2019年6月7日
新造商談の低迷が続いている。2020年から適用される硫黄酸化物(SOx)全海域規制の影響で、今後の海運市況の上昇や高騰を予想する声が強まる一方で、SOx規制への対応策の見極めで多…続き
2019年6月6日
環境規制が造船所の経営に与える影響がますます大きくなる。特に新船型開発では、技術リソース不足が深刻だ。燃料をはじめとした選択肢が一気に広がり、船舶の技術は一大転換期を迎える。標準…続き
2019年6月5日
ゴールデンウィーク10連休は、港湾春闘の動向もあって物流への影響に注目が集まった。最終的にストは避けられたが、来年のオリンピック・パラリンピックも近づいており、東京港周辺の物流体…続き
2019年6月4日
業績が低迷している自動車船部門が正念場を迎えている。邦船大手(日本郵船、商船三井、川崎汽船)は輸送量よりも採算性を重視する方針を徹底し、運賃修復と配船の見直しに本腰を入れる。自動…続き
2019年6月3日
船会社による硫黄酸化物(SOx)規制の発効に向けた準備が進められている。規制適合油の本格的な売り出しを前に先行して調達を進める動きも一部で出ててきた。今後始まる燃料の切り替えによ…続き
2019年5月9日
今年の港湾春闘は産別最低賃金の統一回答を巡って労使が対立しており、例年になく交渉が長期化している。組合側は3月31日に2年ぶりとなる港湾ストライキを行って以降、4週連続で実施。こ…続き
2019年5月9日
今年4月から始まった残業規制をはじめとした働き改革の関連法制は、造船現場に大きな変化を迫る。操業の山谷に対して残業による対応を前提としてきた体制を見直す必要があり、工程安定化のた…続き
2019年5月8日
日本が策定を主導したシップリサイクル条約(香港条約)は、採択から10年経った現在も発効していない。しかし、日本が批准し、主要解撤国のインドなどが条約早期発効に向け準備を進めている…続き
2019年4月5日
新造船市場は、春の商談シーズンを迎えているが、全く動きがなく、沈黙が続いている。散発的に成約はあるものの、その多くが継続案件で、ドライバルク市況の低迷を受けて造船所と船主の双方が…続き
2019年4月4日
韓国の造船大手2社の合併で本契約が交わされた。中国でも2大国有グループの合併の前兆と見られる動きが出ている。合併により船種によっては圧倒的なシェアを持つことになるため、競争法審査…続き
2019年4月3日
韓国では国を挙げて海運や港湾を支援する動きが強まっている。国主導で海運再編を進めようとするほか、港湾分野でも関与を強めようとしているが、ただその手法や効果については疑問も残ってお…続き
2019年4月2日
2018年の海外タンカー船社の決算が出揃った。多くが赤字決算を余儀なくされたが、回復の兆しもみえてきた。長引く不況でタンカー業界の再編は進んだが、先月はこれまで業界再編を主導して…続き
2019年4月1日
ケープサイズ市況は先月末に4000ドルを割り込み、約3年ぶりの安値を付けた。足元の同市況は過去最低に沈んだ2016年以来の水準だが、市場関係者は「想定の範囲内」と冷静だ。1~3月…続き
2019年3月7日
新造船市場は年明けから様子見の展開が続いている。バルカーの新造商談は中国の春節(旧正月)明けの展開に注目が集まっていたが、ここまで大きな動きはない。その一方で、LNG船など一部の…続き
2019年3月6日
造船業界が耐久戦の様相を呈している。各国では2018年度も引き続き赤字決算が相次いでおり、船価水準はなお「持続可能性のない低水準」だ。関連産業の維持や技術開発への再投資が危機的に…続き
2019年3月4日
硫黄酸化物(SOx)全海域規制の発効が近づく中、規制に適合した低硫黄燃料の手配に向けた本格的な検討が進められている。船会社にとって最も重要なことは船を止めないこと。そのためには、…続き
2019年3月1日
2月はLNG船舶燃料に関するニュースが非常に多かった。商船三井が同社グループ初のLNG燃料船であるタグボート“いしん”を大阪湾で就航させたほか、シンガポー…続き
2019年2月8日
年明けから韓国造船所で大きな動きがあったのとは対照的に新造船市場は総じて静かなスタートとなった。今年に入ってから表面化した新造成約はあるものの、硫黄酸化物(SOx)排出規制への対…続き
2019年2月7日
2019年は韓国造船業にとってのかつてない構造変化の年となった。大宇造船海洋の売却が決まり、最大手の現代重工業が取得する可能性が高まった。サムスン重工への売却の可能性があるとはい…続き
2019年2月6日
米中間の貿易摩擦を背景に、コンテナトレードにさまざまな影響が生じている。極端なインバランスの悪化で米国側ではコンテナが滞留し、混雑が悪化。荷動きの反動減に対する懸念も強い。また港…続き