記者座談会

2019年2月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>ケミカル船業界も集約進む

 化学品や動植物油を輸送するタンカー、ケミカル船の業界でもオペレーターの集約が進んできた。先月は商船三井グループのMOLケミカルタンカーが同業でデンマークのノルディック・タンカーズ続き

2019年2月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>今年のドライ市況、大幅下落でスタート

 2019年のドライバルク市況は大幅な下落でスタートした。閑散期のこの時期は例年マーケットが低下するが、今年は米中貿易紛争や中国の石炭輸入減少、ヴァーレの鉱山ダム決壊事故などの悪材続き

2018年12月27日

記者座談会/この1年【港湾】船社港運の在り方に変化

 コンテナ船社の合従連衡やアライアンス再編などを受けて、2018年は日本における港湾運送体制も大きく変化した1年だった。特にオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の発足に続き

2018年12月26日

記者座談会/この1年【内航】フェリー・RORO航路拡充

 2018年は内航フェリー・RORO航路の新増設計画が相次いで明らかになった。活発なモーダルシフト需要に対応するため、各社は海上輸送体制の強化を進めている。硫黄酸化物(SOx)の排続き

2018年12月21日

記者座談会/この1年【コンテナ船】ONE波乱の船出

 今年4月に事業開始した邦船3社のコンテナ船統合会社、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は初年度から大きな試練に直面することとなった。当初の黒字予想から一転、今期は大続き

2018年12月20日

記者座談会/この1年【規制・技術・政策】IMOがGHG削減の中長期目標

 船舶の規制関連では今年、IMO(国際海事機関)が国際海運の温室効果ガス(GHG)削減の中長期目標を策定し、海運・造船業界はこの目標に向かって技術開発や事業のあり方の見直しを行うこ続き

2018年12月19日

記者座談会/この1年【新造船市場】SOxで商談停滞、本格回復ならず

 例年にも増して本格回復への期待が大きかった2018年の新造船マーケットだが、総じて盛り上がりに欠ける1年となった。日本が主力とするバルカーでは造船所と船主との提示船価の乖離が続い続き

2018年12月18日

記者座談会/この1年【国内造船所】今治や三井の事業転換策

 日本造船業では今年、今治造船や三井E&S造船の動きが大きな関心を呼んだ。いずれも、従来の事業の形態を変えるような一手を打った。一方で、日本造船全体には、顧客からも厳しい見方が寄せ続き

2018年12月17日

記者座談会/この1年【造船業】不況10年目の造船再編論

 リーマン・ショックから10年目の今年は、造船不況が長引く中で、造船業のさまざまな競争戦略が岐路に立つ年でもあった。日本国内ではM&Aに関するニュースが多く、中国や韓国、欧州でも大続き

2018年12月14日

記者座談会/この1年【船主・金融】国内船主、投資案件不足続く

 国内船主(船舶オーナー)は今年も投資案件不足に悩まされた。定期用船(TC)商談は回復傾向にあったが、ドライ市況が本格回復しないこともあって低用船料に直面。裸用船(BBC)商談は引続き

2018年12月13日

記者座談会/この1年【ガス船・海洋】市況高騰のLNG船、商談再開へ

 LNG船市況は今年、高騰した。夏場からスポット運賃マーケットが急回復。気配値で日建て20万ドルという高騰相場となった。新造用船商談は近年中心となっていた10年前後の中期契約に加え続き

2018年12月12日

記者座談会/この1年【タンカー】VLCC市況が底打ち

 2018年のタンカー分野のトピックは主要な船型であるVLCCのスポット運賃マーケットが底打ちしたことだった。新造整備は比較的低調で、邦船ではVLCCやケミカル船の発注が一部あった続き

2018年12月11日

記者座談会/この1年【ドライバルク】ドライ市況、緩やかな回復続く

 今年のドライバルク市況は、大底を脱し大幅に改善した2017年の水準からもう一段上昇した。本格的な上昇局面が期待された需要期の10~12月期に、ケープサイズが予想外に急落。中小型船続き

2018年12月10日

記者座談会/この1年【海運経営】邦船大手、想定外の業績悪化

 リーマン・ショックから10年の節目で、邦船3社のコンテナ船事業統合会社、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)がサービスを開始した記念すべき2018年は、当初は順調な業続き

2018年12月6日

記者座談会/造船この1カ月、対韓WTO造船紛争の行方

 大宇造船海洋などに対する韓国政府の公的支援をめぐり、日本がWTO(世界貿易機関)の紛争解決手続きに踏み切った。不況のたびに繰り返す韓国政府の造船救済に待ったをかけた格好だ。造船業続き

2018年12月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>東西で際立つ収益力格差

 海外コンテナ船社の1~9月業績が出そろった。欧州系の大手船社が黒字を維持したのに対し、アジア系船社の苦戦が目立つなど、東西で収益力の格差が目立つ格好となった。国内では、業界全体で続き

2018年12月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>ケープ市況、「予想外」の急落

 ケープサイズ市況は先月、予想外の急落に見舞われた。同市況は今年、閑散期の夏場に2万7000ドルを突破するなど強含みで推移。例年ピークを迎える10~12月期には、複数の鉄鉱石サプラ続き

2018年11月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>三井の中国戦略に業界騒然

 三井E&S造船が三井物産とともに、中国で合弁造船所の運営に踏み出したことが、日本の海事クラスターの中で大きな話題になっている。合弁パートナーが日本の造船所と競合している中国の民営続き

2018年11月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>北米向け好調、駆け込み需要か

 さまざまなトレードで例年と異なる動きが出ている。北米向けでは、貿易摩擦を背景とする関税引き上げに懸念が集まっており、来年1月の追加制裁を控えて駆け込み需要が発生。閑散期にも係わら続き

2018年11月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船大手業績、定航不振で一気に悪化

 邦船大手3社が10月31日に発表した2018年4~9月期経常損益は、日本郵船と川崎汽船が赤字に転落し、商船三井も前年同期比41%減という厳しい結果になった。期初は全社が今期の黒字続き