記者座談会

2017年12月5日

記者座談会/造船この1カ月、船価緩やかに上昇も成約少なく

 停滞していた新造船価が緩やかに上昇している。バルカーを中心に造船所への引き合いも増えており、徐々に受注環境は良くなりつつあるが、まだ成約は少ない。業績面でも、国内造船所の上期決算続き

2017年12月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>コンテナ船で業績回復進む

 コンテナ船社の業績回復が加速している。17年第3四半期は邦船を含め大半の船社が黒字化を果たし、マーケットの回復を印象付けた。ただ足元では運賃下落が進み、来期に向け不安も残している続き

2017年12月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>邦船社決算、改善基調が継続

 主要邦船社の2017年度上半期(4~9月)決算が出揃い、ほとんどが前年同期比で改善、黒字転換した。「パーフェクトストーム」と呼ばれた厳しい事業環境が和らぎ、16年度上半期を底とし続き

2017年11月9日

記者座談会/造船この1カ月<下>日韓中の造船所がバルカー回帰

 新造船市場は、ドライバルク市況の上昇などに伴って引き合いが増加しているが、受注環境は厳しいままだ。造船所のバルカー回帰が世界的に進んでおり、安値攻勢をかける中国造船所に加え、韓国続き

2017年11月8日

記者座談会/造船この1カ月<上>オールジャパンで開発競争に挑む

 総合重工系造船所の体力低下で、日本の海事クラスターの技術が細る。解決策の1つは連携だ。新たに、実海域性能や自律航行などの、業界連携の大規模な研究開発プロジェクトが始まった。いずれ続き

2017年11月7日

記者座談会/海運この1カ月<下>ONEの準備作業が本格化

 来年4月の事業開始に向け、邦船3社の統合会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の準備作業が本格化している。日本でもONEジャパンが発足。荷主企業に対し、スムーズなサ続き

2017年11月6日

記者座談会/海運この1カ月<中>タンカー市況、じわり上昇もふるわず

 「今年は耐える年になりそうだ」―。年初にこのように言われたタンカーの運賃マーケットは今年これまでのところ、まさにその言葉どおりの展開となっている。8月末~9月初旬は米国ガルフのハ続き

2017年11月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>ドライ市況、需要期入りで全面高

 ドライバルク市況は10月、中国・国慶節明けから本格的な需要期に入り、全面高の展開となった。ケープサイズ市況は、同月から始まるとされていた中国鉄鋼業の操業制限の影響が警戒されたが、続き

2017年10月6日

記者座談会/造船この1カ月<下>秋の陣で営業再開も慎重姿勢

 今年後半や来年の新造商談に向けて国内造船所が営業を再開している。中型バルカーの新船型などを売り込み、一定量の受注を確保したい考えだが、韓国や中国造船所の安値受注が横行する中、日本続き

2017年10月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>造船不況10年目に突入

 今回の造船不況をリーマン・ショック後から始まったと数えると、先月で丸9件が経過し、10年目に突入した。これまで不況期の舵取りに失敗し、経営危機へ進んだ造船所を見ると、「仕事枯渇」続き

2017年10月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>建艦競争再び?超大型船相次ぎ発注

 過去2年間、途絶えていた大型コンテナ船発注の動きがここに来て相次いでいる。MSCやCMA-CGMが2万2000TEU型船を相次いで整備する方針で、中長期的に回復が期待されていたコ続き

2017年10月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>水先人材確保策で2次まとめ

 水先人の人材確保・育成に向けた国土交通省と業界団体などによる検討会が第2次取りまとめを行った。特に問題が深刻な水先区で対策を強化し、モニタリング委員会を設置することなどを盛り込ん続き

2017年10月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>自動車船、業績悪化下げ止まり

 邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の自動車船部門の2017年度上期業績は、大幅に悪化した前年同期から下げ止まったもようだ。完成車の荷動きは産油国・資源国向けを中心に依然続き

2017年9月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>淘汰進まぬ造船能力

 造船業の過当競争体質は是正されていない。海外では造船所に対する政府支援が強化されており、生産能力の調整が止まってしまった。生き永らえた造船所が、わずかな新造船商談に群がり、安値受続き

2017年9月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>国内造船、新規則の船型開発進む

 ドライバルク市況の上昇や先高観に伴って、新造船市場でも今年後半からの商談再開に期待が高まっている。国内造船は今後の商談に向けて、環境規制や構造規則対応型の新船型の開発を急ピッチで続き

2017年9月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>コンテナ船、業績回復鮮明に

 主要コンテナ船社の業績回復傾向が鮮明になっている。第2四半期に入り、多くの船社が黒字化を果たしており、荷動きと運賃の回復で環境が改善している。ただ、途絶えていた大型船発注が一部で続き

2017年9月4日

記者座談会海運この1カ月<中>ケープ市況、2万ドル迫る

 8月はケープサイズ・バルカー用船市況が急上昇し、月半ばには節目の2万ドル台に迫った。上げ足が速かったためその後調整が入ったが、月後半も前年同期の2~3倍の水準で推移。ピークシーズ続き

2017年9月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>フィリピン人船員の養成深化

 世界的に、また、日本海運にとっても最大の船員ソースであるフィリピン。邦船大手をはじめ日本海運はその養成の取り組みを継続、深化させている。高付加価値船の代表格であるLNG船でフィリ続き

2017年8月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>バラスト規制混乱の教訓

 国際ルールをめぐり大きな動きがあった。IMO(国際海事機関)の海洋環境保護委員会(MEPC)で、バラスト水管理条約の見直しが決まり、船舶からの温室効果ガス(GHG)削減の議論も始続き

2017年8月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>後半戦は韓中の本格参戦懸念

 昨年と比べて動きが出てきた新造船市場だが、夏季休暇前から商談は停滞している。しかし、今年後半から来年にかけて用船市況も新造商談も本格的に回復してくる、という見通しもあり、秋口の展続き