記者座談会

2020年4月6日

記者座談会/海運この1カ月<上>新型コロナの影響、さらに深刻化、海運マーケット・業務の混乱続く

 新型コロナウイルスの感染が欧米でも急拡大して世界的大流行の局面に入り、世界の社会経済に深刻な影響を与えている。海運業界も都市部を中心に在宅勤務が広がり、人の移動制限が船員の乗下船続き

2020年3月17日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新型肺炎、世界の造船業へ影響拡大、商船・海洋・客船の全面で暗雲

 新型コロナウイルス感染拡大の造船業への影響が大きくなっている。建造工程への影響や新造商談再開の遅れに加えて、今後は契約変更や契約不履行リスクが顕在化する懸念もある。バルカーやタン続き

2020年3月13日

記者座談会/造船この1カ月<上>、舞鶴・香焼・千葉…撤退相次ぐ、韓国・中国との時間差で日本も造船不況

 三菱重工の長崎造船所香焼工場の売却交渉、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の舞鶴事業所での商船建造終了に続き、三井E&S造船が千葉工場の造船事業終了を発表した。総合重工系の造船続き

2020年3月12日

記者座談会/海運この1カ月<下>、需要急減で欠便が歴史的規模に、港湾春闘始まる

 新型肺炎の流行は海上コンテナ物流に大きな影響を与えつつある。荷動きの急減を受け、コンテナ船社による欠便規模は過去にない規模にまで膨れ上がった。これに伴い、待機コンテナ船も急増し、続き

2020年3月11日

記者座談会/海運この1カ月<中>、日本の洋上風力市場、草創期に、国際展示会に邦船も出展

 近年、日本の洋上風力発電市場に注目が集まっている。2月末には東京ビッグサイトで第8回国際風力発電展が開催され、国内外の企業が参集。洋上風力の分野でも多数出展があった。日本の海運会続き

2020年3月10日

記者座談会/海運この1カ月<上>、新型肺炎、海運業界への影響拡大、活動停滞、マーケット低迷続く

 中国を中心とする新型コロナウイルス感染拡大の海運業界への影響がさらに広がりを見せている。感染拡大防止のため、展示会、セミナー、会議、式典などのイベントの開催が相次いだほか、海運各続き

2020年2月10日

記者座談会/造船この1カ月<下>、不透明さ増す新造船市場、様子見強まる、LNG船は好調か

 新造船市場は不透明感が増している。想定されていた硫黄酸化物(SOx)全海域規制の適用の影響に加えて、EEDI(エネルギー効率設計指標)規制フェーズ3、GHG削減など環境規制の強化続き

2020年2月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>、どうなる2020年の造船業、再編、政府対策、残業規制などテーマ多岐に

 今年の日本の造船業は引き続き再編や再建がテーマの1つになる。昨年から始まった各社の協議は、春ごろまでに決着する見通し。これとは別に、新たな協業体制などの枠組みが作られる可能性があ続き

2020年2月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>、春節延長、影響どこまで、五輪控え港湾対策が本格化

 コンテナ船業界にとって、2020年は波乱の幕開けとなった。硫黄酸化物(SOx)排出規制がいよいよ発効し、大幅なコスト増にどう対処するかが大きな課題だったが、中国における新型肺炎の続き

2020年2月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>、新型肺炎、海運マーケット下押し

 中国・武漢(湖北省)で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が海運業界にも影響を及ぼしている。船員配乗や修繕、船用品供給などの船舶管理業務や運航への影響が懸念されるほか、続き

2020年2月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>、SOx規制開始、おおむね問題なし

 船舶燃料油の硫黄酸化物(SOx)規制が1月1日に始まった。まったく問題が生じなかったわけではないが、寄港国による船舶検査であるPSC(ポート・ステート・コントロール)による出港差続き

2019年12月25日

記者座談会/この1年【内航・フェリー】/新造フェリーの発注相次ぐ、暫定措置事業後のあり方、検討加速

 2019年は国内フェリーの新造計画が相次いで明らかになった。新日本海フェリーと名門大洋フェリー、宮崎カーフェリーがリプレースのために大型新造船を発注したほか、新たな取り組みでは商続き

2019年12月24日

記者座談会/この1年【港湾】、オリパラ契機に港湾混雑対策促進、荷役の遠隔操作化・自働化、日本でも導入加速か

 東京五輪・パラリンピックまであと200日強。「東京港の港湾混雑がさらに深刻するのでは」といった懸念の声が上がる中、今年は大会期間中の円滑な物流を維持するためのトライアルが相次いで続き

2019年12月23日

記者座談会/この1年【規制・技術・政策】/GHG削減技術を数年で実用可能に、SOx規制、年末年始のトラブル懸念

 2018年にIMO(国際海事機関)で温室効果ガス(GHG)削減目標が合意されたことを背景に、今年はGHGゼロ達成のための具体的な検討が始まった。船舶の寿命から逆算すると、今後数年続き

2019年12月20日

記者座談会/この1年【新造船市場】/SOxで様子見姿勢強まり低迷、LNG船は今年も発注ブーム

 今年の新造船マーケットは、年後半から新造発注が再開するとの当初の期待に反して、硫黄酸化物(SOx)全海域規制への様子見姿勢が強まり、年間を通じて新造発注は低迷した。発注の低迷で手続き

2019年12月19日

記者座談会/この1年【日本造船業】/造船のテーマは再編と再建、「各論賛成」への転換と外圧

 日本造船の今年のテーマは「再建」と「再編」だ。低船価や高難度船による赤字決算を背景に、各社が事業再建に向けた事業改革策を打ち出し始めた。再編も、その一環。これまでの「総論賛成・各続き

2019年12月18日

記者座談会/この1年【造船業全般】/造船大集約、国の影響力強まる、技術競争時代に突入

 韓国・中国で最大手造船所が集約する大再編期を迎えた2019年。日本も押し出されるように、業界内の組み換えが始まった。一方で、10年の造船不況がもたらしたのは、造船に対する「官」の続き

2019年12月17日

記者座談会/この1年【船主・金融】、多様化、複雑化の時代、ビジネスモデル競争始まる

 特定船種に投資し続ける船主。あらゆる船種をターゲットに置いてリスク分散を図る船主。短期用船に挑む船主。超大型コンテナ船、LNG船に食指を伸ばす船主・・・。国内船主(船舶オーナー)続き

2019年12月16日

記者座談会/この1年【LNG船・海洋事業】、LNG船、待望の大型商談開始、邦船大手、海洋分野への展開深まる

 2019年はLNG船や海洋事業の分野でさまざまな動きがあった。LNG船は用船の大型商談がスタート。海洋事業では、邦船大手によるLNG発電船や物理探査船といった新規分野への参入もあ続き

2019年12月13日

記者座談会/この1年【コンテナ船】、BAF別建て浸透、業界の転換点に、荷動き成長の鈍化に懸念

 コンテナ船業界にとって、2019年は大きな転換点となった。硫黄酸化物(SOx)排出規制を機に、コスト増加分を顧客に転嫁する仕組みが一気に普及。これまで燃料油コストの乱高下に悩まさ続き