海運・造船・産業界首脳

    2020年6月30日

    中小型造工・越智新会長、「造船所間の協業・連携必須」、共同設計・購買で

     日本中小型造船工業会の新会長に就任した旭洋造船の越智勝彦社長(写真右)は29日の総会後に記者会見し、今後の事業方針や抱負などを説明した。造船所の手持ち工事不足と人材不足の「2つの続き

    2020年6月26日

    《造船 新トップの素顔》三菱造船・北村徹社長

     ― 造船業を志望した理由は。  「縁あって、この業界に入りました。出身が山口県下松市で、地元には笠戸船渠(現新笠戸ドック)もあり、造船は身近でした。広島大学では三菱重工下関出身続き

    2020年6月18日

    造船工業会斎藤会長、「企業連携や調達網効率化が必須」

     日本造船工業会の斎藤保会長は17日に定例会見を開き、日本造船業の戦略として、企業間連携や舶用メーカーを含めたサプライチェーン効率化などが必須との考えを示した。造船所の統合再編は個続き

    2020年6月12日

    現代・大宇統合の欧州審査、焦点はガス船に

     韓国紙によると、現代重工業と大宇造船海洋の統合に関する企業結合審査を進めている欧州委員会がこのほど現代重工に審査の中間報告を行い、タンカーと海洋プラント、コンテナ船では統合による続き

    2020年6月5日

    欧州、現代・大宇統合審査で9月までに結論

     欧州委員会は3日、韓国の現代重工業グループによる大宇造船海洋の買収に関する企業結合審査の期限を9月3日に設定すると明らかにした。従来はは7月9日までに結論を出す予定だったが新型コ続き

    2020年6月1日

    国交省・大坪海事局長、大型M&Aや新造商談に公的資金、造船政府支援は「投資の形で」

     造船業に対する公的支援が近年大きなテーマとなっている中、国土交通省が主催した「海事産業将来像検討会」の最終報告書では、造船業のM&Aや輸出促進のために政府系金融機関の活用が掲げら続き

    2020年5月22日

    国交省、企業連携促進、勝てる分野に重点、造船・舶用の政策方向性まとめる

     国土交通省は21日、昨年から開催した「海事産業将来像検討会」の最終報告書をまとめて、発表した。韓国・中国の造船所や欧州の舶用メーカーがM&Aにより巨大化・垂直統合化を進めるのに対続き

    2020年4月7日

    欧州の審査が停止、造船統合スケジュールに影響

     海外紙によると欧州連合(EU)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で企業結合審査を一時中止するもよう。これにより、審査中の韓国造船大手2社統合や欧州造船2社の統合スケジュールにも影続き

    2020年4月2日

    《造船 新トップの素顔》川崎重工業、河野一郎船舶海洋カンパニープレジデント(常務執行役員)

     ― 造船を志望された経緯は。  「学生時代はヨットのクラブ活動に夢中で、就職のことはほとんど考えていませんでした。機械学科出身で大きなものを造りたいと思っていたので、第一希望が続き

    2020年3月31日

    「日本シップヤード」への業界の視点、今治造船/JMUの強さ生きるか

     今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)が営業・設計の合弁会社「日本シップヤード」を設立することで合意した。国内海事産業の関係者の注目点は、それぞれが持っていた強みを合弁会続き

    2020年3月30日

    今治造船とJMU、提携正式合意、ガス船以外の全商船の営業・設計を合弁化

     今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)は27日、資本業務提携の正式契約を結んだと発表した。今治造船がJMUに30%出資するほか、10月1日をめどに営業・設計の合弁会社「日続き

    2020年3月30日

    今治・JMU連合、シェア10%強、世界3位に

     今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の連合で、新造船の世界シェアは10%程度(総トン基準)で3位となる見通しだ。特にバルカーではトッププレーヤーになる。  本紙調べに続き

    2020年3月30日

    今治/JMU、「共同受注もルール明確化」」

     今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の営業・設計の合弁化で注目を集めていたのが共同受注の考え方だ。厳しい時代だけに、どちらの工場に仕事を振り分けるかなど調整が難しいが、続き

    2020年3月24日

    現代重工と大宇造船の統合審査で詳細調査、日本の公取委も2次審査へ

     日本の公正取引委員会は韓国の現代重工グループと大宇造船海洋の企業結合審査で、より詳細な審査が必要と判断して1次審査での承認を見送り2次審査に入った。19日、発表した。現代重工側に続き

    2020年3月18日

    現代の大宇買収の合意から1年、合併審査になお時間

     韓国の現代重工業が大宇造船海洋の買収で韓国産業銀行と本契約を交わしてから、今月で1年が経過した。想定よりも各国の競争当局による企業結合審査に時間がかかっており、当初見込んでいた今続き

    2020年3月13日

    記者座談会/造船この1カ月<上>、舞鶴・香焼・千葉…撤退相次ぐ、韓国・中国との時間差で日本も造船不況

     三菱重工の長崎造船所香焼工場の売却交渉、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の舞鶴事業所での商船建造終了に続き、三井E&S造船が千葉工場の造船事業終了を発表した。総合重工系の造船続き

    2020年3月3日

    現代・大宇の統合審査、日本の公取も開始

     関係筋によると、日本の公正取引委員会も韓国の現代重工と大宇造船海洋の合併計画の届出を受理し、企業結合審査を開始した。既に世界5カ国・地域の競争当局に審査を申請している。  日本続き

    2020年3月2日

    《連載》川崎重工2020⑤、「日本でも売上1000億円維持できる」、餅田義典プレジデントに聞く

     川崎重工業の餅田義典船舶海洋カンパニープレジデントは、2016年に船舶部門のトップに就任して以来、造船事業の構造改革を率いた。商船事業の中国との一体運営を深化させるとともに、国内続き

    2020年2月28日

    三井E&S造船、千葉の造船事業終了、玉野に集約、希望退職も

     三井E&Sホールディングスは27日、千葉工場での造船事業を来年3月末で終了することを決めたと発表した。国内の造船事業は玉野艦船工場に集約する。千葉は鉄構などに事業を縮小する。20続き

    2020年2月28日

    《連載》川崎重工2020④、AUVでサブシー市場に挑む

     川崎重工では、潜水艦艇の技術を生かした自律型無人潜水機(AUV)の開発プロジェクトが進行中だ。参入障壁の高い欧米の海洋開発マーケットに挑戦しようとしている。 ■海底パイプラ続き