2026年3月16日無料公開記事洋上風力発電

NI認定DPインストラクター取得
商船三井マリテックス、日本人初

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 商船三井マリテックスの講師がこのほど、英ノーティカル・インスティチュート(NI)からダイナミック・ポジショニング(自動船位保持装置、DP)インストラクターとしての認定を受けた。今回認定を受けた講師は現役のケーブル船一等航海士で、日本人初の認定講師となる。同社では2022年にNI認証DPトレーニングセンターを開設し、DP教育の提供に取り組んできた。日本人講師がNIの認定を取得したことで、国際的に認められたDPトレーニングを日本国内で提供できる体制をさらに強化したかたちだ。
 NIは世界的にDPオペレーター認証制度を統括する機関で、DP教育と認証制度における国際基準の策定・管理を行っている。NI認定インストラクターは実務経験、技術的専門性、教育能力などについて厳格な審査を経て承認されるもので、その認定は国際的にも高い信頼性を有する。
 商船三井マリテックスでは2022年にDPトレーニングセンターの開設とともにNI認証の訓練コース6種を開講した。このほか、日本海事協会(NK)認証の各種オフショア船訓練コース5種と、商船三井マリテックス独自のコースでNK認証を取得した「DPベーシックコース」を開講している。
 商船三井マリテックスオフショア船訓練事業部の森田幹部長は今回の認定を受け、「今回実現した日本人DPインストラクターによる日本語教材のサポートも活かした訓練コースの提供により日本人受講者の理解度・習得度の向上と安全意識の底上げを図るとともに、コースの日本語化を広く周知していくことで受講実績のない潜在的な派遣元の開拓、DPオペレーターとDPエンジニアを目指す受講者の増加、ひいては事故・トラブルの防止につながることを期待する」とコメントした。
 また、同社は今回の認定について、日本におけるDP教育の新たな節目となるものであり、国際水準の人材を国内から継続的に輩出する体制構築に向けた重要な一歩となるとした。同社は今後も、国際基準に準拠した人材育成を通じ、海事産業の安全性向上と持続的発展に貢献していく方針だ。

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