海運・造船・産業界首脳

    2025年1月22日

    《造船新トップの素顔》三井E&S造船 柴田憲一社長

     ― 造船業を志望した理由は。  「地元の大阪大学に進学を決めて、いろいろな学科を見ている中で、船舶海洋工学が面白そうだなと思ったのが始まりです。資料の中にあった波浪発電や潮流発続き

    2025年1月21日

    《特集》2025年の海運市況予想⑥「プロダクト船」、新造船供給増も、堅調見通し

     2024年のプロダクト船市況は各主要船型ともに変動はあったものの、おおむね損益分岐点を超えて推移した。市場関係者は25年の市況も損益分岐点を上回る堅調が続くと見通す。中国やインド続き

    2025年1月20日

    《特集》2025年の海運市況予想⑤「VLGC」、米国・中東の輸出量増加に期待

     2024年の大型LPG船(VLGC)の中東―日本航路の市況は、前半は堅調に推移したものの、後半からは市況水準の低下が目立った。25年は堅調な市況を見通す声が多い。市場関係者は中東続き

    2025年1月20日

    米国通商部が調査報告、中国造船業の不公正貿易を認定、対抗措置は今後検討

     米国通商代表部(USTR)は16日、中国の海運・造船・物流業に対する政府補助金などに関する調査結果を発表、中国の造船市場支配などが不公正な貿易慣行にあたるとし、米国通商法301条続き

    2025年1月17日

    《特集》2025年の海運市況予想④「LNG船」、低調予想中心、新造船流入が重しに

     LNG船のスポット市況は2024年後半から大きく落ち込んだ。欧州ではLNG在庫が積み上がり、世界的にLNGは余剰に。地域間の価格差も生じず、アービトラージ(価格差を活用した裁定取続き

    2025年1月16日

    《特集》2025年の海運市況予想③「VLCC」、中国・米国の動向に注目

    2024年の中東―極東航路のVLCCスポット運賃市況は、上半期は堅調に推移したものの、下半期は上値が重い推移が目立ち、特に年末にかけては低迷を極めた。25年は堅調を見通す向きが多い続き

    2025年1月15日

    《特集》2025年の海運市況予想②「中小型バルカー」、各船型、年間平均予想は1万ドル以上

     2024年の中小型バルカー(パナマックス/ハンディマックス(スープラマックス)/ハンディサイズ)用船市況は、下期パナマックス市況が軟化するなどしたものの、穀物やマイナーバルクが堅続き

    2025年1月14日

    《特集》2025年の海運市況予想①「ケープサイズ」、年間平均予想は2万~2.6万ドル

    ケープサイズ・バルカー主要航路平均用船料の2024年の年間平均値は前年比6203ドル高い日建て2万2593ドルだった。3年ぶりに年間平均で2万ドルを超えた。中国の堅調な需要と小さい続き

    2024年11月26日

    <造船DX>アヴィバ、設計と運航のデータ連携が必須に、「デジタル・ハンドオーバー」実現へ

     設計システム大手の英アヴィバ(AVEVA)は、船舶の設計と実運航の間のデータ連携の重要性を指摘する。新燃料船など高度化する船舶では設計・建造・運航の相互のデータ活用が重要になると続き

    2024年11月26日

    <造船DX>常石造船、顔認証勤怠管理を国内外に導入、東ティモールなど9拠点に

     常石造船は25日、顔認証技術のスタートアップDXYZ(ディクシーズ、東京・新宿)が手掛ける顔認証プラットフォーム「FreeiD」と自社システムを連携した「顔認証勤怠管理システム」続き

    2024年11月26日

    <造船DX>HD現代、設計・生産のデータ一元管理へ、28年までにプラットフォーム構築

     韓国造船大手のHD現代グループは、設計・生産データ統合プラットフォーム構築に着手した。設計から生産まですべてのデータを1つのプラットフォーム上で管理し、プロセス間のデータ分断によ続き

    2024年11月22日

    <造船DX>アヴィバ会議、今治と名村が設計3D化効果を報告、韓国造船大手は工場「見える化」

     船舶用設計システムなどを手掛ける英アヴィバ社は21日、都内でユーザー会議を開催した。今治造船と名村造船所が設計3次元(3D)化への取り組みを紹介し、設計工数の削減などの3D化効果続き

    2024年10月24日

    《連載》日中韓、変わる造船競争力(下)、技術対応力、連携がカギ、リソースの効率活用は必須

     新造船受注が急増した造船業界。受注残が3~5年先まで積み上がる中、いま設計の現場は、受注済みの大量の新造船の設計作業と、これから売り出す次期船型の開発・引き合い対応、そして、将来続き

    2024年10月23日

    《連載》日中韓、変わる造船競争力(中)、調達力の差が競争力に直結、インフレでコスト構造も変化

     造船不況以降、日中韓造船所のコスト競争力はどう変わったか。  市況がボトムだった2017~19年頃、中国造船所と日本造船所の提示する船価には、最大で2割の差があった。ただ「必ず続き

    2024年10月22日

    《連載》日中韓、変わる造船競争力(上)、中国だけ増産、広がる建造能力差、好況期で問われる「復原力」

     長引いた造船不況が明け、造船業の勢力図は一変した。中国・韓国・日本の3国が世界の新造船需要を三分する時代から大きく転換し、いまや中国造船業が世界の新造船の過半を握る一強状態になっ続き

    2024年10月9日

    <造船DX>サムスン重工、製造現場に3D図面を全面適用、紙図面を廃止

     韓国のサムスン重工業は10月から、巨済工場の船舶建造現場で紙の図面を廃止して3Dのデジタル図面を全面適用したと発表した。造船業では製造現場で紙図面の代わりにタブレット端末上で3D続き

    2024年10月1日

    《連載》海運業とシンガポール2024④、KLPL、ドライバルク機能、さらなる強化視野に

     川崎汽船のシンガポール現地法人“K” Line Pte Ltd(KLPL)が中小型バルカー事業で担う役割が今後も広がっていきそうだ。川崎汽船は中期経営計画に基づき、ドライバルク事続き

    2024年9月30日

    《連載》海運業とシンガポール2024③、商船三井、LNG船の保有・運航受託20隻、シンガポールの活用進む

     商船三井はLNG船事業の拠点としてもシンガポールの活用を進める。シンガポール法人MOLアジア・オセアニア(MOLAO)が東京本社からLNG船の運航を受託しているほか、エネルギー輸続き

    2024年9月27日

    《シリーズ》中国造船ファイル、南通象嶼海洋装備、64型バルカーとケミカル船に強み

    新造船市場で昨年以降に台頭してきた中国の中堅造船所。世界的に船台需給が逼迫する中、中型バルカーを中心に期近な納期を提示することで受注を急拡大し、市場内で台風の目のような存在にもなっ続き

    2024年9月27日

    《連載》海運業とシンガポール2024②、NYKバルクシップアジア、エネルギー船・新燃料船事業を拡大

     日本郵船グループのシンガポール法人NYKバルクシップアジア(NBAsia)はエネルギー分野で新規の事業機会を探る。大隈正紀マネージングダイレクターは「エネルギー船、次世代燃料船で続き