2022年7月6日海運とインフレ

《連載》海運とインフレ⑤
船価高は継続、船腹調達手法を多様化
飯野海運 當舍裕己社長

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 ― この先の新造船価をどう見通しているか。  「新造船価は今後も下がらないだろう。造船所は技術の伝承や働き手の雇用継続などのため市況に関係なく船を造っていかなければいけない中で、鋼材から舶用機器、半導体まで価格は上昇している。その中でわれわれは高船価をまかなう収入を得られるか先を読み、投資の決断をするわけだが、船価の上昇スピードに運賃がなかなか追いついていないのが課題だ」  ― そう...

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