1. コラム

2023年5月9日

【青灯】LNG船への拡大意欲とジレンマ

◆このところニュースメーカーとなっているのがLNG船の分野。コロナ前の一時期は「環境に優しいとはいえ化石燃料」として欧州サイドから逆風が吹きつつあったLNGだったが、脱炭素に向けた続き

2023年5月8日

【青灯】造船業の情報発信の「目的地」

◆職業柄、取材を担当する造船所のニュース発表を見落とさないようにホームページをマメにチェックしているが、ここ数年は内航船主力の造船所など建造規模の小さい造船所でもホームページの刷新続き

2023年5月1日

【青灯】舞台は横浜、客船の競演

◆ゴールデンウィークは港が客船で華やぐ季節だ。長期休みの取りにくい日本人でもクルーズ旅行に出かけやすいため、外国客船もゴールデンウィークをめがけて日本に集まってくる。コロナ禍を経て続き

2023年4月28日

【青灯】バリシップ船主座談会

◆日本の船主ビジネスは、リーマン・ショック前の海運ブーム期、その後の大不況、コロナ禍を経て文字通り大きな変貌を遂げた。世界を相手に戦う船主が格段に増えた。独自路線が増え、ビジネスモ続き

2023年4月27日

【青灯】GWの足音

◆ゴールデンウイーク(GW)が目前に迫っている。旅行好きの友人たちとの呑み会での話題はここ数カ月、もっぱら「GW何する?」だった。大型連休ゆえに、宿も交通手段もとんでもなく高い。長続き

2023年4月26日

【青灯】はたらけどはたらけど

◆4月13日は、明治の歌人・石川啄木の命日「啄木忌」だった。啄木は26歳で夭逝する直前まで、東京朝日新聞に勤めていたことで知られている。それ以前の漂泊時代にも、北海道の函館や釧路の続き

2023年4月25日

【青灯】エクスポージャー再評価の動き

◆邦船社のドライバルク部門は海運市況変動の影響を受けるエクスポージャーの縮小に過去10年以上取り組んできた。単純化すると、エクスポージャーは輸送契約と船腹の調達期間のミスマッチによ続き

2023年4月24日

【青灯】貿易は海上輸送が9割

◆少し前に「9割本」が話題になった。「人は〇〇が9割」といった題名の本は今でも書店に数多く並ぶ。最も大事なものは何かを端的に示す、インパクトのあるタイトルに思わず目が惹かれる。とこ続き

2023年4月21日

【青灯】広い視野で捉えること

◆3月中、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を満喫した記者。父の出身国を推していたが、優勝候補だったにも関わらず、“死の組”に沈んでしまった。一瞬落ち込んだが、気を取り直続き

2023年4月20日

【青灯】海上交通の要衝

◆チョークポイントという言葉がある。海運においては海上交通の要衝を指す。世界ではマラッカ海峡やジブラルタル海峡、パナマ運河のほか数年前メガコンテナ船の座礁で話題となったスエズ運河な続き

2023年4月19日

【青灯】環境対応のお値段

◆純粋な気持ちで環境問題について考えていたのは、もしかしたら小学生のころだったかもしれない。社会科の授業で環境問題について習った日の放課後は、家に帰るなり各部屋のエアコンを消し回っ続き

2023年4月18日

【青灯】マリンタクトが奏でる大阪湾の海上交通

◆第五管区海上保安本部(本部=神戸市)は3月、大阪湾海上交通センターの新庁舎の開所式を開催した。同センターは1993年、淡路島北端に設置されて業務を開始した。大阪湾と瀬戸内海を結ぶ続き

2023年4月17日

【青灯】飛行船に再注目

◆スペインのバレンシア港で、飛行船を活用して港湾施設や水路を監視する取り組みが進んでいるという。海外メディアが報じた。同国のスタートアップ企業の協力を得て、港湾周辺の監視を強化する続き

2023年4月14日

【青灯】原点とコンテナ船への意識

◆新年度など節目の時には「原点」に立ち戻ろうという意識が働く。入社式を取材していると、自分が記者の仕事を選んだきっかけは何だったか、記者として何を実現していきたいか、など当時考えて続き

2023年4月13日

【青灯】求められる改正船員法への対応

◆昨年4月に改正船員法(船員の労働時間管理強化など)が施行されてちょうど1年が経った。内航海運業界の最大の課題である船員の確保育成の解決に向けた「船員の働き方改革」関連法の一環であ続き

2023年4月12日

【青灯】再開の喜びとツケの清算

◆コロナ禍からの正常化。それに向けて着実に進んでいるようだ。先日、ある船舶管理会社の幹部の方から、管理船を順次訪船しているという話を聞いた。陸上側と本船をつなぐタラップをのぼってい続き

2023年4月11日

【青灯】新造商談“春の陣”

◆新造船市場では、1年の中で商談の季節的なヤマ場を表わす新造商談“春の陣”・“秋の陣”という言葉が以前から使われてきた。言葉の経緯はわからないが、NHKの大河ドラマ『どうする家康』続き

2023年4月10日

【青灯】ラグジュアリーな新顔

◆この春から外国客船が3年ぶりに日本寄港を再開したりと明るい話題が増えてきたクルーズ業界だが、いまだ興奮冷めやらぬトピックといえば、やはり商船三井が3月に明かした中古客船の購入だ。続き

2023年4月7日

【青灯】船価高と船台不足

◆「安値買いしかしない有名な海外船主がこのタイミングで新造発注し、ちょっとした話題になっている」(商社関係者)。船主の投資戦略はさまざまで、船価の高低に関係なく定時定量発注する船主続き

2023年4月6日

【青灯】4年ぶりの戦へ

◆3月初旬の朝、東京駅から満員の上越新幹線に飛び乗り、4年ぶりとなる大戦に参陣した。これから日本酒の超大型試飲会「にいがた酒の陣」に参加する—自分がこのイベントの存在を知ったときは続き