2020年12月10日

記者座談会/この1年【ドライバルク】
市況暴落も中国需要が下支え
国内荷主の長期契約需要縮小懸念

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 ドライバルク部門も新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、ケープサイズ市況が一時2000ドルを割り込んだ。ただ、最大輸入国の中国が経済活動をいち早く再開して高水準の輸入を続けたことなどを背景に、ドライ市況も比較的早く大底を脱出。もともと想定されていた船腹供給面に起因する中期的な上昇トレンドに復帰しつつある。コロナ禍はドライバルクの荷主産業の中でも特に鉄鋼や製紙に打撃を与え、一方で脱...