記者座談会

2020年8月11日

記者座談会/海運この1カ月<上>、日本荷主の長期契約縮小懸念、鉄鋼・電力・製紙など事業環境悪化で

 邦船社の主な長期契約締結先である日本の鉄鋼会社や電力会社、製紙会社、石油会社を取り巻く事業環境の悪化によって、長契需要が今後縮小することが懸念されている。邦船社は今回の新型コロナ続き

2020年7月10日

記者座談会/造船この1カ月<下>、韓中造船の安値提示が顕在化、新造船市場、発注低迷続く

 新造船市場は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、世界的な発注の低迷が依然として続いている。新造船価にも下落圧力が強まっており、中国や韓国造船所が船価を一段下げて提示してい続き

2020年7月9日

記者座談会/造船この1カ月<上>、避けられぬ無人化とゼロエミ化、市況停滞でも技術プロジェクトは続々開始

 新型コロナウイルスの影響で業界の動きが停滞する中でも、デジタルとグリーンに関わるプロジェクトは次々と立ち上がっている。無人船と自律運航船では、日本が巻き返しを図るための大型の実証続き

2020年7月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ市況、荷動き減でも好調、国内港湾にもコロナの影

 コンテナ荷動き需要の急減にもかかわらず、運賃市況は底堅さを保っている。業界関係者は、再編を通じた構造変化に手ごたえを感じており、見通しについても通期黒字化の可能性も指摘されるよう続き

2020年7月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ケープサイズ市況、コロナ下の急騰、邦船社は慎重姿勢を崩さず

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷していたドライバルク・マーケットで、ケープサイズが6月に急騰。主要航路平均用船料は9カ月ぶりに3万ドルを突破した。中国の旺盛な需要などによっ続き

2020年7月6日

記者座談会/海運この1カ月<上>、タンカー市況急変、下げ足速める、コロナ禍の需要減が顕在化

 タンカーの運賃マーケットの下落が進み、主要な船種、船型で損益分岐点を下回る水準に低下した。3~4月の高騰後、軟化傾向にあったが、ここにきて下げ足を速めた。新型コロナウイルス感染拡続き

2020年6月17日

記者座談会/造船この1カ月<下>、造船舶用の新政策、再編が柱、企業統合や研究連携に政府投資も

 日本の造船・舶用産業の今後を議論する「海事産業将来像検討会」の最終報告書がまとまった。韓国・中国・欧州の集約を踏まえた対策は、やはり国内業界の「再編」。企業間の研究連携や協業・統続き

2020年6月16日

記者座談会/造船この1カ月<上>、LNG船100隻超の発注先固まる、カタール向け新造商談、第二弾は韓国大手

 新型コロナウイルスの影響もあり、新造船マーケットの世界的な低迷が続いているが、カタールが進めているLNG船の大規模商談では、100隻超の発注先が固まった。4月下旬の中国の滬東中華続き

2020年6月12日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、業務平常化へそろり、荷動き縮小が本格化、市況へ影響は

 緊急事態宣言の解除に伴い、国内の海運会社は各拠点で徐々に業務再開を模索している。ただ当面は、感染防止の観点から取り組みは少しずつ進む形となりそうだ。一方、荷動きへの影響は本格的に続き

2020年6月11日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ドライ市況、コロナの影響本格化、ケープサイズ一時1000ドル台に

 新型コロナウイルス感染拡大によるドライバルク市況への影響が5月に本格化した。ケープサイズは主要航路平均用船料が一時1000ドル台に下落し、中小型船も暴落した。最大輸入国の中国の経続き

2020年6月10日

記者座談会/海運この1カ月<上>、邦船大手19年度業績、全社上振れ、今期業績予想は新型コロナで異例対応

 主要邦船社の2019年度通期決算が出揃った。大手3社の経常利益は商船三井が550億円、日本郵船が444億円、川崎汽船が74億円となり、全社が期初の予想から上振れした。不定期船専業続き

2020年5月15日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、LNG船で大規模契約、リモートの調印や商談も散見

 新型コロナウイルスの影響で新造船マーケットは全面的に停滞しており、新型コロナウイルスの収束までは当面厳しい受注環境が続く見通しだ。ただ、4月はカタール向けの大規模LNG船商談で造続き

2020年5月14日

記者座談会/造船この1カ月<上>、コロナ問題、造船各国に打撃、商船・客船・海洋がいずれも停止

 新型コロナウイルスの造船業への影響は続いている。クルーズが完全停止した影響で欧州造船業も深刻な状況に陥っている。商船需要の低迷に加えて、原油価格下落で海洋構造物の工事需要もなくな続き

2020年5月13日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船社、一斉に在宅勤務へ、湾通常稼働も貨物減に懸念

 政府の緊急事態宣言を受けて先月、国内の主要コンテナ船社の営業拠点は一斉に在宅勤務やカウンター営業体制の縮小を進めた。もともと3月頃から段階的に実施されていた動きだったが、それが一続き

2020年5月12日

記者座談会/海運この1カ月<中>、燃料油価格急落で変わる景色、SOx規制の影響帳消し、代替燃料検討などにも影響か

 新型コロナウイルス感染拡大などを背景に原油安が一段と進行した。これを受けて、船舶燃料油(バンカー)価格は今年開始の硫黄酸化物(SOx)規制に適合した低硫黄燃料(VLSFO)でトン続き

2020年5月11日

記者座談会/海運この1カ月<上>、船員交代、風穴開くも限定的、本格再開に向け求められる具体策

 新型コロナウイルス感染拡大によって海運の重大課題として浮上した船員の交代問題。2~3月から船員交代の多くが停止され乗船期間の長期化が進む中、状況は若干改善し、交代が再開されるケー続き

2020年4月10日

記者座談会/造船この1カ月<下>、コロナで造船所の在宅勤務拡大、商談停止で成約少なく動き閑散

 新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中、造船業への影響が深刻化している。世界的な新造商談の低迷に加えて、日本では政府の緊急事態宣言を受けて、対象となる都府県の造船所が在宅など続き

2020年4月9日

記者座談会/造船この1カ月<上>、今治造船とJMU、高まる受注力、想定より踏み込んだ提携で競争力強まるか

 今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の資本業務提携が正式に決まった。技術人員の頭数をそろえるだけでなく、設計を共同で行い、営業も一本化するという点で、想定よりも踏み込ん続き

2020年4月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、欧米感染拡大で需要急減の恐れ、東京五輪、延期の影響は

 海上コンテナトレードでは、新型コロナウィルスの感染が世界に広がる中、需要の見通しで急速に懸念が強まっている。これに伴い、東京五輪も延期となるなど、海上物流はこれまでにない混乱と見続き

2020年4月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>エネルギー輸送、原油安の影響色濃く、VLCC市況が急騰、新規開発に遅れか

 3月6日にOPECプラスによる石油の減産協調の強化をめぐる協議が決裂したことで、原油安が加速した。これによってVLCCをはじめとする原油タンカーのスポット運賃マーケットが高騰。新続き