2019年10月3日

記者座談会/海運この1カ月<下>、長錦商船、興亜の定航事業を継承

 韓国におけるコンテナ船社統合で大きな進展があった。これまで事業統合を目指していた長錦商船と興亜海運だが、12月をめどに長錦商船が「Heung-A Lines」を設立し、興亜海運の続き

2019年10月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ドライ市況、軟化も強地合変わらず

 9月のドライバルク市況はケープサイズを中心に中旬まで好調に推移し、ケープは4万ドルに迫った。中旬から下落に転じたが、これまで市況を牽引したスクラバー搭載工事や活発な荷況は変わって続き

2019年10月1日

海運座談会/海運この1カ月<上>、不透明感増す中東情勢

 9月は再び中東で事件が起きた。14日にサウジアラビアの石油関連施設が攻撃されたことを受け、原油価格、バンカー価格、VLCCのスポット運賃が軒並み急騰。その後上昇は一服したものの、続き

2019年9月17日

記者座談会/造船この1カ月<下>、どうなる新造商談「秋の陣」

 造船各社は今年後半の新造商談に期待を寄せているが、新造船市場では依然として様子見が続いており、動きに乏しい展開となっている。世界的な受注低迷に伴う手持ち工事の減少も加速しており、続き

2019年9月13日

記者座談会/造船この1カ月<上>、日本造船に円高の緊張感

 為替相場が急激な円高ドル安に進んだことで、日本の造船業には緊張感が広がった。目の前の業績や、秋の新造商談への影響が懸念されるが、さらなる経済変動や円高への備えも大きなテーマに浮上続き

2019年9月12日

海運座談会/海運この1カ月④、拡大路線進めるエバーグリーン

 先月は台湾大手のエバーグリーンラインによる2万3000TEU型コンテナ船の新造整備に大きな注目が集まった。既に多くの発注残を持つ同社だが、さらに超大型船11隻を整備することで、そ続き

2019年9月11日

記者座談会/海運この1カ月③、海外タンカー船社、収支改善

 8月は海外タンカー船社の上期(1~6月)決算が出そろった。運賃マーケットの改善を受けて収支改善する船社が多く見られた。足元の主要船種のタンカー市況はやや軟化基調だが、海外勢は年後続き

2019年9月10日

記者座談会/海運この1カ月②、船主、用船料減額は回避へ

 ドライバルク市況の回復は、国内船主(船舶オーナー)の経営にも影響を及ぼす。年初来の低迷時は、海外の新興オペレーターなどによる用船料の減額要請が懸念されていたが、最近の上昇局面でこ続き

2019年9月9日

記者座談会/海運この1カ月①、ドライ市況本格上昇、小型船にも着火

 バルカーの用船市況は8月に本格的な上昇局面に入った。ケープサイズとパナマックスだけでなく、出遅れていたハンディマックスとハンディサイズも上げ足を早めた。ただ、マーケットの雰囲気が続き

2019年8月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>様子見続くも後半の回復に期待

 新造商談が停滞している。来年から適用になる硫黄酸化物(SOx)全海域規制への対応の見極めや、今年後半の海運市況の回復予想などで、船主、造船所ともに様子見が続いている。ケープサイズ続き

2019年8月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>日中韓、価格競争力差の実態は

 日本造船所と中国・韓国造船所の船価差が、海事クラスターの中で問題視されている。価格競争力を喪失しているとの指摘に対し、日本の造船所からは「持続可能性のない赤字受注」との見方がある続き

2019年8月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>現代商船、ザ・アライアンスに加盟

 2Mとの戦略的提携が来年3月で失効する現代商船の今後の動向が注目されていたが、来年4月からザ・アライアンスに加盟することが決まった。ザ・アライアンスにとっては規模拡大につながると続き

2019年8月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船、インドネシアの成長取り込む

 2.6億人という世界第4位の人口を誇り、1万4000以上の島々から成る島嶼国のインドネシア。エネルギー需要などの増加で、海運会社のビジネスチャンスは広がっている。一方、同国の政策続き

2019年8月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>ドライバルク市況が急騰

 バルカー用船市況が7月に大型船を中心に急騰し、ケープサイズは約5年半ぶり、パナマックスは約8年4カ月ぶりの高値水準となった。ハンディバルカーの上昇は鈍く、ハンディサイズは依然とし続き

2019年7月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>どうなる大合併後の中国造船

 中国2大国有造船グループの中国船舶工業集団(CSSC)と中国船舶重工集団(CSIC)の合併が決まった。新造船で大きな世界シェアを握るだけでなく、修繕や舶用、金融などの機能を一体で続き

2019年7月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>ハンディサイズの大型化進む

 新造船マーケットにはまだ大きな動きがみられないが、4万重量トン超のハンディサイズ・バルカーの成約が表面化するなど、新たな動きが少しずつ出てきた。4万重量トン超のハンディサイズは日続き

2019年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>東西航路で広がる欠便

 コンテナ船業界では繁忙期に入ったにも関わらず、欠便を行う動きがなお続いている。再編を経て、さらに米中貿易摩擦という新たな環境の中で、これまでに無い新たな動きが定着しつつある。国内続き

2019年7月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>ドライ市況、“年後半上昇説”を維持

 ドライバルク市況は、6月中旬からケープサイズを中心に上昇基調が強まり、ケープサイズ主要航路平均用船料が月末に2万ドル目前に迫った。ドライ市況は2020年の硫黄酸化物(SOx)排出続き

2019年7月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>中東タンカー攻撃、海運業界に衝撃

 中東オマーン湾で何者かによってタンカー2隻が攻撃を受け、海運業界に衝撃が走った。行政機関、業界団体、船員労使、船社らは対応に追われた。運航の安全があってこそ、経済活動や人々の生活続き

2019年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>手持ち工事がブーム前の低水準に

 新造商談の低迷が続いている。2020年から適用される硫黄酸化物(SOx)全海域規制の影響で、今後の海運市況の上昇や高騰を予想する声が強まる一方で、SOx規制への対応策の見極めで多続き