記者座談会

2021年6月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、港湾スト、今後の可能性は、海外主要港で混雑悪化進む

 コンテナトレードで世界的な混乱が続くなか、日本では港湾における全国ストの懸念が立ち上がってきた。状況は予断を許さないが、既に海上物流を取り巻く環境は混乱が続くだけに、万一ストとな続き

2021年6月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>、船員感染リスク、懸念深まる、長期化するコロナ問題、変わるステージ

 新型コロナウイルスとの戦いが長引く中、船上の船員でコロナ陽性が確認される例が目立ち始めた。海運会社などが厳格な感染対策を講じていてもなお、感染リスクを完全に排除することが難しいの続き

2021年6月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>、国内船主、市況や為替、感応度に差、経営方針の多様化で

 国内船主(船舶オーナー)の経営方針が多様化してきた結果として、事業環境の変化に対する感応度が二極化している。約10年ぶりの高値を付けたドライバルク市況、円安傾向にある為替の円ドル続き

2021年5月13日

記者座談会/造船この1カ月<下>、韓中造船はブーム期並み受注水準、日本はバルカーで受注機会待つ

 韓国や中国造船所は、今年に入ってから造船ブーム期に匹敵するような新造船の発注ブームの再来に沸いている。メガコンテナ船とタンカーが発注を牽引しており、仕事不足の問題を既に解消した。続き

2021年5月12日

記者座談会/造船この1カ月<上>、脱炭素燃料、プロジェクト続々、試される日本造船・舶用の本気度

 カーボンニュートラルが世界の最重要テーマとなる中、海事産業でも米国が「GHG(温室効果ガス)排出ゼロ」目標案を提起した。脱炭素化に向けた研究開発やプロジェクトが次々と立ち上がって続き

2021年5月11日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、業績改善さらに進む、洋上通関、利用進むか

 コンテナ船社の業績改善がさらに加速している。21年第1四半期の業績は、昨年第4四半期からさらに大きく改善が進んだ。一部船社は、既に通期業績見通しも上方修正しており、当面は現在の状続き

2021年5月10日

記者座談会/海運この1カ月<中>、タンカー市況の低迷続く、海外船社でM&Aなどの動き再び

 タンカーの運賃市況はVLCCやプロダクト船を中心として低迷が続いている。その一方でスクラップは低調なまま。需給両面から市況低迷を抜け出すきっかけが出てくることが期待される。市況低続き

2021年5月7日

記者座談会/海運この1カ月<上>、ドライバルク市況が11年ぶり高値、ケープ急騰、中小型船再び2万ドル超え

 ドライバルク市況がケープサイズからハンディサイズまでの全船型で高騰し、バルカー全船型の用船料指数であるBDI(ボルチック・ドライ・インデックス)が2010年以来11年ぶりの高水準続き

2021年4月12日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、コンテナ船が発注ブームに、バルカーにも期待感

 新造船市場では、1万5000TEU級を中心としたコンテナ船が発注ブームの様相となっている。コンテナ船の発注増加に伴って、韓国造船大手や中国民営大手が線表確定を進めており、2023続き

2021年4月9日

記者座談会/造船この1カ月<上>、総合重工の再編に1つの決着、三井E&Sの事業転換、川重の部門統合

 3月末には、造船業の事業譲渡や出資、提携などに関するニュースが相次いだ。1つの軸は、三井E&S造船。三井がファブレス化に進む事業転換策を実行するうえで、さまざまな形での業界内の再続き

2021年4月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、日本郵船、クルーズ船を独マイヤーに発注

 日本郵船は3月31日、グループの郵船クルーズ(坂本深社長)がドイツの造船所マイヤーベルフトと5万1950総トン型クルーズ船の建造契約を締結したと発表した。LNG焚きや自動船位保持続き

2021年4月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>、カタールのLNG船大型商談開始、100隻規模、船主の選定で邦船も関心

 新造LNG船の大型商談がいよいよ動き出す。カタール国営石油による100隻規模のLNG船の調達商談だ。これほどの大規模な調達は過去に例を見ない。カタールと邦船社はLNG船ビジネスで続き

2021年4月6日

記者座談会/海運この1カ月<上>、スエズ座礁事故、海上物流に新たな懸念、東京港、大規模再編計画を公表

 先月はスエズ運河内で超大型コンテナ船が座礁するという事故が発生し、大きな注目を集めた。幸いにも事故6日目で離礁に成功したが、その間スエズ運河の通航は完全にストップし、国際サプライ続き

2021年3月15日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、潮目に変化も、船価引き上げ、コンテナ船も好調

 新造船市場は、徐々に潮目が変わりつつあるとの見方が広がっている。これまで安値を提示してきた中国造船所がドルに対する人民元高の進行と鋼材価格の上昇により、バルカーの船価引き上げに転続き

2021年3月12日

記者座談会/造船この1カ月<上>、佐世保と舞鶴、日本造船の共通課題、老朽設備、艦艇との両立、中型船の戦いがテーマ

 名村造船所がグループの佐世保重工業での商船事業休止を決めたことは、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の舞鶴事業所の商船撤退と共通点が多い。歴史ある設備の競争力、艦艇事業との両立続き

2021年3月11日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、21年は長期契約下支えか、港湾春闘、今年の争点は

 コンテナ船業界では依然として混乱が続いている。船社の20年業績は過去にない好業績となっているが、21年については見通し不透明ながら、確実視されている長期契約運賃の値上げが一定の下続き

2021年3月10日

記者座談会/海運この1カ月<中>、中小型バルカー市況が急騰、バルカー中古船価の上昇加速

 中小型バルカーのマーケットが高騰し、英ボルチック・エクスチェンジの主要航路平均用船料でパナマックスとハンディマックスが2月に2万ドルを突破。ハンディサイズも3月に入ってから2万ド続き

2021年3月9日

記者座談会/海運この1カ月<上>、邦船大手、通期業績予想を大幅上方修正、コンテナ船好調で、不定期専用船も上振れ

 邦船大手3社は2021年3月期通期経常利益予想を大幅に上方修正し、日本郵船が1600億円、商船三井が950億円、川崎汽船が500億円をそれぞれ見込む。3社の持分法適用会社オーシャ続き

2021年2月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>、コンテナ船や新船型の受注が顕在化、新造船市場、造船所の線表進捗に差

 新造船市場は、厳しいマーケット環境が継続しているが、今年の年明けはコンテナ船や新船型の受注が目立つ展開となっている。エネルギー効率設計指標(EEDI)フェーズ3対応のデザインも続続き

2021年2月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>、日本造船業、21年の展望、受注確保の正念場、再編実行の年

 2021年は日本の造船業にとっては重要な1年になる。仕事量が間もなく底をつく中で、新たな仕事確保や事業転換などが急務。一方では再編実行の年でもあり、今治造船とジャパンマリンユナイ続き