2025年2月5日無料公開記事洋上風力発電
洋上風力開発の事業性を再評価
三菱商事、第1ラウンドの3海域で
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三菱商事は3日、子会社の三菱商事洋上風力を代表企業とするコンソーシアムが開発を進める「秋田県能代市、三種町および男鹿市沖」「秋田県由利本荘市沖」「千葉県銚子市沖」の3海域の洋上風力プロジェクトについて、事業性の再評価を行っていることを発表した。公募参画当初の想定を上回る事業環境の変化によるもので、三菱商事は取り得るさまざまな手を尽くし、再評価の結果を踏まえ、今後の対応方針を検討していくとしている。
三菱商事らのコンソーシアムは2021年12月、第1ラウンドとなる一般海域の洋上風力発電事業者公募で3海域の事業者に選定された。三菱商事は三菱商事洋上風力を代表企業とするコンソーシアムを通じて、3海域で各プロジェクト会社を設立し、発電事業者として洋上風力発電所の開発に取り組んでいる。
同社は選定から現在に至るまで、プロジェクトに携わるさまざまな関係者と協議の上、事業開発を進める中で、新型コロナウイルスの蔓延やウクライナ危機に端を発し、とりわけインフレ、円安、サプライチェーンのひっ迫、金利上昇など、洋上風力業界を取り巻く事業環境が世界的に大きく変化し続けていると説明した。