記者座談会

2016年7月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船価、タンカーも下落圧力

 新規の新造商談が停滞する中、手持ち工事不足や新造リセール(転売)価格の下落の影響で、中国造船所を中心とした安値のオファーが相次いでいる。バルカーに比べれば引き合いのあるタンカーで続き

2016年7月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>ギリシャは新造より中古

 2年に1度の海事展「ポシドニア」が開かれ、世界の海事関係者がギリシャに集まった。毎回ポシドニアでの風物詩ともいえるのが新造船の契約調印だが、さすがに今年は不調。資金力のあるギリシ続き

2016年7月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>まだ終わらぬアライアンス再編劇

 コンテナ船業界における新アライアンス体制の枠組みは概ね固まったが、一部の船社をめぐる動向が依然として不透明なままだ。現代商船は突如として「2M」との加入交渉を開始。「ザ・アライア続き

2016年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>新パナマ運河が開通

 「世界の海上物流に100年ぶりの転換」―。新パナマ運河が開通した。これに合わせて、コンテナ船サービスの一部が大型化されたり、シェール由来のLPG(液化石油ガス)が新運河経由で日本続き

2016年7月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>英国EU離脱、海運への影響は

 英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたことで、世界経済の先行き不透明感が一気に高まり、株式市場、外国為替市場が大混乱に陥った。対ドル円相場が急伸し、一時2年7カ月ぶり続き

2016年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船市場、安値受注に警戒感

 新造船市場の低迷が続く中、一部の中国造船所の短納期・安値受注が表面化している。韓国造船所ではこうした動きは出ていないものの、手持ち工事が短いことから今後こうした動きを懸念する声も続き

2016年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>STX造船破たんで深まる不況

 韓国で中堅のSTX造船海洋が日本の会社更生法に相当する法定管理を申請した。政府系の韓国産業銀行による支援にも関わらず破たんに進んだことで、韓国造船業の不況対策は政治問題化しつつあ続き

2016年6月3日

記者座談会/海運この1カ月<下>「ザ・アライアンス」来春発足

 かねて注目されていたコンテナ船社の「第3のアライアンス」の概要が明らかになった。コンテナ船業界は来春から3大アライアンス体制がスタートし、再編と合従連衡で集約化が進んでいる。こう続き

2016年6月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船社の「海技者」への期待

 日本人・外国人を問わず、船舶運航技術を備えた海上技術者(海技者)への海運会社の期待は高まる。船舶の運航、陸上での船舶管理は言うに及ばす、営業支援などの分野で活躍する人材も増えてき続き

2016年6月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>IMOの安全枠組みが転換点

 IMO(国際海事機関)の第96回海上安全委員会(MSC96)で、船級協会が策定した共通構造規則が目標指向型新造船構造基準(GBS)に適合していることが承認された。大規模海難事故を続き

2016年5月16日

記者座談会/造船この1カ月<下>国内造船、タンカー受注拡大

 新造商談は依然として低迷が続いているものの、国内の造船所が受注していたタンカーの成約がここにきて一部表面化している。「脱バルカー」を進めてきた日本の造船所だが、アフラマックスのほ続き

2016年5月13日

記者座談会/造船この1カ月<上>問われる造船所の存在感

 日本の先端技術を紹介する「SEA JAPAN」が開催されたが、展示会場では造船所の存在感が今回もあまり大きくなかった。エコシップでは旗振り役を担った日本の造船所だが、国際規制への続き

2016年5月12日

記者座談会/海運この1カ月<下>定航船社、新アライアンス結成

 コンテナ船社のアライアンス再編が山場を迎えている。CMA-CGMやコスコ、エバーグリーン、OOCLによる新アライアンス結成に続き、UASCと合併協議に入ったハパックロイド、経営問続き

2016年5月11日

記者座談会/海運この1カ月<中>外航海運のCO2排出削減へ新対策

 4月に開催されたIMO(国際海事機関)の第69回海洋環境保護委員会で、海運業界への影響が大きい環境規制で新たな動きがあった。CO2排出削減に向けて、就航船の燃費報告制度を導入する続き

2016年5月10日

記者座談会/海運この1カ月<上>邦船大手、ドライ部門で構造改革

 邦船大手3社が、市況低迷が深刻化するドライバルク部門で大規模な構造改革に踏み切った。自社船の売船や減損処理、用船の期限前返船を実施し、固定船腹の規模とコストを減らす。これに伴う巨続き

2016年4月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造需要低迷、選別受注に徹す

 新造商談の低迷が続く中、豊富な手持ち工事を背景に日本の造船所は安値での受注を回避し、選別受注に徹している。新船種や新船型の検討や開発を進めたり、代替需要が確実に見込めそうなフェリ続き

2016年4月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>三菱重工、客船を引き渡し

 三菱重工業が、アイーダ・クルーズ向け客船2隻シリーズの1番船“Aida Prima”の引き渡しを3月14日に終えた。2隻で1900億円近い累積損失を出している本プロジェクト。今後続き

2016年4月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>横浜川崎国際港湾が一体運営開始

 京浜港において、国際コンテナ戦略港湾政策に新たな動きがあった。京浜港の港湾運営会社として横浜川崎国際港湾が発足。国の出資も受け入れ、横浜・川崎両港の一体運営を開始した。その施策の続き

2016年4月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>海運界、“生え抜き”船員の育成強化

 安全運航を支える“自前船員”の育成・確保が海運会社の主流だ。仕上がった既存の船員をマーケットから採用するのではなく、フィリピンをはじめとする船員の主要供給国で現地の大学などと提携続き

2016年4月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>第一中央に船主・造船17社出資

 民事再生手続き中の第一中央汽船が3月17日、再生計画案を東京地方裁判所に提出した。愛媛県を中心とする船主・造船所17社から計24億9000万円の出資を受けるとともに、約97%の債続き