記者座談会

2019年9月10日

記者座談会/海運この1カ月②、船主、用船料減額は回避へ

 ドライバルク市況の回復は、国内船主(船舶オーナー)の経営にも影響を及ぼす。年初来の低迷時は、海外の新興オペレーターなどによる用船料の減額要請が懸念されていたが、最近の上昇局面でこ続き

2019年9月9日

記者座談会/海運この1カ月①、ドライ市況本格上昇、小型船にも着火

 バルカーの用船市況は8月に本格的な上昇局面に入った。ケープサイズとパナマックスだけでなく、出遅れていたハンディマックスとハンディサイズも上げ足を早めた。ただ、マーケットの雰囲気が続き

2019年8月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>様子見続くも後半の回復に期待

 新造商談が停滞している。来年から適用になる硫黄酸化物(SOx)全海域規制への対応の見極めや、今年後半の海運市況の回復予想などで、船主、造船所ともに様子見が続いている。ケープサイズ続き

2019年8月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>日中韓、価格競争力差の実態は

 日本造船所と中国・韓国造船所の船価差が、海事クラスターの中で問題視されている。価格競争力を喪失しているとの指摘に対し、日本の造船所からは「持続可能性のない赤字受注」との見方がある続き

2019年8月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>現代商船、ザ・アライアンスに加盟

 2Mとの戦略的提携が来年3月で失効する現代商船の今後の動向が注目されていたが、来年4月からザ・アライアンスに加盟することが決まった。ザ・アライアンスにとっては規模拡大につながると続き

2019年8月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>邦船、インドネシアの成長取り込む

 2.6億人という世界第4位の人口を誇り、1万4000以上の島々から成る島嶼国のインドネシア。エネルギー需要などの増加で、海運会社のビジネスチャンスは広がっている。一方、同国の政策続き

2019年8月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>ドライバルク市況が急騰

 バルカー用船市況が7月に大型船を中心に急騰し、ケープサイズは約5年半ぶり、パナマックスは約8年4カ月ぶりの高値水準となった。ハンディバルカーの上昇は鈍く、ハンディサイズは依然とし続き

2019年7月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>どうなる大合併後の中国造船

 中国2大国有造船グループの中国船舶工業集団(CSSC)と中国船舶重工集団(CSIC)の合併が決まった。新造船で大きな世界シェアを握るだけでなく、修繕や舶用、金融などの機能を一体で続き

2019年7月5日

記者座談会/造船この1カ月<上>ハンディサイズの大型化進む

 新造船マーケットにはまだ大きな動きがみられないが、4万重量トン超のハンディサイズ・バルカーの成約が表面化するなど、新たな動きが少しずつ出てきた。4万重量トン超のハンディサイズは日続き

2019年7月4日

記者座談会/海運この1カ月<下>東西航路で広がる欠便

 コンテナ船業界では繁忙期に入ったにも関わらず、欠便を行う動きがなお続いている。再編を経て、さらに米中貿易摩擦という新たな環境の中で、これまでに無い新たな動きが定着しつつある。国内続き

2019年7月3日

記者座談会/海運この1カ月<中>ドライ市況、“年後半上昇説”を維持

 ドライバルク市況は、6月中旬からケープサイズを中心に上昇基調が強まり、ケープサイズ主要航路平均用船料が月末に2万ドル目前に迫った。ドライ市況は2020年の硫黄酸化物(SOx)排出続き

2019年7月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>中東タンカー攻撃、海運業界に衝撃

 中東オマーン湾で何者かによってタンカー2隻が攻撃を受け、海運業界に衝撃が走った。行政機関、業界団体、船員労使、船社らは対応に追われた。運航の安全があってこそ、経済活動や人々の生活続き

2019年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>手持ち工事がブーム前の低水準に

 新造商談の低迷が続いている。2020年から適用される硫黄酸化物(SOx)全海域規制の影響で、今後の海運市況の上昇や高騰を予想する声が強まる一方で、SOx規制への対応策の見極めで多続き

2019年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>技術開発、日本造船の課題

 環境規制が造船所の経営に与える影響がますます大きくなる。特に新船型開発では、技術リソース不足が深刻だ。燃料をはじめとした選択肢が一気に広がり、船舶の技術は一大転換期を迎える。標準続き

2019年6月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>東京港混雑、オリパラ視野に対策進むか

 ゴールデンウィーク10連休は、港湾春闘の動向もあって物流への影響に注目が集まった。最終的にストは避けられたが、来年のオリンピック・パラリンピックも近づいており、東京港周辺の物流体続き

2019年6月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>自動車船部門、正念場の19年度

 業績が低迷している自動車船部門が正念場を迎えている。邦船大手(日本郵船、商船三井、川崎汽船)は輸送量よりも採算性を重視する方針を徹底し、運賃修復と配船の見直しに本腰を入れる。自動続き

2019年6月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>一部船社、SOx適合油確保に動く

 船会社による硫黄酸化物(SOx)規制の発効に向けた準備が進められている。規制適合油の本格的な売り出しを前に先行して調達を進める動きも一部で出ててきた。今後始まる燃料の切り替えによ続き

2019年5月9日

記者座談会/海運この1カ月<下>港湾春闘が長期化、4週連続でスト

 今年の港湾春闘は産別最低賃金の統一回答を巡って労使が対立しており、例年になく交渉が長期化している。組合側は3月31日に2年ぶりとなる港湾ストライキを行って以降、4週連続で実施。こ続き

2019年5月9日

記者座談会/造船この1カ月、残業規制と入管法で始まる変化

 今年4月から始まった残業規制をはじめとした働き改革の関連法制は、造船現場に大きな変化を迫る。操業の山谷に対して残業による対応を前提としてきた体制を見直す必要があり、工程安定化のた続き

2019年5月8日

記者座談会/海運この1カ月<上>シップリサイクル条約、日本批准で発効へ前進

 日本が策定を主導したシップリサイクル条約(香港条約)は、採択から10年経った現在も発効していない。しかし、日本が批准し、主要解撤国のインドなどが条約早期発効に向け準備を進めている続き