記者座談会

2018年9月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>世界のVLCC純減、解撤増で

 タンカーの運賃マーケットは今年これまでのところ全般的に低調が続くが、改善に向けた変化も見られる。VLCCは高齢船の解撤が近年ない速度で進み、竣工量を解撤量が上回った。主なタンカー続き

2018年8月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>国内造船、20年船台めど続々

 新造船市場は小康状態が続いているが、日本の造船所では、友好船主向けの受注もあり、2020年船台にめどを付けた造船所も増えている。線表を先行していたオーナー系以外の造船所でも内定や続き

2018年8月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>鋼材リスク、造船所の採算に影響

 造船所の業績は厳しさを増している。日本は足元の為替相場が唯一の追い風になっているものの、鋼材価格の値上げが深刻な影響を及ぼしている。長引く不況で財務面でも窮地に追い込まれ、コスト続き

2018年8月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>市況底上げへ減便相次ぐ

 コンテナ船マーケットが繁忙期を迎えるなか、主要船社による減便の動きが目立っている。特に北米を中心に合理化の動きが目立ち、業績が苦しくなる中で繁忙期のうちから余剰船腹を減らそうとい続き

2018年8月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>国内鉄鋼会社、LNG燃料に関心

 2020年に始まるSOx(硫黄酸化物)全海域規制に対する国内ドライ荷主の考え方が、一部で明らかになってきた。複数の大手鉄鋼会社は、GHG(温室効果ガス)やNOx(窒素酸化物)削減続き

2018年7月9日

記者座談会/造船この1カ月<下>今治造船がVLやコンテナ船受注

 先月の新造船市場では、今治造船がVLCCやメガコンテナ船の受注を決めたことが表面化した。今治造船にとって初の海外船主向け新造VLCCで、約10年ぶりの建造になる。こうした大型成約続き

2018年7月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>デジタル時代、問われる造船の役割

 日本の「デジタライゼーション」が大きく動き出している。船舶のビッグデータを共同活用するためのプラットフォームが世界で初めて発足し、46社が参加。また国土交通省の海事イノベーション続き

2018年7月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>需給軟化・コスト増でコンテナ苦戦

 コンテナ船市況は、年初の楽観的な見通しとは裏腹に苦戦を強いられている。荷動きは好調だが、コスト増が著しく、業績は悪化傾向が続く。コスト転嫁の動きだけでなく、最近は減速運航の再開を続き

2018年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>中国、LNG輸入「1億トン」時代へ

 LNG船市場で中国の存在感が高まってきた。昨年、世界第2位のLNG輸入国へと躍進。今後さらなる輸入量の増加が見込まれ、LNG船の需要も大きく増える見通しだ。一方で自国建造船、自国続き

2018年7月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>海運の認知度向上へ取り組み継続

 国民の祝日「海の日」を含む7月の海の月間から夏休みの8月にかけて、海事関連の行事が多数開催されている。7月には邦船大手3社がそれぞれ大型船舶の見学会を開催し、東京港・晴海客船ター続き

2018年7月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>新規フェリー航路、宮古/室蘭で就航

 川崎近海汽船の宮古(岩手県)/室蘭(北海道)新規フェリー航路が6月22日に就航した。川崎近海にとって実に45年ぶりの新規フェリー航路で、業界全体でも久しぶりの新規航路ということで続き

2018年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船市場、発注再開先送り

 新造船市場は発注の停滞が続いている。新造交渉はあるものの、造船所は赤字受注を回避して、船価引き上げを図っており、造船所と船主が価格面で折り合わなくなっている。さらに、造船所は前期続き

2018年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>ルールなき公的助成に歯止め

 造船業に対する不公正な政府助成がマーケットを歪めている問題で、日本が是正に向けた国際的な動きを本格化している。韓国に対して官民がそれぞれの立場で抗議したほか、首相も首脳会談で造船続き

2018年6月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>コンテナ船社に再び業績悪化懸念

 コンテナ船社の事業環境は、4月後半からの燃料油価格の急騰で急激に厳しくなっている。第1四半期はすでに多くの船会社が赤字となり、このままいけば第2四半期以降も厳しい展開を強いられる続き

2018年6月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>海外鉄鋼荷主がスクラバー導入へ

 鉄鋼原料船の海外の大手荷主が2020年に始まるSOx(硫黄酸化物)全海域規制への対応策として、スクラバーを選択する動きが表面化した。ブラジル資源大手ヴァーレは20年以降に竣工する続き

2018年6月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>拡張から2年で通航キャパ拡充

 2016年6月に拡張閘門が開通してから2年経ったパナマ運河で、従来は1日に往復で7隻が上限だった通航予約枠が、5月から8隻に増えた。また、6月から拡張閘門を通航できる船舶の最大幅続き

2018年5月11日

記者座談会/造船この1カ月<下>船型開発加速も商談進まず

 新造船市場は新規商談が依然として低調だ。国内造船所ではNOx(窒素酸化物)3次規制(NOx Tier Ⅲ)に対応したバルカーの標準船型開発が加速しているものの、新造成約はごくわず続き

2018年5月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>統合・提携、技術強化が必須

 国内外の造船所で企業再編の動きが続いている。勝ち残るための連携や統合が模索されている中で、キーワードの1つは技術力にある。一方、海事産業では二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス(続き

2018年5月9日

記者座談会/海運この1カ月<下>ONE船出に期待と試練

 先月からオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)がいよいよ事業開始となった。統合新会社に対しては期待と不安が入り混じるが、ONEもやはり再編に際して付き物の様々なトラブル続き

2018年5月8日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船大手、18年度経常益50~400億円

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)のコンテナ船事業統合会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)が4月からついにサービスを開始し、日本海運の新たな歴史の幕が開続き