浮体式洋上風力でDNVと協力覚書
FLOWRA、ノルウェー政府機関とは協業検討

　浮体式洋上風力発電技術研究組合（FLOWRA）とノルウェー船級協会（DNV）は3日、浮体式洋上風力発電分野の技術開発協力に関する覚書を締結したと発表した。また、FLOWRAは同日にノルウェーの政府機関イノベーション・ノルウェーと技術開発協業を検討するための覚書を締結したことも明らかにした。
　FLOWRAの寺崎正勝理事長は発表でDNVとの覚書について、「DNV の卓越した技術評価やリスクマネジメントとFLOWRAの取り組みが融合することで、浮体式洋上風力システム全体の最適化と技術基盤の確立を推進し、開発リスクとコストの低減に繋がることを期待している」とコメントした。イノベーション・ノルウェーとの覚書については「今後、双方の知見や情報、技術力の連携を深めていくことで、浮体式洋上風力発電の基本技術の開発、検証・評価手法の確立などを加速し、浮体式洋上風力発電市場の拡大に貢献できることを強く期待している」とした。