2023年12月19日
造船業の今年最大のテーマは人手不足だった。これからの新造船需要拡大に対して、十分な建造能力を提供できるかどうかが課題になってきた。外国人活用に加えて、デジタル化による生産性の抜本…続き
2023年12月18日
船価高、船台不足で今年も国内船主の投資は難しい状況が続いた。用船者との用船料などの条件が合わず、商談は停滞した。こうした中、資金力を増した大手船主は積極的な船隊増強、自己資金増額…続き
2023年12月15日
今年も邦船大手によるエネルギー分野の投資はLNG船や洋上風力発電分野が中心となった。脱炭素に向けた潮流の中で一時は不安視されたLNGの将来性も、エネルギー安全保障や、再生可能エネ…続き
2023年12月14日
2023年のコンテナ船市況は、コロナ禍に伴う好市況から一転、正常化に向かった。運賃水準がコロナ以前に戻る一方で、市況の乱高下の影響を抑えるため、事業を多角化する動きも目立った。ア…続き
2023年12月13日
2023年もタンカー市況は堅調が続いた。中でも大型LPG船(VLGC)はパナマ運河の通峡規制などを背景に歴史的な高水準を記録した。新造船の発注が進み出したのも今年の特徴だ。目立っ…続き
2023年12月12日
2023年のドライバルク市況は堅調な荷動きが続いたにもかかわらず、コロナ禍の市況上昇要因の剥離と、中国の経済回復の遅れによってセンチメントの改善が進まなかったことなどから、上値の…続き
2023年12月11日
2023年は、3年に渡るコロナ禍が収束して「新常態」に移行したが、ロシア・ウクライナ戦争が続くうえにイスラエルとハマスの戦闘が10月に始まるなど、地政学リスクがさらに高まった。世…続き
2023年12月5日
三菱造船が世界初の液化二酸化炭素(LCO2)運搬船を引き渡したのをはじめ、名村造船所の大型LPG船や大島造船所のLNG燃料石炭船など、造船所で「初」の新造船竣工が相次いでいる。ど…続き
2023年12月4日
コンテナ輸送需要が回復する一方で、新造船の就航ラッシュにより、供給過多の状況が続く。先月は主要コンテナ船社の第3四半期(7〜9月)決算の発表が相次いだが、需給軟化に伴う運賃下落で…続き
2023年12月1日
日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト(NBP)と大島造船所、住友商事が11月7日、アンモニア燃料ハンディマックス・バルカー10〜15隻を2020年代後半以降に建造する検討…続き
2023年11月16日
造船所の線表確定が4年以上先物まで進んでいる。日本では2027年納期の受注にめどを付けた造船所に加えて、最長で2028年はじめまでの線表確定にめどが付いた造船所がある。LNG船では…続き
2023年11月15日
日本の造船所や舶用機器メーカーの業績が上向いている。上場企業で利益予想の上方修正が相次いでいるほか、前期に赤字決算だったジャパンマリンユナイテッド(JMU)や大島造船所なども黒字…続き
2023年11月14日
コンテナ船社のコンソーシアムを巡って新たな動きがあった。今年初めにMSCとマースクによる「2M」が2025年に解消されることが明らかになったが、先月には欧州委員会がコンソーシアム…続き
2023年11月13日
化学品や動植物油脂を輸送するケミカル船オペレーターに再び集約の動きが出てきた。商船三井の100%出資子会社であるMOLケミカル・タンカーズ(MOLCT)による米国船社フェアフィー…続き
2023年11月10日
船の資産価値をどう評価するか、金融関係者などが頭を悩ましている。船価の乱高下などで価値判断は以前から難問の1つだが、ここに環境ファクターが加わって見通しにくさに拍車をかけた。陳腐…続き
2023年10月16日
国内造船所では、ギリシャをはじめとした海外船主向けの受注の割合がここ数年と比べて増えている。中小型バルカーや中型タンカーで、これまで取引のなかった新規顧客向けの初取引が増えている…続き
2023年10月13日
中国で、休眠していた造船所の再稼働が続いている。新造船の船台不足の中、こうした工場に関心が寄せられるが、労働力不足がネックで本格的な増産には至っていない。設備的には増産の潜在力が…続き
2023年10月12日
コンテナ船マーケットは9月に入り、東西航路で運賃下落が進んでいる。国慶節明け以降のスポット運賃が来年の長期契約交渉にもつながってくるため、コンテナ船社は需給環境の改善に向けて供給…続き
2023年10月11日
9月、大型LPG船(VLGC)の中東/日本航路のスポット運賃マーケットが過去最高を記録した。以前から高水準が続いていたVLGC市況だが、米国積みの好調な出荷やパナマ運河の滞船を背…続き
2023年10月10日
今年低調だったドライバルク市況が、秋の需要期入りで全船型で上昇基調に転じ、ケープサイズは2万ドルを超えた。ただ、ドライバルクの最大の需要国である中国の経済停滞などで今後も上値が重…続き