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内航ミライ研究会から新会社発足
SIM-SHIP社、先進船舶を開発・販売

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 内航ミライ研究会から新会社が1日発足した。社名は「株式会社SIM-SHIP」で、同日に発表された。内航ミライ研究会の先端技術と研究成果を基盤に、省エネ・省CO2・省人化を実現する船舶の開発・販売、コンサルティングサービスを提供する。

 新会社の役員は、代表取締役が浦山秀大氏(雄和海運・上天草)、専務取締役が曽我部公太氏(SKウインチ・今治)、常務取締役が安井和弥氏(和幸船舶・神戸)、取締役が畝河内毅氏(イコーズ・山口)、垰野治次氏(たをの海運・広島)、渡辺慶太氏(三洋汽船・徳島)、渡邉和寛氏(エヴァライン・呉)、鍋島喜一氏(國喜商船・高知)、上田和広氏(新宝海運・松山)、大西祥太郎氏(大西海運・松山)、野間裕人氏(えびす商会・今治)が就任。役員の所属会社が株主に名を連ねている。
 内航ミライ研究会は2020年10月に一般社団法人として発足した。現在は船主や舶用メーカー、IT企業、設計会社などを中心に個人会員を含め67者が参加。オブザーバーとして海上技術安全研究所や、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、日本海事協会、マリンドウズ、ARAVが参画する。内航海運業界が抱える船員高齢化や船員不足、労働環境の改善、温室効果ガス(GHG)削減などの諸問題を解決するため、技術開発の協力体制を構築。離着桟部会、船員労務部会、IoT部会、AI部会の4部会に分かれて活動している。
 23年5月には同会が開発・建造を進めてきたコンセプトシップ「SIM-SHIP」の第一号「SIM-SHIP1(現SIM-SHIP1 mk1)」(499総トン型貨物船)を今治海事展「バリシップ2023」で公開。高効率プロペラや省エネ付加物、高機能スラスタのほかコンテナ型バッテリーなども備えて省エネを実現した。また、24年1月にコンテナを積載できる499総トン型貨物船「SIM-SHIP1 mk2」の建造を発表。高度空気潤滑システム(ALS)を採用することで、ブロワーから供給される空気を船底から吹き出して船体表面に気泡流を形成し、船体と海水間の摩擦抵抗を低減して推進馬力を削減する。各喫水平均で約8.0%の省エネを実現する予定だ。
 新会社の概要は次のとおり。
▼名称=株式会社SIM-SHIP
▼所在地=東京都港区浜松町2-1-15-2F
▼資本金=1850万円

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