成約少なく低調

 新造船市場は、船価の底入れ感からバルカーの引き合いが増加しているものの、成約は少なく低調だ。採算面のリスクなどを伴うことから、日本の造船所は慎重な姿勢を崩していない。その一方で、続き

2017年3月3日

記者座談会/海運この1カ月<下>港湾春闘、不透明感強まる

 17年度のコンテナ船マーケットは、なお荒れ模様となりそうだ。港湾春闘は例年にも増して緊張感が強く、スト実施の公算大。新アライアンス体制がちょうど始まる時期なだけに、新年度序盤から続き

2017年3月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船VLCC発注、徐々に明らかに

 タンカー・マーケットは多くの船種で本格回復までもうしばらく時間を要しそうだ。その中で、邦船社の最近の船隊整備は全体的に低調で、その対象はVLCC(大型原油タンカー)やケミカル船な続き