造船、専業化の時代

    2023年3月1日

    《連載》造船所の船型開発トレンド③、タンカー・ガス船は新燃料動向が影響

     寸法などの船型にほとんど変化がみられないのが、タンカーやプロダクト船だ。VLCCをはじめとしてトレードに適した最適船型が成熟した一方で、VLCCではLNG焚きに加えて、アンモニア続き

    2023年2月28日

    《造船新トップの素顔》三井E&S造船、小葉竹泰則社長

     — 造船業を志望された理由は。  「高校生のときに、大きくて動くものを作りたいと思い、大学で造船学科に進学しました。就職時は造船不況で、先生からは自動車産業を勧めら続き

    2023年2月24日

    《連載》造船所の船型開発トレンド②、バルカーはラインアップ精選の傾向も

     バルカーでは、新造船商談の主流となっているのが、ケープサイズ・バルカーや専用船を除いて、従来燃料油でEEDI(エネルギー効率設計指標)フェーズ3の最新デザインが主戦場となっている続き

    2023年2月22日

    《連載》造船業の戦略転換②、「新しい船」にどう取り組むか、共同対応必須、造船ブームと重なる可能性も

     世界のカーボンニュートラル化を背景に、造船所では新燃料船の開発・受注が重要課題になっているが、もう1つのテーマとして浮上しているのが、従来の一般商船とは異なる、脱炭素時代ならでは続き

    2023年2月21日

    《連載》造船所の船型開発トレンド①、新船型定着で新燃料対応など焦点に

     造船所の船型開発は、代替燃料船を見据えた取り組みが大きな焦点となっている。従来燃料油でEEDI(エネルギー効率設計指標)フェーズ3に対応した汎用船の新船型はこの2年の発注回復もあ続き

    2023年2月16日

    《連載》造船業の戦略転換①、積極投資への転換は不可避か、脱炭素・人手不足・需要拡大で生産見直し

     造船業の事業環境が転換した。長い不況の中で生産量を縮小してきたが、受注拡大によって工場の操業が高まってきた。一時的な回復にとどまらず、中長期的に新造船需要が想定よりも拡大する可能続き

    2023年2月16日

    《連載》新常態の新造船価動向<下>、船台不足による上昇トレンドへ

    ■ガス船・タンカーは上昇継続  最近2~3年で環境ががらりと変わったのが、LNG船やLPG船といったガス船だ。バルカーの新造船価が昨年半ばにピークを迎えて総じて軟化したのに対続き

    2023年2月13日

    《造船新トップの素顔》浅川造船・浅海武弘社長

     ― 入社の経緯は。  「地元を出て東京の大学に通っていましたが、4年生のときに、帰ってきて手伝えと言われました。父は先代の兄弟の中で五男だったこともあり、私自身は家業という気持続き

    2023年2月10日

    《連載》新常態の新造船価動向<上>、構造変化で一定の高値圏維持も

     鋼材価格の高騰など背景に高値圏にある新造船価相場。ドライバルク市況が下落したことで船価と用船料の乖離幅が拡大しており、今年は船価も調整局面を迎えて軟化するとの見方も強まっている。続き

    2023年2月10日

    《連載》新造船需要の構造変化(下)、需要の「総面積」が拡大、短期需要の振幅拡大の懸念も

     新造船の中長期の需要予測は、年8000万〜1億2000総トンと幅があるものの、昨年の世界の新造船竣工量が5000万総トンだったことを考えれば、今よりも建造量は大きく増えることが見続き

    2023年2月9日

    《連載》新造船需要の構造変化(中)、GHG削減目標が代替ペースに影響

     世界の新造船建造需要が、2030年頃に次のピークを迎えるとの予測は、これまでにも共通認識としてあった。  リーマン・ショック直後、2010〜12年の3年間に、世界では合計で約3続き

    2023年2月8日

    《連載》新造船需要の構造変化(上)、「年1億トン」の造工予測を読む、代替需要+荷動き増に脱炭素化需要が追加

     日本造船工業会が昨年末に公表した新造船の中長期需要予測は、従来の業界の想定を大きく上回る建造需要を示したものとして、話題を呼んだ。今後2050年にかけて、年1億総トン規模の巨大需続き

    2023年1月24日

    《特集》2023年の新造船市況予想(下)、新造船価は弱含みも下値は限定的

     新造船価は2021年から上昇に転じ、2022年も資機材価格の高騰や好調な海運市況により、過去10年来の高値圏内で推移した。ただ、2022年後半以降は中国の鋼材価格の下落や海運市況続き

    2023年1月23日

    《特集》2023年の新造船市況予想(上)、調整局面も平年並みか、日韓中で5578万トン

     新造船マーケットは2021〜22年にかけて発注が回復し、造船所の受注量は2年連続で平年を大幅に上回る水準となった。ただ、22年後半からは用船市況の下落、鋼材価格の高騰継続による船続き

    2022年12月8日

    新造船商況この1年/成約一覧(下)、コンテナ船の発注ブーム一巡、自動車船は中国造船所の受注増加

    2022年12月7日

    新造船商況この1年/成約一覧(中)、LNG船が過去最高の発注ブーム、27年船台タイト化、新規参入続々

    2022年12月6日

    《連載》金融・造船対談<中>、ケミカル船市場ならではの難しさ、台頭する中国造船の評価は未知数

    <対談参加者(社名五十音順> 福岡銀行 石山正基調査役 福岡造船 田中嘉一社長 <司会> 海事プレス編集委員 松井弘樹 ■保有難しいケミカル船  ― ビジネスモ続き

    2022年12月6日

    新造船商況この1年/成約一覧(上)、バルカーは中小型のハンディ中心、LNG燃料船発注は想定より鈍化

    2022年12月5日

    《連載》金融・造船対談<上>、福岡銀行・石山氏×福岡造船・田中社長、ケミカル船で生き残るモデルとは

     2000年代半ばに船舶融資市場に参入し伝統行に肩を並べるまで融資残高を拡大してきた福岡銀行と、造船所の統合による規模拡大や日本初のLNG燃料ケミカル船の建造といった先進的な挑戦に続き

    2022年10月5日

    《造船新トップの素顔》、向島ドック・久野智寛社長

     ― 異業種から造船業に入られたと聞いています。  「新卒で入社した自動車業界に20年近くいたのですが、広島県が県内の中小企業の活性化のために多彩な人材を誘致するプロジェクトを実続き