記者座談会

2021年12月3日

記者座談会/造船この1カ月、国内工場、外航船撤退後の新体制、内航・修繕を軸とした造船再編

 11月には、三井E&Sホールディングスによる四国ドックの売却、常石造船による神田造船所の修繕事業取得、三菱重工グループ内での事業承継が、それぞれ明らかになった。いずれも、国内工場続き

2021年12月2日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船、増益さらに加速、農水産品輸出、過去最高更新へ

 コンテナ船社の業績改善がさらに進んでいる。第2四半期(4~6月)から、スエズ運河の座礁事故と塩田港の混雑問題を機に一気に急騰したコンテナ市況は、第3四半期(7~9月)でピークに達続き

2021年12月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>、邦船大手、2050年のゼロエミ目標出そろう、自社と社会のGHG削減

 11月に川崎汽船が温室効果ガス(GHG)ネットゼロに挑戦することを表明し、これにより邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)による外航海運のゼロエミッション目標が出そろった。続き

2021年11月9日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、成約多数も資材高騰で不透明感も、年間受注は記録続々へ

 新造船市場では、コンテナ船やバルカーを中心に成約が表面化しているが、造船所によっては様子見の姿勢も強くなっている。鋼材価格に加えて、その他の資材価格も高騰しており、造船所にとって続き

2021年11月8日

記者座談会/造船この1カ月<上>、日本が「50年炭素ゼロ」目標、造船・舶用もゼロエミ船実用化を急ぐ

 日本の政府と海運業界が、「2050年国際海運カーボンニュートラル」の目標を表明した。政府はIMO(国際海事機関)に国際目標とするよう提案し、海運会社も低炭素・脱炭素化に向けた船隊続き

2021年11月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>、LA/LB、政府介入で事態打開なるか、年末年始荷役、全国港湾協力拒否で暗雲

 混乱が続くロサンゼルス/ロングビーチ港の混雑問題が新たなフェーズに入った。米政府が自ら事態打開に向けて調整に動き、これに合わせて新サーチャージの導入など新たな対応が始まりつつある続き

2021年11月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ドライ市況好調の長期化観測強まる、ケープ8万ドル超え、中小型船3万ドル台続く

 好調なドライバルク市況が10月にさらに騰勢を強め、ケープサイズは2009年11月以来およそ12年ぶりに8万ドルを突破。パナマックス以下の中小型バルカーはおよそ3カ月に渡って3万ド続き

2021年11月2日

記者座談会/海運この1カ月<上>、船舶融資は踊り場、残高減少も、来期以降は回復、新規参入の動きも

 船舶融資を手掛ける地銀の融資残高は今期、踊り場を迎える。新造案件が少なく、国内船主(船舶オーナー)の売船活動が活発しているからだ。ただ、来期以降は再び増加を見込む地銀が多く、続き

2021年10月8日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、夏場以降も成約多数、船価上昇、商船再開の動きも

 新造船マーケットは、船価の上昇などで春先に比べると動きはややスローダウンした感もあるが、夏場以降も多数の成約が顕在化している。好調な海運市況に加え、鋼材高で世界各国の造船所が船価続き

2021年10月7日

記者座談会/造船この1カ月<上>、国内造船のグループ化進む、技術競争力には連携策、価格競争力に設備投資も

 日本の造船所では再編に伴い10月から業界構造が変わった。総合重工と専業造船とのグループ化が一段と進み、技術競争時代への連携体制作りが整う。もう1つの大きな課題がコスト競争力だが、続き

2021年10月6日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ混乱、国慶節控えピーク、オリパラ閉幕、港で成果と課題

 海上コンテナ輸送の混乱がピークを迎えている。各地の混雑が著しく悪化し、運賃水準も高騰。一方で一部船社の値上げストップ宣言や独禁当局の監視などで、新たな動きも見えてきた。果たしてこ続き

2021年10月5日

記者座談会/海運この1カ月<中>、邦船モデル、環境の時代に強み、企業体力で優位、技術リソース豊富

 環境の時代に日本海運の総合力が優位に働くとの見方が増えている。海外勢に比べて総合的な企業体力に優れ、環境投資への財務体力、技術力、技術陣などの豊富さで競争優位にあるからだ。総合海続き

2021年10月4日

記者座談会/海運この1カ月<上>、洋上風力、海事産業も続々参集、「海の知見」生かしサービス展開

 今年は一般海域で洋上風力発電事業者が選定される年となる。既に一部の海域では事業者が決まり、この秋にはそれに続く事業者が出てくる。日本の洋上風力の導入に向けて大きな一歩を踏み出すこ続き

2021年9月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、日本造船所も受注進む、日本シップヤードの受注110隻に

 新造船市場では、日本の造船所も水面下で受注が進んでいる。今年1月に発足した今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の共同営業設計会社、日本シップヤード(NSY)の新造船受注続き

2021年9月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>、脱炭素への技術開発競争が加速、造船所、開発後の普及や事業モデルも視野

 世界的な脱炭素の動きで、船舶のゼロエミッション化では国を挙げての開発競争が加速している。造船所やエンジンメーカーも最大のテーマとして、水素燃料船やアンモニア燃料船、二酸化炭素輸送続き

2021年9月3日

記者座談会/海運この1カ月<下>、寧波港閉鎖で海上輸送に緊張走る、航空混乱余波、海上にも

 6月の塩田に続き、先月は寧波港でもコロナ感染からターミナル閉鎖が起き、一時は大規模な混乱の再発が懸念された。幸いにして大混乱は免れたが、中国の意向次第で大きく状況が変わる国際サプ続き

2021年9月2日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ドライ市況、長期好調予想も、環境問題で発注抑制、資産活用再考も

 ドライバルク市況の高値が続いている。リーマン・ショック前の海運ブーム期と比較してバブルの要素はなく、環境問題から新造発注も抑制されており、安定した好調なマーケットが長期間続くとの続き

2021年9月1日

記者座談会/海運この1カ月<上>、邦船社のLNG燃料化が進展、自動車船が先行、計30隻に

 邦船社によるLNG燃料船の新造整備がさらに前進した。自動車船部門では、日本郵船と川崎汽船に続き、商船三井が7000台積みのLNG燃料船各2隻を日本シップヤード(NSY)と新来島ど続き

2021年8月11日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、船価の上昇継続、メガコンテナ船発注が過去最高

 新造船市場では、船価の上昇が継続している。世界的な鋼材価格の高騰を受けて、造船所が提示船価を引き上げており、昨年の底値と比べて多くの船種で2割以上上昇している。LNG船では成約ベ続き

2021年8月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>、三井E&Sの技術供与に高い関心、三菱と名村造船はガス船連携、技術の枠組み広がる

 三井E&S造船が自社建造を終えて造船エンジニアリングに事業転換したが、環境規制強化と新造船需要の拡大もあり、国内造船所が三井の技術供与に高い関心を寄せる。一方、三菱造船と名村造船続き