造船、次の一手

    2023年2月13日

    《造船新トップの素顔》浅川造船・浅海武弘社長

     ― 入社の経緯は。  「地元を出て東京の大学に通っていましたが、4年生のときに、帰ってきて手伝えと言われました。父は先代の兄弟の中で五男だったこともあり、私自身は家業という気持続き

    2023年2月10日

    《連載》新常態の新造船価動向<上>、構造変化で一定の高値圏維持も

     鋼材価格の高騰など背景に高値圏にある新造船価相場。ドライバルク市況が下落したことで船価と用船料の乖離幅が拡大しており、今年は船価も調整局面を迎えて軟化するとの見方も強まっている。続き

    2023年2月10日

    《連載》新造船需要の構造変化(下)、需要の「総面積」が拡大、短期需要の振幅拡大の懸念も

     新造船の中長期の需要予測は、年8000万〜1億2000総トンと幅があるものの、昨年の世界の新造船竣工量が5000万総トンだったことを考えれば、今よりも建造量は大きく増えることが見続き

    2023年2月9日

    《連載》新造船需要の構造変化(中)、GHG削減目標が代替ペースに影響

     世界の新造船建造需要が、2030年頃に次のピークを迎えるとの予測は、これまでにも共通認識としてあった。  リーマン・ショック直後、2010〜12年の3年間に、世界では合計で約3続き

    2023年2月8日

    《連載》新造船需要の構造変化(上)、「年1億トン」の造工予測を読む、代替需要+荷動き増に脱炭素化需要が追加

     日本造船工業会が昨年末に公表した新造船の中長期需要予測は、従来の業界の想定を大きく上回る建造需要を示したものとして、話題を呼んだ。今後2050年にかけて、年1億総トン規模の巨大需続き

    2023年1月24日

    《特集》2023年の新造船市況予想(下)、新造船価は弱含みも下値は限定的

     新造船価は2021年から上昇に転じ、2022年も資機材価格の高騰や好調な海運市況により、過去10年来の高値圏内で推移した。ただ、2022年後半以降は中国の鋼材価格の下落や海運市況続き

    2023年1月23日

    《特集》2023年の新造船市況予想(上)、調整局面も平年並みか、日韓中で5578万トン

     新造船マーケットは2021〜22年にかけて発注が回復し、造船所の受注量は2年連続で平年を大幅に上回る水準となった。ただ、22年後半からは用船市況の下落、鋼材価格の高騰継続による船続き

    2022年12月8日

    新造船商況この1年/成約一覧(下)、コンテナ船の発注ブーム一巡、自動車船は中国造船所の受注増加

    2022年12月7日

    新造船商況この1年/成約一覧(中)、LNG船が過去最高の発注ブーム、27年船台タイト化、新規参入続々

    2022年12月6日

    《連載》金融・造船対談<中>、ケミカル船市場ならではの難しさ、台頭する中国造船の評価は未知数

    <対談参加者(社名五十音順> 福岡銀行 石山正基調査役 福岡造船 田中嘉一社長 <司会> 海事プレス編集委員 松井弘樹 ■保有難しいケミカル船  ― ビジネスモ続き

    2022年12月6日

    新造船商況この1年/成約一覧(上)、バルカーは中小型のハンディ中心、LNG燃料船発注は想定より鈍化

    2022年12月5日

    《連載》金融・造船対談<上>、福岡銀行・石山氏×福岡造船・田中社長、ケミカル船で生き残るモデルとは

     2000年代半ばに船舶融資市場に参入し伝統行に肩を並べるまで融資残高を拡大してきた福岡銀行と、造船所の統合による規模拡大や日本初のLNG燃料ケミカル船の建造といった先進的な挑戦に続き

    2022年10月5日

    《造船新トップの素顔》、向島ドック・久野智寛社長

     ― 異業種から造船業に入られたと聞いています。  「新卒で入社した自動車業界に20年近くいたのですが、広島県が県内の中小企業の活性化のために多彩な人材を誘致するプロジェクトを実続き

    2022年9月20日

    《連載》日本造船の新3極構造④、脱炭素需要が連携への決断迫る、アライアンス超えた広域協力必要に

     液化水素(LH2)運搬船や液化二酸化炭素(LCO2)運搬船、電気運搬船―。脱炭素時代に造船所にとって新しい船舶の需要が生まれようとしている。日本造船業は限られたリソースを有効活用続き

    2022年9月16日

    《連載》日本造船の新3極構造③、中堅と中小のポジション戦略、中韓との競合避け技術活用

     今治造船/ジャパンマリンユナイテッド(JMU)連合や、常石造船/三井E&S造船連合などのアライアンス群は、生産規模と技術力を融合して、マーケット船の領域での国際競争で勝ち残りを図続き

    2022年9月14日

    《連載》日本造船の新3極構造②、総合重工との連携が戦略を強化、高付加価値の名村、生産力の大島、多角化の常石

     三菱重工が今治造船、名村造船所、大島造船所とそれぞれ商船事業に関する包括提携で合意したのは2017年だった。まだ船舶部門が分社する前の頃で、当時は三菱重工を核にして日本造船業の新続き

    2022年9月13日

    《連載》日本造船の新3極構造①、今治・JMU、1年目の評価、受注で成果、トップアライアンスへの期待と注文無料

     日本造船業が、新しい産業構造に生まれ変わる。今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の最大手グループが昨年からスタートし、大島造船所と名村造船所はそれぞれ三菱重工グループと続き

    2022年6月28日

    《造船新トップの素顔》北日本造船 磯谷実社長

     ― 造船所に入社したきっかけは。  「もともと船と関連のない業種の企業で営業をしていて、営業先として北日本造船に出入りしていた時に声をかけて頂き、北日本造船に27歳の時に入社し続き

    2022年4月6日

    《造船新トップの素顔》川崎重工業 今村圭吾常務執行役員

     ― 川崎重工に入社したきっかけは。  「もともとプラント志望でした。砂漠のような場所に巨大なプラントを建設するのは夢がある仕事だなと思い重工系の会社を受けて、縁あって川重に入社続き

    2022年4月1日

    《造船新トップの素顔》住友重機械マリンエンジニアリング 宮島康一社長

     ― 造船所に入社した経緯は。  「もともと製造業に携わりたいという思いがあり、就職雑誌の造船所の欄にタンカーの写真が載っているのを見て、造船業が良いなと直感的に思いました。船造続き