2016年11月2日
IMO(国際海事機関)の第70回海洋環境保護委員会(MEPC70)で、CO2や硫黄酸化物(SOx)などの各種規制に関する重要課題が審議された。SOx規制では一般海域も対象に燃料中…続き
2016年10月7日
川崎重工業が、損失の悪化している造船事業の「構造改革」に踏み出すことになった。新規参入を図った海洋開発事業で、ブラジル工場と作業船の損失が発生した。総合重工では、造船事業が挽回を…続き
2016年10月6日
新規の引き合いも散見されるようになってきた新造船市場だが、新造成約は少なく、低迷が続いている。NOx(窒素酸化物)3次規制に対応した船型開発は進展しているものの、依然として割安な…続き
2016年10月5日
韓進海運の経営破綻の影響は、法定管理の申請から1カ月経った今も続いている。東西コンテナ航路でアライアンスにも所属する大手船社が経営破綻すれば、どれほどの影響が出るのかということを…続き
2016年10月4日
IMO(国際海事機関)のバラスト水管理条約の発効時期がようやく決まった。来年9月8日に発効する。邦船大手などは発効を見越してバラスト水処理装置の先行搭載を進めるなど準備を進めてき…続き
2016年10月3日
韓進海運が8月31日に法定管理(日本の会社更生法に相当)を申請した。韓国海運大手で世界7位の大手コンテナ船社の倒産は、多くのコンテナ船が貨物を積んだまま運航を停止するという前代未…続き
2016年9月7日
新造船市場は低迷が続いている。9月に入り、例年なら商談にも動きが出始める時期だが、今年は大きな動きが見られない。日本でも来年初頭には手持ち工事が2年を割り込む造船所もあるが、船価…続き
2016年9月6日
三菱重工が、日本国内の建造シェア5割を握る今治造船、大島造船所、名村造船所との提携協議を始めた。提携の内容がどのような形になるのか、三菱重工が造船技術とDNAをいかに存続させるこ…続き
2016年9月5日
7月から8月にかけて期待されていたコンテナ船市況の反転上昇は、船社の期待に反して中途半端なものとなった。一定の上昇は果たしたものの、抜本的な需要不足と供給過剰の環境を覆すには至ら…続き
2016年9月2日
海外船社の今年上期の決算が出そろった。タンカー主力船社は昨年までの好調から一転、多くが減益を余儀なくされた。今年のタンカーは昨年よりも運賃市況が軟化すると予想されていたが、想定よ…続き
2016年9月1日
海運に影響が大きい2つの大気汚染防止規制に関する新たな動きがあった。硫黄酸化物(SOx)規制では、既存船を含む一般海域の規制開始時期を議論する10月の会議に向け、IMO(国際海事…続き
2016年8月8日
ドライバルク市況の長期低迷と昨年までの駆け込み発注の影響で商談が停止している新造船市場。名村造船所がVLCCへの再参入を決めるなどのトピックもあったが、上期の受注量はここ10年で…続き
2016年8月5日
為替相場では1ドル=120円台の円安時代が終わり、再び1ドル=100円台へと戻った。日本の造船所では、為替予約を固めていない来期以降の採算悪化を早くも心配する見方が強まる。さらに…続き
2016年8月4日
コンテナ船社のアライアンス問題は、かねて行方が注目されていた現代商船が、予想外の「2M」加入という形で決着した。これで来年に向けた再編は、一通り決着した形となる。一方、7月から始…続き
2016年8月3日
今年も「海の日」の関連行事が大々的に開催された。国民の祝日「海の日」は7月第3週月曜日(今年は7月18日)。政府などが主催する「海と日本プロジェクト」と銘打った中央行事は、東京・…続き
2016年8月2日
邦船大手3社が7月29日に発表した2016年4~6月期業績は、全社で前年同期から大幅に悪化した。コンテナ船、ドライバルク市況の記録的な低迷が続いている上に、昨年まで好調だったタン…続き
2016年7月7日
新規の新造商談が停滞する中、手持ち工事不足や新造リセール(転売)価格の下落の影響で、中国造船所を中心とした安値のオファーが相次いでいる。バルカーに比べれば引き合いのあるタンカーで…続き
2016年7月6日
2年に1度の海事展「ポシドニア」が開かれ、世界の海事関係者がギリシャに集まった。毎回ポシドニアでの風物詩ともいえるのが新造船の契約調印だが、さすがに今年は不調。資金力のあるギリシ…続き
2016年7月5日
コンテナ船業界における新アライアンス体制の枠組みは概ね固まったが、一部の船社をめぐる動向が依然として不透明なままだ。現代商船は突如として「2M」との加入交渉を開始。「ザ・アライア…続き
2016年7月4日
「世界の海上物流に100年ぶりの転換」―。新パナマ運河が開通した。これに合わせて、コンテナ船サービスの一部が大型化されたり、シェール由来のLPG(液化石油ガス)が新運河経由で日本…続き