2024年3月4日無料公開記事内航NEXT

短期乗船や固定配乗など事例紹介
コーウンマリン、内航向け会議で講演

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山下取締役が講演

 コーウン・マリンはこのほど、海技教育財団が2月27日に開いた内航船員教育関係者連絡会議で、同社の山下良一取締役人事部長が「船員を対象とした人的資本経営」をテーマに講演したと発表した。
 講演では、船員をコストとして考えず、貴重な経営資源であると位置付ける同社の取り組みを紹介。具体的には、23日乗船・7〜8日休暇の乗船サイクルやBCPを意識した予備員確保、船への愛着や帰属意識の醸成を目的とした固定配乗といった内容を挙げた。
 加えて、船員のニーズに合った待遇改善、法定外健診などを活用した心身の健康管理、社員寮などの福利厚生の充実化、乗船後のトラブル防止を目的とした新人教育、奨学金代理返済制度についても語った。
 コーウン・マリンは2022年度と23年度に船員安全・労働環境取組特別賞を受賞。水産系高校生を対象とした船内見学会も開催している。

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