記者座談会

2024年6月7日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、多くの船種で建造プレイヤー変化、主要全船種で発注高水準

 新造船市場は発注が停滞していたコンテナ船でも発注増加の兆しがみられるなど、主要船種/船型のほぼ全ての新造発注が高水準となっている。三井E&S造船らの中国合弁造船所、江蘇揚子三井造続き

2024年6月6日

記者座談会/造船この1カ月<上>、専業造船業が次への備え、大島造船が県と連携、常石造船は水槽取得

 国内造船業では名村造船所と内海造船が最高益を記録した。常石造船グループは、三井造船昭島研究所を取得してグループ内に研究機能を取り込んだ。大島造船所は長崎県と人材確保に向けた連携を続き

2024年6月5日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船市況、運賃高騰でコロナ禍再来の声、日本の「買い負け」も懸念

 コンテナ市況が急騰している。4月ごろからコンテナ荷動きが急激に増加する一方で、紅海情勢の悪化に伴う迂回や港湾混雑により、供給制限が深刻化。需給が逼迫し、運賃が週を追うごとに上昇し続き

2024年6月4日

記者座談会/海運この1カ月<中>、タンカーマーケット堅調続く、市況にプラスの市場環境揺るがず

 堅調な市況が続くタンカー分野。VLCCの中東/中国航路では今年以降、日建て用船料換算で3万〜5万ドル程度と、損益分岐点を上回る推移が続いている。堅調な輸送需要や新造船供給量が少な続き

2024年6月3日

記者座談会/海運この1カ月<上>、海運会社の洋上風力人材施設が完成、秋田・北九州、新産業の人づくり本格化無料

4月から5月にかけて国内で、海運会社がかかわる洋上風力発電分野の人材訓練施設が相次いで完成や稼働に至った。1つが、日本郵船が日本海洋事業と共同で運営する秋田県男鹿市の「風と海の学校続き

2024年5月13日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、中国造船が過半シェア、今年前半は前年水準上回る受注量

 新造船市場では、今年も発注が活発化しており、各種統計では中国造船所を軸に発注ブームの前年水準を上回る展開となっている。各国の主要造船所とも約3~4年先までの船台が埋まる中、比較的続き

2024年5月13日

記者座談会/造船この1カ月<下>、新造船市場、中国造船が過半シェア、今年前半は前年水準上回る受注量

 新造船市場では、今年も発注が活発化しており、各種統計では中国造船所を軸に発注ブームの前年水準を上回る展開となっている。各国の主要造船所とも約3~4年先までの船台が埋まる中、比較的続き

2024年5月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>、「Sea Japan」の変化と中国造船、大島造船所は香焼工場を正式開所

 2年ぶりの国際海事展「Sea Japan」は活況に沸いた。新燃料関連やデータ・デジタル関連の新技術・製品が多数紹介され、「技術見本市」としての位置づけがより強まったほか、港湾やオ続き

2024年5月9日

記者座談会/海運この1カ月<下>、コンテナ船社、2030年へ新戦略の策定相次ぐ、新燃料は調達網とコストが課題

 主要コンテナ船社が2030年を目指した中長期戦略を相次ぎ策定している。グローバルでの事業優位性を確保するため、トップグループ入りに向けて規模拡大を追求する動きが目立つ。また、環境続き

2024年5月8日

記者座談会/海運この1ケ月<中>、商船三井、モジュール船新造整備、洋上風力部材輸送強化、JFEエンジと契約無料

商船三井は4月15日、モジュール船(フラットデッキ型特殊重量物運搬船)を中国の泰州三福重工集団に発注し、同船を対象にグループの商船三井ドライバルクがJFEエンジニアリングと洋上風力続き

2024年5月7日

記者座談会/海運この1カ月<上>、「物流の2024年問題」スタート、海上輸送移行はこれから本格化

 「物流の2024年問題」と呼ばれるトラックドライバーの残業規制強化が4月から始まった。これを受けて内航海運業界では、フェリー・RORO船によるモーダルシフトが期待されているものの続き

2024年4月16日

記者座談会/造船この1カ月<下>、造船業の費用構造が変化、34年ぶり円安、50年ぶり賃上げ

 1ドル=150円の円安水準が日本造船所の業績を押し上げた。韓国と中国も通貨安により造船所の利益水準が拡大している。一方で、造船所の費用は増加傾向にある。日本は物価高や人材獲得競争続き

2024年4月10日

記者座談会/造船この1カ月<上>、新造船市場、船台需給ひっ迫感増す、中国民営中堅も線表確定進展

 親造船市場では船台需給のひっ迫感が増している。日本は2027年いっぱいの線表確定にめどをつけた造船所が多く、新大洋造船や南通象嶼海洋装備はじめとする中国の民営中堅造船所も中型バル続き

2024年4月9日

記者座談会/海運この1カ月<下>、東京港・大井ふ頭で再編始動、アライアンス再編で港湾間競争も激化

 国内最大のコンテナ港湾である東京港の大井ふ頭で、いよいよ再編整備が始まる。再編後の姿は今後、関係者間の協議によって決まっていく見通しだが、ターミナルの一体運営やデジタルトランスフ続き

2024年4月8日

記者座談会/海運この1カ月<中>、ドライ市況、年初から高値圏、高まる期待値、足元では不確定要素も

 ドライバルク市況は昨年から今年3月にかけて、高値圏で推移した。中古船価と同様にコロナ禍を経て市況の底値が切り上がったことで、1~2月の需要の閑散期も各船型1万ドルを下回ることなく続き

2024年4月5日

記者座談会/海運この1カ月<上>、邦船社、LCO2輸送需要に備える、脱炭素の切り札への取組加速

 脱炭素を目指す世界にとって不可欠になるだろうと注目を集めるのがCCSやCCUS。排出された二酸化炭素(CO2)を回収し、貯留、利用するものだ。再生可能エネルギーへの移行が難しい分続き

2024年3月12日

記者座談会/造船この1カ月<下>、日本造船、海外向け受注が増加基調、韓国はLNG船や海洋案件など続々

 新造船市場では、日本の造船所による台湾船主やギリシャ船主向けの受注が複数顕在化するなど、海外船主向けの受注が回復しつつある。韓国や中国造船所の新造船受注も年明け以降に数多く決まっ続き

2024年3月11日

記者座談会/造船この1カ月<上>、住友重機、商船から風力に転換、新来島は舶用機器グループ化で垂直統合

 国内造船所では2つの大きなニュースがあった。1つは住友重機械の商船建造からの撤退。新たに需要が見込まれる洋上風力の基礎部へと事業の軸足を転換する。歴史ある事業を惜しむ声がある一方続き

2024年3月8日

記者座談会/海運この1カ月<下>、オーシャン・アライアンスが延長、コンテナ船社、再編に注目

 コンテナ船社のアライアンス体制に変化が生じている。MSCとマースクによる2Mが来年1月末で解消し、同年2月からはマースクとハパックロイドによる「ジェミニ・コーポレーション」が立ち続き

2024年3月7日

記者座談会/海運この1カ月<中>、オリックスが三徳を買収、船主M&Aの号砲か

 オリックスによる三徳船舶の買収という大きなニュースが飛び込んできた。日本の船主業界でM&A(企業の合併・買収)が増えていく起点になるのかが注目点の1つになる。事業承継上の課題を抱続き