造船、次の一手

    2025年3月27日

    明珍船協会長会見、USTRの中国船措置の影響懸念

     日本船主協会の明珍幸一会長(川崎汽船社長)は26日の定例記者会見で、米国通商代表部(USTR)による中国船社や中国建造船舶に対する入港税課徴案について、「米国の造船能力の引き上げ続き

    2025年3月21日

    BIMCO、中国船入港課徴案に懸念書簡、「米国経済全体に悪影響」

     ボルチック国際海運協議会(BIMCO)は17日、米国通商代表部(USTR)が2月に発表した中国関連船に対する入港料課徴案に対して、「提案された措置は米国の輸出入にかかる輸送コスト続き

    2025年3月6日

    記者座談会/造船この1カ月<上>、どう読む、米国の中国造船対策、安全保障のリアリズム復権に造船業は変わるか

    米国で、中国の海事産業をけん制する新制度が次々と提案されている。中国建造船への巨額の入港料、米国建造船の利用の義務付け、同盟国での米艦艇建造の解禁など、各案は、造船業の枠組みに影響続き

    2025年3月5日

    《連載》中国造船シェア6割時代⑤、死角は不況と労働力

     「中国が世界の船の供給の6割を握るということは、この国の政策や経済動向次第で船舶供給が大きく左右される。これはいわば、世界の海上貿易を人質に取られているような状況だ」(海事関係者続き

    2025年3月4日

    《連載》中国造船シェア6割時代④、中国船の評価、新興勢台頭でどうなる

     この20年、中国造船所の建造量が拡大するとともに、中国建造船に対する評価も改善してきた。  「技術力」に関しては、個別造船所というより、上海船舶設計研究院(SDARI)をはじめ続き

    2025年3月3日

    《連載》中国造船シェア6割時代③、中国が新造市場の標準に

     「中国建造船を見る機会が多いが、実際に船内を隅々まで見ると、最近の建造船であっても、あれ?と思うところはよくある。このレベルで『中国船の品質もそん色ない』等と評価されているのかと続き

    2025年2月28日

    《連載》中国造船シェア6割時代②、量を追えない韓日、面積増やす中国

     別表は2022年と24年の中国の主要造船所と日韓造船大手の新造船建造量の比較だ。22年は世界全体の竣工量が5000万総トンにまで落ち込み、リーマン・ショック後では最低水準だった。続き

    2025年2月27日

    《連載》中国造船シェア6割時代①、造船一強時代の再来、覇権進むか、「次の中国」見当たらず

    中国造船業の新造船建造の世界シェアが昨年初めて50%を超えた。現在の受注状況からすると、数年内に建造シェアは6割に届く可能性もある。かつて日本造船業が世界シェア50%超を最後に記録続き

    2025年2月26日

    米国、中国建造船に入港税課徴案、米籍船利用も義務化、実現不透明もリスク増

     米国通商代表部(USTR)は21日、中国造船業などの不公正貿易に対する対抗措置として、中国関連船に対し米国入港時に巨額の入港料を科すことを軸とした措置の案を発表した。今後パブリッ続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]中国造船リスクでも影響不透明、日韓建造志向高まっても船台不足

     米国が中国建造船に対して巨額の入港料を科す提案を示したことが、中国造船所での新造船建造の新たなリスクとなっている。もし確定すれば、船社によっては今後、新造商談で韓国と日本の造船所続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]コンテナ船、導入は非現実的との声も、中国船社は風評被害懸念

     米国通商代表部(USTR)は21日、中国建造船などに対して米国港湾入港時に最大150万ドルの入港料を課徴する提案を行った。3月下旬まで同提案に対する意見募集を行う。仮に同措置がこ続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]邦船ドライ船隊、中国建造船は一部、影響限定的

     米国による中国建造船への入港料導入案に対する、邦船各社のドライバルク船隊への影響は小さそうだ。邦船各社は日本建造船を主体に船隊整備を行っているほか、用船も日本建造船が主となってい続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]自動車船、中国建造船転配の可能性も、米国は最大の仕向地

     自動車船にとって米国は伝統的な最大の仕向地、中国は急成長する船腹供給地になり、両国間の貿易紛争を背景とする入港船制裁措置の事業運営とマーケットへの影響を自動車船関係者は注視してい続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]タンカー市場への影響は軽微か、VLCC、LNG船など中国建造船、増加傾向も

     米国通商代表部(USTR)が発表した中国関連船に対し米国入港時に巨額の入港料を科すなどの措置案が実現した場合、タンカー市場への大きな影響はなさそうと見る向きが多い。市場関係者は「続き

    2025年2月25日

    《連載》再考:新造船価<下>、高付加価値船は運賃動向に左右されず

    ■メガコンはLNG船と同額以上に  昨年1年間で最も新造船価の上昇幅が大きかったとみられるのが、1万TEU型以上のメガコンテナ船だ。1万~2万TEU超の各船型ともクラークソン続き

    2025年2月21日

    《連載》再考:新造船価<中>、日本建造のバルカーは上昇継続

    ■昨年の上昇幅が大きいバルカー  昨年の新造船価動向をみると、バルカーはケープサイズをはじめ船価の上昇幅が比較的大きい船種の1つとなっている。クラークソンの船価指標でもバルカ続き

    2025年2月20日

    《連載》再考:新造船価<上>、最高値圏のマーケットとコスト

     2021年に上昇に転じて以降、上昇トレンドが続く新造船価相場。ドルベースの船価指標では2000年代半ばの造船ブーム期のピーク水準になっているものや、一部の船種ではブーム期の価格を続き

    2025年2月19日

    《シリーズ》中国造船ファイル、新大洋造船、中型バルカーの高速建造が強み

     新造船市場で中国造船所が対等する中、特に日本の船主をはじめとした有力船主から受注実績を伸ばしている中国の民営造船所を中心に建造設備や実績などのデータ・動向を改めて整理する本シリー続き

    2025年1月28日

    《特集》2025年の新造船市況予想(下)、新造船価はコスト高で緩やかな上昇継続

     新造船価相場は、鋼材価格の上昇を受けて2021年に上昇に転じて以来、総じて右肩上がりでの上昇傾向が続いている。資機材価格や人件費の高騰や高止まり、環境規制対応に向けた追加コストと続き

    2025年1月27日

    《特集》2025年の新造船市況予想(上)、発注トレンド継続か、中国拡大注視

     新造船マーケットは2024年が記録的な発注ブームとなり、21年以降4年連続で平年を大幅に上回る新造発注が継続している。今年の新造船マーケットは24年と比べると調整局面の色合いが濃続き