2021年5月25日
造船所の建造能力が過去10年かけて徐々に縮小に進む中、にわかに訪れたコンテナ船などの新造発注ブーム。これにより、新造船の供給能力は「昔のイメージとはかなり違ったものになっている」…続き
2021年5月17日
■マーケット変動リスク 日本の造船業で、ストックボートの嚆矢といえるのが、およそ100年前。川崎重工の前身の川崎造船所だ。当時の松方幸次郎社長が戦争による輸出船需要を見込み、第…続き
2021年5月14日
■顧客対応や開発などでメリット かつて仕事が枯渇するような深刻な不況期に検討されてきたストックボートのような仕事不足対策ではなく、自社の船主機能を造船業の競争力強化につなげる流…続き
2021年5月13日
国内の造船所では、これまで不況期に操業対策としてストックボートなど自社保有が用いられてきた。船舶保有は、もともと自社アカウントで標準船を建造しながら転売を前提に買い手を探すストッ…続き
2021年5月6日
― 商船大学から三井造船への入社ですね。 「ええ。高校生の頃に司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで、大きな船に乗ってみたいと思ったのが商船大を志望するきっかけでした。ただ航海実…続き
2021年3月25日
今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)ともに、日本の中で造船業を継続するうえでの最大のテーマは、コストだ。資本業務提携を通じてコスト競争力の強化に取り組むが、効果を上げる…続き
2021年3月24日
都内千代田区。晴海通りと日比谷通りが交わる交差点に立つ日比谷マリンビルの1階に、今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の共同営業設計会社、日本シップヤード(NSY)の本社…続き
2021年3月23日
劣勢を強いられる日本造船業の最大の課題は、海外製との船価差と、開発スピードの差。今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の提携の主眼も、この克服にある。 製品群網羅や顧…続き
2021年3月22日
今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の資本業務提携がスタートした。ファミリー系と総合重工系の筆頭的な造船所が、企業文化の違いを超えて手を組んだ。「国内の工場で、あらゆる…続き
2021年2月16日
生まれも育ちも尾道。父は漁師で、自宅の目の前が造船所と、海と船に囲まれて育った。東京商船大学(現・東京海洋大学)の航海科に進学し、就職に際して、地元で船や海に関係のある仕事を求め…続き
2021年1月25日
2020年の新造船マーケットは、コロナ禍の影響と、将来的な温室効果ガス(GHG)排出規制強化に伴う船の陳腐化リスクへの懸念が強まり、発注低迷が続いた。日本の造船所の経営・営業トッ…続き
2020年12月7日
(2021年1月1日、TZS=常石集団<舟山>造船有限公司、THI=ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ<セブ>の略) ▼取締役会長<経営全般>河野健二=昇任 ▼取締…続き
2020年11月17日
バルカーに次いで建造ヤードの多いタンカーだが、受注残の状況からここ数年の発注動向をみると、一部の建造ヤードに発注が集中する傾向がある。韓国造船大手を中心に従来からタンカーを主力と…続き
2020年11月13日
バルカーは日本と中国造船所が主力製品とする船種だが、船型によって傾向が異なっている。ベッセルズ・バリューによると、バルカーの新造船発注残のうち、ケープサイズは中国建造船が7割以上…続き
2020年11月11日
ゼロ・エミッションまでの当面の環境規制対応策として有望視されているのがLNG二元燃料推進で、全体に占める隻数はまだ少ないものの、徐々に採用も増えてきている。ベッセルズ・バリューの…続き
2020年10月15日
年内の新造船市場では友好顧客向けの新造商談が中心となる見通しだが、年末に向けてどのような船種・船型の発注が見込まれるのか。総合商社6社に実施したアンケートでは、バルカーが軸になる…続き
2020年10月14日
新造船マーケットで焦点となるのが発注回復の時期だ。総合商社6社に実施したアンケートでは、今年後半の見通しとして「造船所は友好顧客向けに最低限の受注を確保していく」展開で半数以上が…続き
2020年10月13日
「当面はリピーター向けを中心に少しずつ船台を埋めていく展開。徐々に動き出すものの、本格的な回復は来年以降ではないか」―。低迷が続く新造船マーケットについて、総合商社の船舶部の営業…続き
2020年9月29日
日本は来年から生産量が大きく減る。 日本船舶輸出組合(輸組)の統計によると、今年8月末時点の新造船受注残は312隻・1437万総トン。このうち、2021年度に引き渡し予定の船は…続き
2020年9月28日
これから迎える操業の谷は、2018年に韓国造船業が直面した危機と似ている。 韓国はこの年、かつてない深刻な仕事不足に見舞われた。最大手の現代重工の操業は前年の3370万時間から…続き