記者座談会

2019年4月5日

記者座談会/造船この1カ月<下>商談シーズン到来も沈黙

 新造船市場は、春の商談シーズンを迎えているが、全く動きがなく、沈黙が続いている。散発的に成約はあるものの、その多くが継続案件で、ドライバルク市況の低迷を受けて造船所と船主の双方が続き

2019年4月4日

記者座談会/造船この1カ月<上>巨大造船所といかに戦うか

 韓国の造船大手2社の合併で本契約が交わされた。中国でも2大国有グループの合併の前兆と見られる動きが出ている。合併により船種によっては圧倒的なシェアを持つことになるため、競争法審査続き

2019年4月3日

記者座談会/海運この1カ月<下>韓国、国挙げての業界支援

 韓国では国を挙げて海運や港湾を支援する動きが強まっている。国主導で海運再編を進めようとするほか、港湾分野でも関与を強めようとしているが、ただその手法や効果については疑問も残ってお続き

2019年4月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>海外タンカー船社、昨年赤字継続

 2018年の海外タンカー船社の決算が出揃った。多くが赤字決算を余儀なくされたが、回復の兆しもみえてきた。長引く不況でタンカー業界の再編は進んだが、先月はこれまで業界再編を主導して続き

2019年4月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>ケープ市況、強気見通し変わらず

 ケープサイズ市況は先月末に4000ドルを割り込み、約3年ぶりの安値を付けた。足元の同市況は過去最低に沈んだ2016年以来の水準だが、市場関係者は「想定の範囲内」と冷静だ。1~3月続き

2019年3月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船価の引き上げ気運高まる

 新造船市場は年明けから様子見の展開が続いている。バルカーの新造商談は中国の春節(旧正月)明けの展開に注目が集まっていたが、ここまで大きな動きはない。その一方で、LNG船など一部の続き

2019年3月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>造船業、赤字続き耐久戦に

 造船業界が耐久戦の様相を呈している。各国では2018年度も引き続き赤字決算が相次いでおり、船価水準はなお「持続可能性のない低水準」だ。関連産業の維持や技術開発への再投資が危機的に続き

2019年3月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船、SOx適合油調達へ取組加速

 硫黄酸化物(SOx)全海域規制の発効が近づく中、規制に適合した低硫黄燃料の手配に向けた本格的な検討が進められている。船会社にとって最も重要なことは船を止めないこと。そのためには、続き

2019年3月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>LNG燃料、供給拠点整備進む

 2月はLNG船舶燃料に関するニュースが非常に多かった。商船三井が同社グループ初のLNG燃料船であるタグボート“いしん”を大阪湾で就航させたほか、シンガポー続き

2019年2月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船市場、静かなスタート

 年明けから韓国造船所で大きな動きがあったのとは対照的に新造船市場は総じて静かなスタートとなった。今年に入ってから表面化した新造成約はあるものの、硫黄酸化物(SOx)排出規制への対続き

2019年2月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>韓国造船、ビッグ2への地殻変動

 2019年は韓国造船業にとってのかつてない構造変化の年となった。大宇造船海洋の売却が決まり、最大手の現代重工業が取得する可能性が高まった。サムスン重工への売却の可能性があるとはい続き

2019年2月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>米中貿易、先行きに不透明感

 米中間の貿易摩擦を背景に、コンテナトレードにさまざまな影響が生じている。極端なインバランスの悪化で米国側ではコンテナが滞留し、混雑が悪化。荷動きの反動減に対する懸念も強い。また港続き

2019年2月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>ケミカル船業界も集約進む

 化学品や動植物油を輸送するタンカー、ケミカル船の業界でもオペレーターの集約が進んできた。先月は商船三井グループのMOLケミカルタンカーが同業でデンマークのノルディック・タンカーズ続き

2019年2月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>今年のドライ市況、大幅下落でスタート

 2019年のドライバルク市況は大幅な下落でスタートした。閑散期のこの時期は例年マーケットが低下するが、今年は米中貿易紛争や中国の石炭輸入減少、ヴァーレの鉱山ダム決壊事故などの悪材続き

2018年12月27日

記者座談会/この1年【港湾】船社港運の在り方に変化

 コンテナ船社の合従連衡やアライアンス再編などを受けて、2018年は日本における港湾運送体制も大きく変化した1年だった。特にオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の発足に続き

2018年12月26日

記者座談会/この1年【内航】フェリー・RORO航路拡充

 2018年は内航フェリー・RORO航路の新増設計画が相次いで明らかになった。活発なモーダルシフト需要に対応するため、各社は海上輸送体制の強化を進めている。硫黄酸化物(SOx)の排続き

2018年12月21日

記者座談会/この1年【コンテナ船】ONE波乱の船出

 今年4月に事業開始した邦船3社のコンテナ船統合会社、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は初年度から大きな試練に直面することとなった。当初の黒字予想から一転、今期は大続き

2018年12月20日

記者座談会/この1年【規制・技術・政策】IMOがGHG削減の中長期目標

 船舶の規制関連では今年、IMO(国際海事機関)が国際海運の温室効果ガス(GHG)削減の中長期目標を策定し、海運・造船業界はこの目標に向かって技術開発や事業のあり方の見直しを行うこ続き

2018年12月19日

記者座談会/この1年【新造船市場】SOxで商談停滞、本格回復ならず

 例年にも増して本格回復への期待が大きかった2018年の新造船マーケットだが、総じて盛り上がりに欠ける1年となった。日本が主力とするバルカーでは造船所と船主との提示船価の乖離が続い続き

2018年12月18日

記者座談会/この1年【国内造船所】今治や三井の事業転換策

 日本造船業では今年、今治造船や三井E&S造船の動きが大きな関心を呼んだ。いずれも、従来の事業の形態を変えるような一手を打った。一方で、日本造船全体には、顧客からも厳しい見方が寄せ続き