記者座談会

2020年9月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>、コロナと原油下落の二大ショック、各国造船所で赤字相次ぐ、資金確保もテーマに

 世界各国の造船所で、決算が一段と悪化している。新型コロナウイルス感染の影響で工場が一時停止した影響が表れているほか、原油価格下落による海洋開発市場低迷で損失が発生している。韓国や続き

2020年9月9日

記者座談会/海運この1カ月<下>、北米航路で急激な運賃上昇、近海はなお低空飛行続く

 コンテナ船マーケットは東西航路、特に北米航路で想定を大きく上回る運賃上昇に沸いている。上期の主要船社の業績はいずれも好調だったが、当面の運賃上昇に支えられて第3四半期もその勢いは続き

2020年9月8日

記者座談会/海運この1カ月<中>、トン数標準税制見直しへ議論本格化、国交省審議会で内藤船協会長が要望

 国土交通省は8月31日に外航海運政策のあり方を検討する「交通政策審議会海事分科会第2回国際海上輸送部会」を開催した。今会合で日本船主協会の内藤忠顕会長(日本郵船会長)は、外航海運続き

2020年9月7日

記者座談会/海運この1カ月<上>、ケープサイズ“Wakashio”が座礁・油濁事故、被害最小化に全力、事故対応再検討の契機にも

 国内船主の長鋪汽船(岡山県)が保有・船舶管理し商船三井が定期用船するケープサイズ・バルカー“Wakashio”がインド洋のモーリシャス島沖で座礁し、燃続き

2020年8月17日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、コロナ禍で発注再開の糸口みえず、商談機会減少も深刻

 新造船マーケットは、新型コロナウイルスの影響による先行き不透明さや移動制限などから世界的な低迷が続いている。欧州などの一部の国々で日本からの入国規制が緩和されたが、感染リスクへの続き

2020年8月14日

記者座談会/造船この1カ月<上>、三井E&Sの「欧州化」、造船は常石・揚子江と二面協業、軸はデジタル化

 三井E&S造船が、造船事業の再編の方向性を示しつつある。常石造船からの出資受け入れ協議を始めたほか、玉野艦船工場での商船建造の縮小方針も示した。ただ、中国・揚子江船業と常石造船と続き

2020年8月13日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、需要急減でも業績回復、国内港、輸入堅調も取り扱い減続く

 新型コロナウィルスによる荷動き需要減少の影響を最も強く受けた4~6月において、コンテナ船事業の業績はむしろ改善傾向に向かっているようだ。先日、業績を発表したONEに続き、一部続き

2020年8月12日

記者座談会/海運この1カ月<中>、日本籍船の増加傾向続く、国交省「海事レポート2020」

 国土交通省は海事行政の現状や海事業界に関する各種データをまとめた「海事レポート2020」を7月30日に発行した。これによると、19年6月末時点の外航日本商船隊は2411隻で、この続き

2020年8月11日

記者座談会/海運この1カ月<上>、日本荷主の長期契約縮小懸念、鉄鋼・電力・製紙など事業環境悪化で

 邦船社の主な長期契約締結先である日本の鉄鋼会社や電力会社、製紙会社、石油会社を取り巻く事業環境の悪化によって、長契需要が今後縮小することが懸念されている。邦船社は今回の新型コロナ続き

2020年7月10日

記者座談会/造船この1カ月<下>、韓中造船の安値提示が顕在化、新造船市場、発注低迷続く

 新造船市場は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、世界的な発注の低迷が依然として続いている。新造船価にも下落圧力が強まっており、中国や韓国造船所が船価を一段下げて提示してい続き

2020年7月9日

記者座談会/造船この1カ月<上>、避けられぬ無人化とゼロエミ化、市況停滞でも技術プロジェクトは続々開始

 新型コロナウイルスの影響で業界の動きが停滞する中でも、デジタルとグリーンに関わるプロジェクトは次々と立ち上がっている。無人船と自律運航船では、日本が巻き返しを図るための大型の実証続き

2020年7月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ市況、荷動き減でも好調、国内港湾にもコロナの影

 コンテナ荷動き需要の急減にもかかわらず、運賃市況は底堅さを保っている。業界関係者は、再編を通じた構造変化に手ごたえを感じており、見通しについても通期黒字化の可能性も指摘されるよう続き

2020年7月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ケープサイズ市況、コロナ下の急騰、邦船社は慎重姿勢を崩さず

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷していたドライバルク・マーケットで、ケープサイズが6月に急騰。主要航路平均用船料は9カ月ぶりに3万ドルを突破した。中国の旺盛な需要などによっ続き

2020年7月6日

記者座談会/海運この1カ月<上>、タンカー市況急変、下げ足速める、コロナ禍の需要減が顕在化

 タンカーの運賃マーケットの下落が進み、主要な船種、船型で損益分岐点を下回る水準に低下した。3~4月の高騰後、軟化傾向にあったが、ここにきて下げ足を速めた。新型コロナウイルス感染拡続き

2020年6月17日

記者座談会/造船この1カ月<下>、造船舶用の新政策、再編が柱、企業統合や研究連携に政府投資も

 日本の造船・舶用産業の今後を議論する「海事産業将来像検討会」の最終報告書がまとまった。韓国・中国・欧州の集約を踏まえた対策は、やはり国内業界の「再編」。企業間の研究連携や協業・統続き

2020年6月16日

記者座談会/造船この1カ月<上>、LNG船100隻超の発注先固まる、カタール向け新造商談、第二弾は韓国大手

 新型コロナウイルスの影響もあり、新造船マーケットの世界的な低迷が続いているが、カタールが進めているLNG船の大規模商談では、100隻超の発注先が固まった。4月下旬の中国の滬東中華続き

2020年6月12日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、業務平常化へそろり、荷動き縮小が本格化、市況へ影響は

 緊急事態宣言の解除に伴い、国内の海運会社は各拠点で徐々に業務再開を模索している。ただ当面は、感染防止の観点から取り組みは少しずつ進む形となりそうだ。一方、荷動きへの影響は本格的に続き

2020年6月11日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ドライ市況、コロナの影響本格化、ケープサイズ一時1000ドル台に

 新型コロナウイルス感染拡大によるドライバルク市況への影響が5月に本格化した。ケープサイズは主要航路平均用船料が一時1000ドル台に下落し、中小型船も暴落した。最大輸入国の中国の経続き

2020年6月10日

記者座談会/海運この1カ月<上>、邦船大手19年度業績、全社上振れ、今期業績予想は新型コロナで異例対応

 主要邦船社の2019年度通期決算が出揃った。大手3社の経常利益は商船三井が550億円、日本郵船が444億円、川崎汽船が74億円となり、全社が期初の予想から上振れした。不定期船専業続き

2020年5月15日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、LNG船で大規模契約、リモートの調印や商談も散見

 新型コロナウイルスの影響で新造船マーケットは全面的に停滞しており、新型コロナウイルスの収束までは当面厳しい受注環境が続く見通しだ。ただ、4月はカタール向けの大規模LNG船商談で造続き