記者座談会

2016年9月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>海外船社、タンカー低迷で減益相次ぐ

 海外船社の今年上期の決算が出そろった。タンカー主力船社は昨年までの好調から一転、多くが減益を余儀なくされた。今年のタンカーは昨年よりも運賃市況が軟化すると予想されていたが、想定よ続き

2016年9月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>SOx規制、20年開始に石油業界が対案

 海運に影響が大きい2つの大気汚染防止規制に関する新たな動きがあった。硫黄酸化物(SOx)規制では、既存船を含む一般海域の規制開始時期を議論する10月の会議に向け、IMO(国際海事続き

2016年8月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>国内造船、新型タンカー投入へ

 ドライバルク市況の長期低迷と昨年までの駆け込み発注の影響で商談が停止している新造船市場。名村造船所がVLCCへの再参入を決めるなどのトピックもあったが、上期の受注量はここ10年で続き

2016年8月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>造船業に円高問題が再び

 為替相場では1ドル=120円台の円安時代が終わり、再び1ドル=100円台へと戻った。日本の造船所では、為替予約を固めていない来期以降の採算悪化を早くも心配する見方が強まる。さらに続き

2016年8月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>アライアンス再編、現代商船「2M」入り

 コンテナ船社のアライアンス問題は、かねて行方が注目されていた現代商船が、予想外の「2M」加入という形で決着した。これで来年に向けた再編は、一通り決着した形となる。一方、7月から始続き

2016年8月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>海事産業の認知度向上へ盛り上がり

 今年も「海の日」の関連行事が大々的に開催された。国民の祝日「海の日」は7月第3週月曜日(今年は7月18日)。政府などが主催する「海と日本プロジェクト」と銘打った中央行事は、東京・続き

2016年8月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>邦船大手、4~6月期大幅減益

 邦船大手3社が7月29日に発表した2016年4~6月期業績は、全社で前年同期から大幅に悪化した。コンテナ船、ドライバルク市況の記録的な低迷が続いている上に、昨年まで好調だったタン続き

2016年7月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船価、タンカーも下落圧力

 新規の新造商談が停滞する中、手持ち工事不足や新造リセール(転売)価格の下落の影響で、中国造船所を中心とした安値のオファーが相次いでいる。バルカーに比べれば引き合いのあるタンカーで続き

2016年7月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>ギリシャは新造より中古

 2年に1度の海事展「ポシドニア」が開かれ、世界の海事関係者がギリシャに集まった。毎回ポシドニアでの風物詩ともいえるのが新造船の契約調印だが、さすがに今年は不調。資金力のあるギリシ続き

2016年7月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>まだ終わらぬアライアンス再編劇

 コンテナ船業界における新アライアンス体制の枠組みは概ね固まったが、一部の船社をめぐる動向が依然として不透明なままだ。現代商船は突如として「2M」との加入交渉を開始。「ザ・アライア続き

2016年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>新パナマ運河が開通

 「世界の海上物流に100年ぶりの転換」―。新パナマ運河が開通した。これに合わせて、コンテナ船サービスの一部が大型化されたり、シェール由来のLPG(液化石油ガス)が新運河経由で日本続き

2016年7月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>英国EU離脱、海運への影響は

 英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたことで、世界経済の先行き不透明感が一気に高まり、株式市場、外国為替市場が大混乱に陥った。対ドル円相場が急伸し、一時2年7カ月ぶり続き

2016年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>新造船市場、安値受注に警戒感

 新造船市場の低迷が続く中、一部の中国造船所の短納期・安値受注が表面化している。韓国造船所ではこうした動きは出ていないものの、手持ち工事が短いことから今後こうした動きを懸念する声も続き

2016年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>STX造船破たんで深まる不況

 韓国で中堅のSTX造船海洋が日本の会社更生法に相当する法定管理を申請した。政府系の韓国産業銀行による支援にも関わらず破たんに進んだことで、韓国造船業の不況対策は政治問題化しつつあ続き

2016年6月3日

記者座談会/海運この1カ月<下>「ザ・アライアンス」来春発足

 かねて注目されていたコンテナ船社の「第3のアライアンス」の概要が明らかになった。コンテナ船業界は来春から3大アライアンス体制がスタートし、再編と合従連衡で集約化が進んでいる。こう続き

2016年6月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船社の「海技者」への期待

 日本人・外国人を問わず、船舶運航技術を備えた海上技術者(海技者)への海運会社の期待は高まる。船舶の運航、陸上での船舶管理は言うに及ばす、営業支援などの分野で活躍する人材も増えてき続き

2016年6月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>IMOの安全枠組みが転換点

 IMO(国際海事機関)の第96回海上安全委員会(MSC96)で、船級協会が策定した共通構造規則が目標指向型新造船構造基準(GBS)に適合していることが承認された。大規模海難事故を続き

2016年5月16日

記者座談会/造船この1カ月<下>国内造船、タンカー受注拡大

 新造商談は依然として低迷が続いているものの、国内の造船所が受注していたタンカーの成約がここにきて一部表面化している。「脱バルカー」を進めてきた日本の造船所だが、アフラマックスのほ続き

2016年5月13日

記者座談会/造船この1カ月<上>問われる造船所の存在感

 日本の先端技術を紹介する「SEA JAPAN」が開催されたが、展示会場では造船所の存在感が今回もあまり大きくなかった。エコシップでは旗振り役を担った日本の造船所だが、国際規制への続き

2016年5月12日

記者座談会/海運この1カ月<下>定航船社、新アライアンス結成

 コンテナ船社のアライアンス再編が山場を迎えている。CMA-CGMやコスコ、エバーグリーン、OOCLによる新アライアンス結成に続き、UASCと合併協議に入ったハパックロイド、経営問続き