海運・造船・産業界首脳

    2021年3月24日

    《連載》今治造船×JMU③、受注活動開始、顧客と製品も拡大

     都内千代田区。晴海通りと日比谷通りが交わる交差点に立つ日比谷マリンビルの1階に、今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の共同営業設計会社、日本シップヤード(NSY)の本社続き

    2021年3月23日

    《連載》今治造船×JMU②、テーマは船価とスピード

     劣勢を強いられる日本造船業の最大の課題は、海外製との船価差と、開発スピードの差。今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の提携の主眼も、この克服にある。  製品群網羅や顧続き

    2021年3月22日

    《連載》今治造船×JMU①、国内建造モデルへの期待と責任

     今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の資本業務提携がスタートした。ファミリー系と総合重工系の筆頭的な造船所が、企業文化の違いを超えて手を組んだ。「国内の工場で、あらゆる続き

    2021年2月16日

    《造船 新トップの素顔》常石造船 奥村幸生 社長

     生まれも育ちも尾道。父は漁師で、自宅の目の前が造船所と、海と船に囲まれて育った。東京商船大学(現・東京海洋大学)の航海科に進学し、就職に際して、地元で船や海に関係のある仕事を求め続き

    2021年1月25日

    《特集》2021年の新造船市況予測(上)、低調も環境対応商談に期待、日韓中で4368万トン

     2020年の新造船マーケットは、コロナ禍の影響と、将来的な温室効果ガス(GHG)排出規制強化に伴う船の陳腐化リスクへの懸念が強まり、発注低迷が続いた。日本の造船所の経営・営業トッ続き

    2021年1月22日

    《特集》2021年の海運市況予想⑨「近海船」、日本出し鋼材荷動きの回復に注目

     邦船社の近海船部門(アジア域内を航行する1万重量トン前後の在来船・バルカー)は、日本出しアジア向けの往航で鋼材などを輸送し、その復航で合板やバイマス燃料のパームヤシ殻(PKS)や続き

    2021年1月20日

    《特集》2021年の海運市況予想⑦「ケミカル船」、「スウィング船」退出ならプラス

     2021年のケミカル船市況を占うカギはやはりコロナ禍からの復興状況だ。20年は「コロナ禍の状況下でも化学品・油脂の堅調な需要が証明された」(市場関係者)が、人の移動の再開などによ続き

    2021年1月19日

    《特集》2021年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、ジェット燃料減が重石、需要回復頼みに

     プロダクト船は過去10~20年でプレーヤー、船隊規模ともに大きく増えた船種であり、2020年はそこにコロナ禍の需要減退が直撃した。市場関係者による21年の市況予測は年間平均が損益続き

    2021年1月15日

    《特集》2021年の海運市況予想④「LNG船」、コロナ禍収束と米国出荷動向がカギに

     市場関係者による2021年のLNG船市況の予測は、MEGIやX-DFエンジンを搭載した最新鋭船の年間平均が「5万5000~6万5000ドル」となった。損益分岐点かそれを下回る水準続き

    2021年1月13日

    《特集》2021年の海運市況予想②「中小型バルカー」、前年比改善、解撤加速に期待

     2021年の中小型バルカー市況は、パナマックス/ハンディマックス/ハンディサイズのいずれも20年比で改善すると予想されている。輸送需要は引き続き穀物やマイナーバルクに下支えされ、続き

    2021年1月12日

    《特集》2021年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想は1万ドル台後半

     2020年のケープサイズ・バルカー主要5航路平均用船料の年間平均は約1万3000ドルとなり、4年ぶりに前年比で下落した。新型コロナウイルス感染拡大などの影響で年前半に大きく低迷し続き

    2020年12月7日

    常石造船、新役員体制

    (2021年1月1日、TZS=常石集団<舟山>造船有限公司、THI=ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ<セブ>の略) ▼取締役会長<経営全般>河野健二=昇任 ▼取締続き

    2020年11月17日

    《連載》新造船発注残分析④、タンカー新造市場、韓国など上位数社に受注残が集中、中国民営も躍進

     バルカーに次いで建造ヤードの多いタンカーだが、受注残の状況からここ数年の発注動向をみると、一部の建造ヤードに発注が集中する傾向がある。韓国造船大手を中心に従来からタンカーを主力と続き

    2020年11月13日

    《連載》新造船発注残分析③、ハンディは日本と中国民営主体、バルカー受注残、ケープは中国が7割

     バルカーは日本と中国造船所が主力製品とする船種だが、船型によって傾向が異なっている。ベッセルズ・バリューによると、バルカーの新造船発注残のうち、ケープサイズは中国建造船が7割以上続き

    2020年11月11日

    《連載》新造船発注残分析②、LNG焚き、中型タンカーで増加顕著、バルカーなど大半は対応固まらず

     ゼロ・エミッションまでの当面の環境規制対応策として有望視されているのがLNG二元燃料推進で、全体に占める隻数はまだ少ないものの、徐々に採用も増えてきている。ベッセルズ・バリューの続き

    2020年10月15日

    《連載》商社に聞く新造船市場<下>、年内の発注はバルカーが軸、VLCCやLPG船など代替案件も注目

     年内の新造船市場では友好顧客向けの新造商談が中心となる見通しだが、年末に向けてどのような船種・船型の発注が見込まれるのか。総合商社6社に実施したアンケートでは、バルカーが軸になる続き

    2020年10月14日

    《連載》NSユナイテッド海運発足10周年⑤【安全運航・環境保全】、海技部門の本体統合で効果、新組織でGHG削減と先進技術活用推進

     NSユナイテッド海運は発足当時、グループの海上技術部門を船舶管理子会社NSユナイテッドマリンに一元化していたが、2014年にその機能を本体に統合した。海上技術に関わる機能が本体へ続き

    2020年10月14日

    《連載》商社に聞く新造船市場<中>、年内は友好顧客向け期近納期中心、回復は来年の旧正月明けが焦点か

     新造船マーケットで焦点となるのが発注回復の時期だ。総合商社6社に実施したアンケートでは、今年後半の見通しとして「造船所は友好顧客向けに最低限の受注を確保していく」展開で半数以上が続き

    2020年10月13日

    《連載》商社に聞く新造船市場<上>、環境規制とコロナで未曾有の低迷

     「当面はリピーター向けを中心に少しずつ船台を埋めていく展開。徐々に動き出すものの、本格的な回復は来年以降ではないか」―。低迷が続く新造船マーケットについて、総合商社の船舶部の営業続き

    2020年10月12日

    《連載》NSユナイテッド海運発足10周年④【資源エネルギー輸送】、中型バルカー、日本ベースに海外強化、VLGCで安定収益、ガス焚き船への展開も視野

     NSユナイテッド海運は2019年6月に石炭グループと油送船グループを統合し、「資源エネルギーグループ」を発足した。同グループは8~9万重量トン台のポストパナックス/パナマックス・続き