記者座談会

2021年8月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ物流混乱、年内収束は困難に、コロナ禍の五輪開催、影響は

 コンテナ輸送を巡る混乱は繁忙期を迎えてさらに厳しさを増している。年内の沈静化は困難な様相で、来年に向け市況の高騰や混乱はなお続きそうだ。一方、国内ではコロナ禍の中で五輪開催となり続き

2021年8月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>、タンカー市況が低迷長期化、VLCCマイナス用船料、VLGCは堅調

 7月もタンカーのスポット運賃マーケットは低迷が続いた。年初からこれまでを振り返っても、極めて低迷した状況にある船種は多い。VLCCは低迷の一本調子で推移し、プロダクト船は徐々に需続き

2021年8月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>、国内船主、売船活動を活発化、LNG船・LNG燃料船に関心

 国内船主(船舶オーナー)がバルカーを中心に中古船市場で売船活動を活発化させている。中古船価が大きく上昇してきて、売り時と考える船主が増えているからだ。売船益の投資先としてはTC(続き

2021年7月9日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、24年船台の受注進む、海外中堅造船も23年船台完売相次ぐ

 高騰するコンテナ船の運賃市況や好調なドライバルク市況を背景に、日本や韓国、中国の各造船所では2023年納期の船台の完売が相次いでおり、2024年納期での受注も進んでいる。その一方続き

2021年7月8日

記者座談会/造船この1カ月<上>、造船業の課題は鋼材問題に転換、価格高騰と供給難、新造船増産の抑止効果も

 長らく受注低迷に苦しんでいた造船業だが、年初からの受注ラッシュで手持ち工事不足の問題が一気に解消した。だが一転して、大量に受注した船を建造するうえで、今度は鋼材の価格高騰と確保難続き

2021年7月7日

記者座談会/海運この1カ月<下>、物流混乱、改善は第4四半期以降に、戦略港湾、フィーダー支援で日本海も

 コンテナ運賃マーケットの高騰がなお続いている。スエズ座礁事故に続き、塩田港を巡る混乱でさらにスケジュールの調整が必要となり、混乱が解消に向かう糸口はなお見えていない。年内での抜本続き

2021年7月6日

記者座談会/海運この1カ月<中>、邦船大手、代替燃料船の建造目標示す、LNG焚き、自動車船で本格化

 日本郵船と商船三井が6月に代替燃料船の中長期の具体的な建造目標を示し、未来が大きく近づいた印象を与えた。郵船はLNG燃料自動車船計12隻の連続建造計画を発表し、2029年以降の次続き

2021年7月5日

記者座談会/海運この1カ月<上>、船主が持つべき船種は何か、大型化で事故時のリスク増大

 国内船主(船舶オーナー)の保有船が年々大型化する中、海難事故時のリスクなどを念頭に、船主が保有すべき船種についての議論が巻き起こっている。超大型船などを保有するには、財務体力や関続き

2021年6月11日

記者座談会/造船この1カ月<下>、日本造船所、23年船台完売も増加、中型バルカー船価上昇

 新造船市場では、韓国や中国造船所が線表確定を先行していたが、中型バルカーなどを主力製品とする日本の造船所でも受注を重ねて2023年納期の船台にめどをつけた造船所が増えている。完売続き

2021年6月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>、日本造船、修繕・保有・エンジニアリング、上流と下流で事業モデル模索

   日本造船所で、新造船事業からの撤退・縮小判断が続いている。新たな事業として、船舶修繕やエンジニアリング業への転換や集約が進む。自社工場での船の製造を前提とした続き

2021年6月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、港湾スト、今後の可能性は、海外主要港で混雑悪化進む

 コンテナトレードで世界的な混乱が続くなか、日本では港湾における全国ストの懸念が立ち上がってきた。状況は予断を許さないが、既に海上物流を取り巻く環境は混乱が続くだけに、万一ストとな続き

2021年6月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>、船員感染リスク、懸念深まる、長期化するコロナ問題、変わるステージ

 新型コロナウイルスとの戦いが長引く中、船上の船員でコロナ陽性が確認される例が目立ち始めた。海運会社などが厳格な感染対策を講じていてもなお、感染リスクを完全に排除することが難しいの続き

2021年6月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>、国内船主、市況や為替、感応度に差、経営方針の多様化で

 国内船主(船舶オーナー)の経営方針が多様化してきた結果として、事業環境の変化に対する感応度が二極化している。約10年ぶりの高値を付けたドライバルク市況、円安傾向にある為替の円ドル続き

2021年5月13日

記者座談会/造船この1カ月<下>、韓中造船はブーム期並み受注水準、日本はバルカーで受注機会待つ

 韓国や中国造船所は、今年に入ってから造船ブーム期に匹敵するような新造船の発注ブームの再来に沸いている。メガコンテナ船とタンカーが発注を牽引しており、仕事不足の問題を既に解消した。続き

2021年5月12日

記者座談会/造船この1カ月<上>、脱炭素燃料、プロジェクト続々、試される日本造船・舶用の本気度

 カーボンニュートラルが世界の最重要テーマとなる中、海事産業でも米国が「GHG(温室効果ガス)排出ゼロ」目標案を提起した。脱炭素化に向けた研究開発やプロジェクトが次々と立ち上がって続き

2021年5月11日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、業績改善さらに進む、洋上通関、利用進むか

 コンテナ船社の業績改善がさらに加速している。21年第1四半期の業績は、昨年第4四半期からさらに大きく改善が進んだ。一部船社は、既に通期業績見通しも上方修正しており、当面は現在の状続き

2021年5月10日

記者座談会/海運この1カ月<中>、タンカー市況の低迷続く、海外船社でM&Aなどの動き再び

 タンカーの運賃市況はVLCCやプロダクト船を中心として低迷が続いている。その一方でスクラップは低調なまま。需給両面から市況低迷を抜け出すきっかけが出てくることが期待される。市況低続き

2021年5月7日

記者座談会/海運この1カ月<上>、ドライバルク市況が11年ぶり高値、ケープ急騰、中小型船再び2万ドル超え

 ドライバルク市況がケープサイズからハンディサイズまでの全船型で高騰し、バルカー全船型の用船料指数であるBDI(ボルチック・ドライ・インデックス)が2010年以来11年ぶりの高水準続き

2021年4月12日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、コンテナ船が発注ブームに、バルカーにも期待感

 新造船市場では、1万5000TEU級を中心としたコンテナ船が発注ブームの様相となっている。コンテナ船の発注増加に伴って、韓国造船大手や中国民営大手が線表確定を進めており、2023続き

2021年4月9日

記者座談会/造船この1カ月<上>、総合重工の再編に1つの決着、三井E&Sの事業転換、川重の部門統合

 3月末には、造船業の事業譲渡や出資、提携などに関するニュースが相次いだ。1つの軸は、三井E&S造船。三井がファブレス化に進む事業転換策を実行するうえで、さまざまな形での業界内の再続き