記者座談会

2018年3月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>自動車船の新造発注停滞継続

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)を含む自動車船の新造発注停滞は2018年度も続く見通しだ。16年度に大幅に悪化した自動車船部門の業績は、大底を脱したもののまだ新規投資続き

2018年3月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>SOx対応でスクラバー選択

 燃料油中の硫黄分規制強化が2020年に迫る中、日本のVLCCなどで新造船を中心に硫黄分を除去するスクラバーを搭載する例が出始めた。コスト負担の在り方が整理されたものなどから、進捗続き

2018年2月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船市場、船価動向が焦点に

 今年の新造船市場は、ドライバルク市況の上昇に伴ってバルカーの新造発注が増加することが期待されている。環境規制に対応した新船型の営業も本格的に開始されることから、その船価動向に注目続き

2018年2月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>波乱の年明け、M&A案件相次ぐ

 2018年の造船業は波乱の幕開けだ。主役の1つは三井造船。今年4月の分社を前にして、常石造船との提携協議を開始したほか、南日本造船の事業を今治造船に継承することを決めた。年明けか続き

2018年2月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>ドレージ不足で業者悲鳴

 海上コンテナのドライバー不足が深刻化している。かねてより懸念されていたドライバーの不足だが、年末年始の荷動き増と合わせて状況が急速に悪化。場合によってはドレージ手配まで1カ月を要続き

2018年2月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>トン数標準税制で目標設定

 トン数標準税制の政策の一層の前進に向け、国土交通省が外航日本船舶を2018年度から5年間で1.2倍に、外航日本人船員を同年度から10年間で1.5倍に増加させるという新たな目標を立続き

2018年2月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>今年のドライ部門、環境改善進む

 2018年のドライバルク部門は事業環境の改善が一層進みそうだ。ドライ市況は大幅に改善した17年水準から全船型でもう一段上昇するとみられている。ただ損益分岐点超えが常態化する本格的続き

2017年12月26日

記者座談会/この1年【内航・フェリー】業界の将来像模索へ議論進展

 内航海運業界では今年、業界の今後の方向性を模索する議論が官民で進んだ。暫定措置事業の終了が当初予定より1年早まったことで、終了後の業界のあり方についての議論が進展。6月には国土交続き

2017年12月25日

記者座談会/この1年【港湾】 戦略港湾政策、深化と加速

 2017年は国際コンテナ戦略港湾政策の深化・加速に向けた取り組みが進んだ。アジア広域集貨の促進や、港湾運営における人工知能(AI)・情報通信技術(ICT)を活用策も提示された。新続き

2017年12月22日

記者座談会/この1年【コンテナ船】コンテナ統合会社ONE発足

 コンテナ船では今年も再編を巡る話題が尽きなかった。邦船3社のコンテナ船事業統合が具体的に進展し、来年4月の事業開始に向け準備は佳境を迎えている。一方、海外では以前から噂されていた続き

2017年12月21日

記者座談会/この一年【舶用機器・技術】排ガス規制対策に開発集中

 舶用メーカーのテーマは今年も「環境」と「省エネ」だった。エンジンメーカーは今後の硫黄酸化物(SOx)をはじめとした規制対策だけでなく、その先の二酸化炭素(CO2)削減を見据えた高続き

2017年12月20日

記者座談会/この1年【新造船市場】バルカーの新造商談、潮目変わる

 今年の新造船市場は、受注量、新造船価とも大底を脱し、各国の造船所が受注を進めた。商談が大きく動いたのは春と秋で、ドライバルク市況の上昇により、海外船主のバルカーの発注意欲が戻り、続き

2017年12月19日

記者座談会/この1年【日本造船業】「大手問題」が最大のテーマに

 総合重工系造船所が、日本造船所の最大のテーマになっている。2017年は各社が生き残りに向けた新たな方策を出したが、果たして持続可能性があるのか。大手が担ってきた役割を、今後どのよ続き

2017年12月18日

記者座談会/この1年【造船業全般】“改革”という名のリストラ

 不況の深刻化に伴い、造船業の「構造改革」が叫ばれた今年。日本は総合重工の造船事業見直し、韓国は大規模な人員削減など、リストラが進んだ。その結果、日本と韓国では造船大手のオール専業続き

2017年12月15日

記者座談会/この1年【海運政策・規制】環境規制、問われるSOx対策

 海運政策では今年、国際船舶に係る登録免許税・固定資産税の特例措置を延長する要望活動が精力的に展開され、延長が実現した。一方で、IMO(国際海事機関)の硫黄酸化物(SOx)規制など続き

2017年12月14日

記者座談会/この1年【船主・金融】国内船主、優良案件不足続く

 国内船主(船舶オーナー)の経営環境は、オペレーターの経営危機に揺れた昨年から一転して安定した。ドライバルク市況が回復し、為替も円安傾向が続いたからだ。しかし、優良投資案件不足は相続き

2017年12月13日

記者座談会/この1年【LNG船・海洋】LNG船商談、長期案件の不足継続

 LNG船の用船商談は今年も低調だった。案件が少ない上、用船期間が短中期で調達隻数が少なく、邦船社が得意とする新造の長期ものは不足。「モザンビーク」をはじめとする大型プロジェクトの続き

2017年12月12日

記者座談会/この1年【タンカー】市況回復に至らず、新造圧力強く

 タンカーの運賃マーケットは今年、回復に至らなかった。輸送需要は堅調だったが、引き続き多くの新造船が流入し、市況回復の重しとなった。新造船の投資は、海外では低船価を捉えてVLCCの続き

2017年12月11日

記者座談会/この1年【ドライバルク】ドライ市況、大底脱し回復へ

 2017年のドライバルク市況は、ケープサイズからハンディサイズまでの全船型で記録的な低水準に沈んだ前年から大幅に改善し、回復軌道に乗った。不透明感があった中国の鉄鉱石・石炭の輸入続き

2017年12月8日

記者座談会/この1年【海運経営】邦船社業績、着実に回復

 2017年の邦船オペレーターの業績は、ドライバルク、コンテナ船マーケットの上昇や前年度までに実施した構造改革によって着実な改善を見せた。邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船続き