1. ニュース

2026年4月27日無料公開記事SEAJAPAN2026

【Sea Japan 2026】
燃料供給装置や船型開発システム紹介
三菱造船、上田社長「エンジニアリング認知度向上へ」

  • X
  • facebook
  • LINE
  • LinkedIn

 三菱造船は23日、「Sea Japan 2026」に出展し、フェリーや特殊船といった自社の建造船とともに、燃料供給装置や船型開発システム紹介などのエンジニアリング事業を紹介した。展示会場内のブースで取材に応じた上田伸社長は「業界の中での当社の役割として自社での建造船事業とエンジニアリング事業の柱があり、エンジニアリング事業は認知度は一般にも広くアピールしていきたい」と話した。
 同社のエンジニアリング事業では、二元燃料船をはじめとした造船エンジニアリング事業、LNG燃料供給装置(FGSS)やアンモニア燃料供給システム「MAmmoSS」、液化二酸化炭素(LCO2)ハンドリングシステムなどのほか、同社の過去100年以上にわたる水槽試験データを活用した船型開発支援システム性能・船型ツール「MiPoLin」、タブレット型運航支援システム「ナビン」、船舶3Dシステム「MATES」、船上CO2回収システム(OCCS)などを手掛けており、展示ブースでも紹介。フィンランドのエロマティック社と世界市場でのエンジニアリングサービスに向けた協業検討も進めている。「三菱重工の経営方針として『全体最適』と『領域拡大』のほか、『ニーズを先読みする』という目標がある。当社は比較的エンジニアが多く、三菱重工グループの中で環境や自動化・AIなど最新の情報や技術に近い優位性もある。今後何が必要になり、求められるかを読みながら準備をして、必要な時に業界の広げていく役割も当社のエンジニアリング事業では担っていると考えており、そうした役割でも日本の造船業に貢献してきたい」(上田社長)。
 同社の会社紹介や「MiPoLin」の紹介動画もSEA JAPANに合わせて最新版に刷新した。また、2021年から東京藝術大学と「船を魅せる」をテーマに、船舶の魅力向上を目指したデザイン創発とUXデザインの共同研究を行っており、三菱造船で実際に建造された船をモチーフに、船の認知度向上と親しみやすさを目指して制作されたゆるキャラ「ぞうせんざうるす」も展示。造船業の認知度向上に向けた取り組みも進めている。

関連記事

  • 海事プレスアプリ
  • ブランディング