記者座談会

2018年7月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>海運の認知度向上へ取り組み継続

 国民の祝日「海の日」を含む7月の海の月間から夏休みの8月にかけて、海事関連の行事が多数開催されている。7月には邦船大手3社がそれぞれ大型船舶の見学会を開催し、東京港・晴海客船ター続き

2018年7月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>新規フェリー航路、宮古/室蘭で就航

 川崎近海汽船の宮古(岩手県)/室蘭(北海道)新規フェリー航路が6月22日に就航した。川崎近海にとって実に45年ぶりの新規フェリー航路で、業界全体でも久しぶりの新規航路ということで続き

2018年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船市場、発注再開先送り

 新造船市場は発注の停滞が続いている。新造交渉はあるものの、造船所は赤字受注を回避して、船価引き上げを図っており、造船所と船主が価格面で折り合わなくなっている。さらに、造船所は前期続き

2018年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>ルールなき公的助成に歯止め

 造船業に対する不公正な政府助成がマーケットを歪めている問題で、日本が是正に向けた国際的な動きを本格化している。韓国に対して官民がそれぞれの立場で抗議したほか、首相も首脳会談で造船続き

2018年6月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>コンテナ船社に再び業績悪化懸念

 コンテナ船社の事業環境は、4月後半からの燃料油価格の急騰で急激に厳しくなっている。第1四半期はすでに多くの船会社が赤字となり、このままいけば第2四半期以降も厳しい展開を強いられる続き

2018年6月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>海外鉄鋼荷主がスクラバー導入へ

 鉄鋼原料船の海外の大手荷主が2020年に始まるSOx(硫黄酸化物)全海域規制への対応策として、スクラバーを選択する動きが表面化した。ブラジル資源大手ヴァーレは20年以降に竣工する続き

2018年6月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>拡張から2年で通航キャパ拡充

 2016年6月に拡張閘門が開通してから2年経ったパナマ運河で、従来は1日に往復で7隻が上限だった通航予約枠が、5月から8隻に増えた。また、6月から拡張閘門を通航できる船舶の最大幅続き

2018年5月11日

記者座談会/造船この1カ月<下>船型開発加速も商談進まず

 新造船市場は新規商談が依然として低調だ。国内造船所ではNOx(窒素酸化物)3次規制(NOx Tier Ⅲ)に対応したバルカーの標準船型開発が加速しているものの、新造成約はごくわず続き

2018年5月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>統合・提携、技術強化が必須

 国内外の造船所で企業再編の動きが続いている。勝ち残るための連携や統合が模索されている中で、キーワードの1つは技術力にある。一方、海事産業では二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス(続き

2018年5月9日

記者座談会/海運この1カ月<下>ONE船出に期待と試練

 先月からオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)がいよいよ事業開始となった。統合新会社に対しては期待と不安が入り混じるが、ONEもやはり再編に際して付き物の様々なトラブル続き

2018年5月8日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船大手、18年度経常益50~400億円

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)のコンテナ船事業統合会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)が4月からついにサービスを開始し、日本海運の新たな歴史の幕が開続き

2018年5月7日

記者座談会/海運この1カ月<上>フィリピン船員施設が続々

 世界最大の船員供給国、フィリピンは日本海運にとっても約7割の船員を依存する最大の船員ソースだ。そのフィリピンでは今年、日本海運による船員教育・訓練体制が拡充される。3月から4月に続き

2018年4月6日

記者座談会/造船この1カ月<下>日韓造船所が提示船価引き上げ

 新造船市場は小康状態となっているが、日本や韓国の造船所は提示船価の引き上げを図っている。造船所は鋼材価格の上昇など建造コストの上昇を反映して、提示船価を引き上げざるを得ず、安値売続き

2018年4月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>世界は造船・舶用の大再編時代

 造船・舶用産業は大再編期に突入か―。中国では国有2大グループの合併が現実味を帯びつつあり、韓国も中堅ヤードの処理が一段落して次は造船大手の集約にテーマが移った。欧州での舶用企業の続き

2018年4月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>韓国海運にも再編の兆し

 韓国の海運業界でも、ついに再編の動きが出始めた。長錦商船と興亜海運がコンテナ船事業を統合する方針を打ち出した。韓国では中小規模の船社が多く、昨年から政府主導による韓国海運連合(K続き

2018年4月3日

記者座談会/海運この1カ月海運<中>ドライ市況回復も過剰発注起きず

 ドライバルク市場は用船マーケットが回復期待を維持しながら、過剰新造発注が起こらない状態が続いている。過剰発注によって不況が長引いた過去の反省からプレーヤーが投資判断に慎重になって続き

2018年4月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>保護主義の動きに警戒感

 世界で保護主義的な動きが出ていることへの懸念が海運業界で強まっている。3月、都内で開催されたアジア船主協会(ASA)海運政策委員会(SPC)では、インドネシアが打ち出した貨物留保続き

2018年3月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>NOx対応の新型バルカー成約

 国内造船所が開発したNOx(窒素酸化物)3次規制(NOx Tier Ⅲ)対応デザインの新船型の新造成約が出始めた。日本の複数の造船所がパナマックスを中心としたバルカーを内定してお続き

2018年3月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>日韓造船紛争に発展か

 造船業に対して救済色を強める韓国。造船所の赤字受注に対して政府が金融保証を付けるとした点が、大きな論争の火種を生んでいる。日本は官民双方のチャンネルを通じて、韓国側に抗議文を送付続き

2018年3月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>コンテナ物流強化に賭けるマースク

 マースク・グループは事業の将来像として「コンテナ物流のインテグレーター」を目指そうとしている。石油部門の切り離し、ハンブルク・シュド買収など過去1年で具体的な取り組みを進めてきた続き