海運・造船・産業界首脳

    2022年7月8日

    《連載》海運とインフレ⑥、川崎汽船 明珍幸一社長、年末に向けて荷動きへの影響注視

     川崎汽船の明珍幸一社長は世界的なインフレによる海上輸送需要への影響について、消費動向への影響といったマイナスの影響と遠距離化・分散化などによるプラスの影響の両面があるとしたうえで続き

    2022年7月6日

    《連載》海運とインフレ⑤、飯野海運 當舍裕己社長、船価高は継続、船腹調達手法を多様化

     ― この先の新造船価をどう見通しているか。  「新造船価は今後も下がらないだろう。造船所は技術の伝承や働き手の雇用継続などのため市況に関係なく船を造っていかなければいけない中で続き

    2022年7月4日

    《連載》海運とインフレ④、ENEOSオーシャン 廣瀬隆史社長、船価高も荷主理解で環境対応

     ― この先の新造船価をどう見通しているか。  「今後も上昇していくだろう。鋼材価格の上昇という原材料費の問題に加え、環境対応も影響してくる。次世代燃料船や、次世代燃料を輸送する続き

    2022年6月30日

    《連載》海運とインフレ③、NSユナイテッド海運・谷水一雄社長、“価値のミスマッチ”で体力勝負に

     ― 世界的なインフレ傾向の中で新造船価の見通しは。  「鉄は船舶の建造コストの大部分を占めるため、船価は鉄のコストの多くを占める資源エネルギー価格の影響を受ける。その資源エネル続き

    2022年6月28日

    《造船新トップの素顔》北日本造船 磯谷実社長

     ― 造船所に入社したきっかけは。  「もともと船と関連のない業種の企業で営業をしていて、営業先として北日本造船に出入りしていた時に声をかけて頂き、北日本造船に27歳の時に入社し続き

    2022年6月27日

    《連載》海運とインフレ②、商船三井・橋本剛社長、燃料転換、中長期視点で積極的に推進

     商船三井の橋本剛社長は資源エネルギー価格の高騰による海運業への影響を語る中で、「LNG燃料への転換を踏み込んで進めていきたいが、LNGの価格が足元で非常に高くなってしまっているこ続き

    2022年6月23日

    《連載》海運とインフレ①、日本郵船・長澤仁志社長、船価まだら模様、悩ましいバルカー投資

     日本郵船の長澤仁志社長は世界的なインフレによる新造船価への影響について、鋼材価格の上昇を背景に「船価は当分あまり下がる要素がないと思う」と述べる一方、各船種の船価がそれぞれの需給続き

    2022年4月6日

    《造船新トップの素顔》川崎重工業 今村圭吾常務執行役員

     ― 川崎重工に入社したきっかけは。  「もともとプラント志望でした。砂漠のような場所に巨大なプラントを建設するのは夢がある仕事だなと思い重工系の会社を受けて、縁あって川重に入社続き

    2022年4月1日

    《造船新トップの素顔》住友重機械マリンエンジニアリング 宮島康一社長

     ― 造船所に入社した経緯は。  「もともと製造業に携わりたいという思いがあり、就職雑誌の造船所の欄にタンカーの写真が載っているのを見て、造船業が良いなと直感的に思いました。船造続き

    2022年3月9日

    《連載》変化する造船所の顧客層<下>、中国造船の日本向け増も戦略変化

     日本の造船所にとってここ数年、台頭した中国造船所が新造船の受注の大きな障害となるケースが多くみられた。直近5年間は各国の造船所とも不況の長期化やLNG燃料船の建造などで自国向けの続き

    2022年3月8日

    《連載》変化する造船所の顧客層<上>、日本造船業、欧州向け減少鮮明に

     新造船市場では、この10年あまりの間に市況低迷に伴う発注低迷の長期化や巨大化する中国造船所の存在感の高まり、造船所の再編・淘汰など、昨年に発注が急回復するまで大きな構造変化があっ続き

    2022年3月7日

    《連載》造船キャパシティの現状<下>、人員半減、採用難が増産のネック、資機材供給制約、環境船の工数増も

     「設備があっても人がいないのでフル稼働できない」―。各国造船業での最大の課題が人手不足だ。過去10年、不況の中で造船所の破綻や撤退が相次ぎ、生き残った造船所も正社員の人員整理や協続き

    2022年2月24日

    《連載》造船キャパシティの現状<中>、停止中の工場、再稼働の余地

     新造船の建造能力を規定している1つは設備だ。2011年以降に造船所の破綻や撤退が相次いだことで、多くの設備が稼働を停止した状態になっている。本紙試算によると、2011年の世界の1続き

    2022年2月22日

    《連載》造船キャパシティの現状<上>、年6000万トン±10%が稼働中能力

     新造船の需要が昨年から急回復したが、この10年間の市況低迷に伴う造船所の再編淘汰で、造船の建造能力も大きく縮小した。今後2030年に向けて、10年前の大量建造期の船舶のリプレース続き

    2022年2月7日

    《連載》造船所の手持ち工事動向調査<下>、日本造船所、LNG燃料船の実績差は主力船種も一因

     新造船市場は昨年後半以降、様子見の傾向が続いているが、発注が期待されているのがLNG燃料船だ。各国の造船所のLNG燃料船の手持ち工事と竣工実績をみると、メガコンテナ船、ケープサイ続き

    2022年2月3日

    《連載》造船所の手持ち工事動向調査<中>、コンテナ船が工事確保の相乗効果に

     昨年の新造船の発注ブームで大型船を建造する各国の大手造船所は、線表確定を急速に進めた。象徴的な船種の1つがコンテナ船で、大型ヤードの受注残には数多くのコンテナ船が並んでいる。コン続き

    2022年2月1日

    《連載》造船所の手持ち工事動向<上>、24年船台をめぐる戦略分かれる、日本の複数社が24年船台完売も

     昨年の新造船の発注ブームで日本、韓国、中国の造船所は、総じて2~3年分の手持ち工事を確保した。現在の新造船マーケットで主戦場となっている2024年納期の船台をめぐって各社で戦略が続き

    2022年1月25日

    《特集》2022年の新造船市況予想(下)、船価はもう一段上昇か、用船料との乖離懸念も

     新造船価は2021年から上昇に転じて右肩上がりで推移しており、足元では過去10年来の高値となっている。ただ、資材高により造船所の建造コストには見合っておらず、造船所は提示船価を下続き

    2022年1月24日

    《特集》2022年の新造船市況予想(上)、需要継続も調整局面か、日韓中で5884万トン

     2021年の新造船マーケットは潮目が大きく変わり、海運市況の高騰などにより、コンテナ船やバルカーが発注ブームの様相となり、多くの造船所が2~3年程度の手持ち工事を確保した。日本の続き

    2022年1月21日

    《特集》2022年の海運市況予想⑨「近海船」、船腹需給タイトが継続

     近海船の用船市況は2021年に急騰し、1万3000~1万4000重量トン型の日本出し東南アジア向け往航スポット用船料は日建て1万6000~2万ドルに達した。特に中国などの海外船社続き