造船、専業化の時代

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]タンカー市場への影響は軽微か、VLCC、LNG船など中国建造船、増加傾向も

     米国通商代表部(USTR)が発表した中国関連船に対し米国入港時に巨額の入港料を科すなどの措置案が実現した場合、タンカー市場への大きな影響はなさそうと見る向きが多い。市場関係者は「続き

    2025年2月25日

    《連載》再考:新造船価<下>、高付加価値船は運賃動向に左右されず

    ■メガコンはLNG船と同額以上に  昨年1年間で最も新造船価の上昇幅が大きかったとみられるのが、1万TEU型以上のメガコンテナ船だ。1万~2万TEU超の各船型ともクラークソン続き

    2025年2月21日

    《連載》再考:新造船価<中>、日本建造のバルカーは上昇継続

    ■昨年の上昇幅が大きいバルカー  昨年の新造船価動向をみると、バルカーはケープサイズをはじめ船価の上昇幅が比較的大きい船種の1つとなっている。クラークソンの船価指標でもバルカ続き

    2025年2月20日

    《連載》再考:新造船価<上>、最高値圏のマーケットとコスト

     2021年に上昇に転じて以降、上昇トレンドが続く新造船価相場。ドルベースの船価指標では2000年代半ばの造船ブーム期のピーク水準になっているものや、一部の船種ではブーム期の価格を続き

    2025年2月19日

    《シリーズ》中国造船ファイル、新大洋造船、中型バルカーの高速建造が強み

     新造船市場で中国造船所が対等する中、特に日本の船主をはじめとした有力船主から受注実績を伸ばしている中国の民営造船所を中心に建造設備や実績などのデータ・動向を改めて整理する本シリー続き

    2025年1月28日

    《特集》2025年の新造船市況予想(下)、新造船価はコスト高で緩やかな上昇継続

     新造船価相場は、鋼材価格の上昇を受けて2021年に上昇に転じて以来、総じて右肩上がりでの上昇傾向が続いている。資機材価格や人件費の高騰や高止まり、環境規制対応に向けた追加コストと続き

    2025年1月27日

    《特集》2025年の新造船市況予想(上)、発注トレンド継続か、中国拡大注視

     新造船マーケットは2024年が記録的な発注ブームとなり、21年以降4年連続で平年を大幅に上回る新造発注が継続している。今年の新造船マーケットは24年と比べると調整局面の色合いが濃続き

    2025年1月27日

    《造船新トップの素顔》ジャパンマリンユナイテッド・廣瀬崇社長

     ― 造船業を志望した理由は。  「実はもともとは造船志望ではなく、プラント志望で就職活動をしていました。最初に内定をもらったIHIに入社し、初めの研修は相生工場で、ボイラーの溶続き

    2025年1月22日

    《造船新トップの素顔》三井E&S造船 柴田憲一社長

     ― 造船業を志望した理由は。  「地元の大阪大学に進学を決めて、いろいろな学科を見ている中で、船舶海洋工学が面白そうだなと思ったのが始まりです。資料の中にあった波浪発電や潮流発続き

    2025年1月20日

    米国通商部が調査報告、中国造船業の不公正貿易を認定、対抗措置は今後検討

     米国通商代表部(USTR)は16日、中国の海運・造船・物流業に対する政府補助金などに関する調査結果を発表、中国の造船市場支配などが不公正な貿易慣行にあたるとし、米国通商法301条続き

    2024年11月26日

    <造船DX>アヴィバ、設計と運航のデータ連携が必須に、「デジタル・ハンドオーバー」実現へ

     設計システム大手の英アヴィバ(AVEVA)は、船舶の設計と実運航の間のデータ連携の重要性を指摘する。新燃料船など高度化する船舶では設計・建造・運航の相互のデータ活用が重要になると続き

    2024年11月26日

    <造船DX>常石造船、顔認証勤怠管理を国内外に導入、東ティモールなど9拠点に

     常石造船は25日、顔認証技術のスタートアップDXYZ(ディクシーズ、東京・新宿)が手掛ける顔認証プラットフォーム「FreeiD」と自社システムを連携した「顔認証勤怠管理システム」続き

    2024年11月26日

    <造船DX>HD現代、設計・生産のデータ一元管理へ、28年までにプラットフォーム構築

     韓国造船大手のHD現代グループは、設計・生産データ統合プラットフォーム構築に着手した。設計から生産まですべてのデータを1つのプラットフォーム上で管理し、プロセス間のデータ分断によ続き

    2024年11月22日

    <造船DX>アヴィバ会議、今治と名村が設計3D化効果を報告、韓国造船大手は工場「見える化」

     船舶用設計システムなどを手掛ける英アヴィバ社は21日、都内でユーザー会議を開催した。今治造船と名村造船所が設計3次元(3D)化への取り組みを紹介し、設計工数の削減などの3D化効果続き

    2024年10月24日

    《連載》日中韓、変わる造船競争力(下)、技術対応力、連携がカギ、リソースの効率活用は必須

     新造船受注が急増した造船業界。受注残が3~5年先まで積み上がる中、いま設計の現場は、受注済みの大量の新造船の設計作業と、これから売り出す次期船型の開発・引き合い対応、そして、将来続き

    2024年10月23日

    《連載》日中韓、変わる造船競争力(中)、調達力の差が競争力に直結、インフレでコスト構造も変化

     造船不況以降、日中韓造船所のコスト競争力はどう変わったか。  市況がボトムだった2017~19年頃、中国造船所と日本造船所の提示する船価には、最大で2割の差があった。ただ「必ず続き

    2024年10月22日

    《連載》日中韓、変わる造船競争力(上)、中国だけ増産、広がる建造能力差、好況期で問われる「復原力」

     長引いた造船不況が明け、造船業の勢力図は一変した。中国・韓国・日本の3国が世界の新造船需要を三分する時代から大きく転換し、いまや中国造船業が世界の新造船の過半を握る一強状態になっ続き

    2024年10月9日

    <造船DX>サムスン重工、製造現場に3D図面を全面適用、紙図面を廃止

     韓国のサムスン重工業は10月から、巨済工場の船舶建造現場で紙の図面を廃止して3Dのデジタル図面を全面適用したと発表した。造船業では製造現場で紙図面の代わりにタブレット端末上で3D続き

    2024年9月27日

    《シリーズ》中国造船ファイル、南通象嶼海洋装備、64型バルカーとケミカル船に強み

    新造船市場で昨年以降に台頭してきた中国の中堅造船所。世界的に船台需給が逼迫する中、中型バルカーを中心に期近な納期を提示することで受注を急拡大し、市場内で台風の目のような存在にもなっ続き

    2024年9月10日

    <造船DX>運輸局セミナーで向島・JMU・名村が克服策議論、造船最適経営に「7つの壁」

     近畿運輸局が6日、「生産性向上のベストプラクティス」をテーマに経営技術セミナーを開催した。造船所でDXによる全体最適化を阻害する要因として「『造船業は特殊だ』という先入観」や「部続き